国産チェーン(5、6段時代)では、皆さんに、結構コメントいただきましたので、
調子に乗って?国産チェーンの話を続けちゃいます(笑)
調子に乗って?国産チェーンの話を続けちゃいます(笑)
ただし、サンプルの手持ちがなかった物あり一部カタログから画像をスキャンしています。
まずは報国のピスト用ですがパッケージが面白かったので、ここで取上げさせてもらいます。
(昔は現在のピスト用と同じ幅の変速用チェーンもありました)
これは、かなり古い時代の物だと思います。
「世界をつなぐ報国チェン」のコピーが泣かせます。
少しステッカーで隠れてしまっていますが「特製レーサー専用」の文字も見えます。
左の「最高級」の文字の下には「大臣賞 受領」と書かれています。
少しステッカーで隠れてしまっていますが「特製レーサー専用」の文字も見えます。
左の「最高級」の文字の下には「大臣賞 受領」と書かれています。
箱のふち、全周にわたってチェーンのイラストが入っていて、
また、小さくレーサーのイラストが入っているのも地味なものが多いチェーンの
箱には珍しいと思います。
また、小さくレーサーのイラストが入っているのも地味なものが多いチェーンの
箱には珍しいと思います。
これも結構、古そう(70年代前半?)なサンプルです。
D.I.Dスポーツはスポーツ車用の、ごく普通のグレードのモデルだったと思います。
これはゴールド仕上げですが、一般的なブラックなど、いくつかの種類があったと思います。
これはゴールド仕上げですが、一般的なブラックなど、いくつかの種類があったと思います。
また大同には「55」、「SUPARKLES」(スパークレス)、または(ラストレス)というモデルも
あったようですが「スポーツ」の種類のひとつなのか違うグレードなのか、良く判りません。
箱の種類も、かなりたくさん有りました。
そういえばラストレスはニッケルメッキ仕様という説もあります。
どなたか、ご存知ありませんか?
あったようですが「スポーツ」の種類のひとつなのか違うグレードなのか、良く判りません。
箱の種類も、かなりたくさん有りました。
そういえばラストレスはニッケルメッキ仕様という説もあります。
どなたか、ご存知ありませんか?
箱すらなくビニールに直接印刷されています。
ホームセンターなどにも売られているのも、このタイプですかね。
そういえば、けったさんが愛用していたと言う「ラナー」は大同の製品ですね。
残念ながらサンプルがありませんでしたが。
ラナーは今回、最後に取上げるシマノUGと同じコンセプト思われるモデルで
アウタープレートにふくらみを持たせチェンジ速度を改善しようというモデルでした。
残念ながらサンプルがありませんでしたが。
ラナーは今回、最後に取上げるシマノUGと同じコンセプト思われるモデルで
アウタープレートにふくらみを持たせチェンジ速度を改善しようというモデルでした。
プレートにK.E.Cの刻印があります。
江沼は(株)江沼チェン製作所というのが正式名称ですから、その略ですね。
「ゴールデングランド」は当時(1975年頃)世界で最も軽いと宣伝していました。
(116リンクで340g)
また、世界で初めてピンに耐磨耗特殊表面処理を施したとも宣伝文にありました。
「ゴールデングランド」の形式名は「KEC410S」で色によって下記の記号で呼ばれていたようです。
G-G ゴールド
S-G シルバー
B-G ブルー
と言うことは画像のサンプルはブルーカラーの(KEC-410S B-G)ですかね。S-G シルバー
B-G ブルー
箱には小さく(KEC410SGG)の文字が印刷されているのですが(笑)
江沼で、面白いのは自転車用チェーンの広告に「1/2×3/16」のサイズがあることです。
「1/2×1/8」のピスト用より幅の広いチェーンなんて自転車用にあったんでしょうか?
「1/2×1/8」のピスト用より幅の広いチェーンなんて自転車用にあったんでしょうか?
1979年のカタログから。
チェーンは中央列の下側に少しだけ。
ニューウイナーフリーも乗っています。
ニューウイナーフリーは一種類のボディで5、6、7段が組めました。
(6段には更にレギュラー6段とウルトラ6段があった)
ただ、その替歯とスペーサーの種類は複雑怪奇?で簡単には把握できません。
例えば同じ16Tでも下記のような種類がありました(笑)
ニューウイナーフリーは一種類のボディで5、6、7段が組めました。
(6段には更にレギュラー6段とウルトラ6段があった)
ただ、その替歯とスペーサーの種類は複雑怪奇?で簡単には把握できません。
例えば同じ16Tでも下記のような種類がありました(笑)
①レギュラー6段2nd用
②ウルトラ&レギュラー3nd用
③ウルトラ&レギュラー5、4th用
④レギュラー5段4、5th用
②ウルトラ&レギュラー3nd用
③ウルトラ&レギュラー5、4th用
④レギュラー5段4、5th用
話がそれてしまいましたがウルトラ6用、及びニューウイナーフリーのウルトラ6、7段用に
開発されたのがウルトラ6チェーン(UC-6000)でした。
このチェーンはローラー幅は従来のノーマルと同じ2.4ミリ。
外幅が従来チェーンが8.0ミリほどだったのをピンの頭を低くすることによって
7.2ミリにしたものです。
開発されたのがウルトラ6チェーン(UC-6000)でした。
このチェーンはローラー幅は従来のノーマルと同じ2.4ミリ。
外幅が従来チェーンが8.0ミリほどだったのをピンの頭を低くすることによって
7.2ミリにしたものです。
ちなみにサンツアーの工具「スプロケットはずし」のチェーンもウルトラ6が付いた物が
ちゃんと販売されていました。
ちゃんと販売されていました。
これがウルトラ6の後継に当たるチェーンのひとつになると思います。
プレートを見ると
「HKK」「Z」「4C」の文字が見えます。
「HKK」はもちろん報国でしょう。「4C」はちょっと判りませんが「Z」は報国に
ナローチェーン「Z」というモデルがありましたからそれをサンツアーのブランドで
売っていた物でしょう。
「HKK」「Z」「4C」の文字が見えます。
「HKK」はもちろん報国でしょう。「4C」はちょっと判りませんが「Z」は報国に
ナローチェーン「Z」というモデルがありましたからそれをサンツアーのブランドで
売っていた物でしょう。
とするとウルトラ6の製造も報国ということでしょうか?
シマノのユニグライトチェーンです。
これも、残念ながらサンプルがありません。
いくつか持っていたのですが、頼まれてみんな手放してしまったきりになっています。
画像は1977年の総合カタログです。
この上の画像は1977年の50ページのカタログの5ページ目。
チェーンの名称、形式は「SHIMANO-600UG」、Model QA-400となっていて
シマノ600グループで紹介されています。
ちなみにデュラエースグループにはまだ、チェーンは紹介されていません。
1979年の時点ではデュラエースグループのユニグライトチェーンは
販売されていなかったのでしょう。
紹介が載っています(笑)
この製品は「UNIGLIDE-Ⅱ」 Model QA-200となっています。
600UGがModel QA-400でしたから「UNIGLIDE-Ⅱ」 Model QA-200は
普及クラスのUGチェーンだったのでしょう。
これで、とりあえず、5~6段時代の国産チェーンは終わりです。
続いて外国チェーン編があるかどうか?ちょっとしんどいしサンプルがないかも(笑)
続いて外国チェーン編があるかどうか?ちょっとしんどいしサンプルがないかも(笑)