コルサの毎日がヒルクライム

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スギノの3アーム軽合金クランクを代表するマキシィⅡ、その他にも3アーム軽合金クランクにはコッタードのマジィⅡなどがありますが・・・

たとえばマキシィⅡクランクはダブル用、トリプル用、シングル用が存在するってご存知でした?

といいながらも、まだ当時の資料を調査中なんですが(笑)

それでも初期のカタログにあるパーツリストを見ていくとマキシィⅡクランクはダブル用、トリプル用、シングル用の右クランクの各品番が違うので専用だったことに間違いないようです。

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↑それに気が付くきっかけになったのは、手持ちの一つだったマキシィⅡクランク。

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↑箱の横に書かれた、この手書きの「T」の文字は?

クランクで「T」と言ったらトリプル?って思いますよね。

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↑ある日、トモダサイクルさんの古いカタログを見ていると、こんなイラストがありました。

これを見るとアウターギヤとインナー(セカンド)との間隔がダブルとトリプルと違うことに気が付きました。
このイラストだけでは、もしかしたらアウターギヤが交換が出来ないタイプのスペーサーの図ということの可能性も否定できませんが。

そこで手持ちの各種、スギノ 3アーム軽合金クランクを比較してみることにしました。

※つづく

マキシィ系のギヤについて書いてきたので、ついでにもう一つ、どうでもよい情報を(笑)

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↑画像が下手で肝心の刻印が見にくくて申し訳ありませんが・・・

2枚ともスギノ刻印のあるマキシィ系、Tパターンのギヤ板です。

手前に置いたギヤ板には外周部分に「SUGIO 49 JAPAN」(なぜかSUGINOのnだけが小文字)

奥に置いたギヤ板には外周部分ではなく3ピン穴の両側に刻印があります。

左に「SUGINO」右に「≪46≫」の文字があります。(なぜか46の6の文字が変です)

これは外周に文字がある法が年代的には新しくピン穴の両側に文字があるほうが古いと考えています。

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↑上記以外にも2枚のギヤ板には違いがあります。

それは、この画像。両方とも新品のギヤ板ですが、よく見ると歯先の形が違いますよね。
右側の年代が古い方の歯先の形が左の方に比べて、わずかにスリムというか尖っているように見えませんか?私は、この右の歯先の形状を「スギノのとんがり歯」(そのままですが)と呼んでいます。

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↑もう一枚、古い時代のマキシィのギヤ板。

何か風合いが違います。このギヤ板は一見、鉄製かと見間違うような感じでピカピカしています。

これは、確証はありませんが古い時代にバフ掛けで販売されたものだと推定しています。

古いプロダイナミックのギヤ板(競輪用のインナー取付穴のない厚歯仕様のプロダイナミック)にもバフ掛けされていたとしか思えない未使用ギヤ板をショップで購入していますから、そういったバフ掛けのギヤ板が販売されたと考えています。

せっかくマキシィ系、プロダイ系のギヤ板を引っ張り出したので少し整理してみることにしました。
まずは、いろいろな組み合わせをみてみます。

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↑これはTパターンのシングル。
高校生の頃まではギヤ板の交換できない、これによく似たタイプをよく見ましたね。
(それにはアームの穴がなかった)

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↑シングルをCパターンでやってみる。
これはマスプロ車では見たことなかったような。
女性用のシングル車には柔らかいデザインがいいかも。

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↑高校生の頃、マスプロメーカー車によくあったTパターンのダブル。
サイスポの裏表紙などにカラー広告が良くでていた70年代中頃のBSのダイヤモンドシリーズも、これが多かったですね。

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↑昔はCパターンに全く興味がなかったのですが最近はCパターンの柔らかなデザインに惹かれるようになりました。
輸出用とか言われていたCパターン(ダブル)は、そういえばマスプロ車ではあまり見かけなかったかも。
Cパターンのアウターは持っていなかったので最近、ネットオークションを探すと未使用品が結構、出品されています。
ところが意外にライバルが多く、ほとんど高値更新されて敗北。
何回か挑戦して、やっと落札したのが、この46T

サンプルは46T、42T、32Tのトリプル。マキシィ系の最少歯数は32Tなのです。

次回はプロダイナミックのチェンホイールを見て見ましょう。

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↑早速ですがスギノ マキシィには大雑把に言って画像のように2種類のパターンがあります。

皆さんは、このパターンを何と呼んでいますか?

私のまわりでは、だいたい、右をルネパターン、左を旧型なんて呼んでいる方が多いような気がします。

まあ、生産中止になってからずいぶん経っていると思うので正式な呼称がわからなくても別に何の支障もないのですが(笑)

それでも、一つの疑問が・・・「じゃあ、メーカーはなんて呼んでいたのだろうか?」

さすがにフランスの名車、ルネルスのオリジナルチェンホイールのパターンに似ていることから来ていると思われる「ルネパターン」とはメーカーでは呼ばないだろうと思うのですが。

余談ながら古いトモダサイクルさんのカタログには右のパターンを輸出用と書いたりしています。

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↑スギノの古いカタログをいろいろ探してみると・・・この右下に小さく「Vol.1」と書かれたカタログに答えを見つけました。

ちなみに、このカタログには裏に「76121 Printed in Japan」の文字がありました。これは確証はありませんが1976年12月に印刷されたということでしょうか?

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↑マキシィ系と思われるカタログページ。
左の2点は外側に穴が開いているタイプですが通称ルネパターンの派生型、右上は通称、旧型のダブルにチェンガード付き、右下は旧型シングルタイプですね。

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↑更によく見て見ると・・・右上には「T Pattern」、左上には「C  Pattern」の文字があります!!

ということから私たちがルネパターン(輸出用とも)と呼んでいるパターンはメーカーでは「Cパターン」、旧型と呼んでいるタイプは「Tパターン」と呼ばれていることがはっきりわかりました。

ちなみに、このカタログのようにルネパターンで外側に穴が開いているのを私は「外穴付きCパターン」と呼んでいます。

まあ、今となってはどうでもよい情報でした(笑)

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↑プロダイナミックの代表的なパターン2種類。

(プロダイナミック6と言ってTAシクロツーリストそっくりのパターンもあるので)
(またTパターンにはインナー取付穴のないピスト競技用のシングルがあるので)
(更に更にプロダイにはドミフォンレース用巨大ギヤ板も存在します)

残念ながら、先の「Vol.1」カタログにはプロダイナミックは、なぜか、まったく出ていませんでした。

こちらもCパターン、Tパターンの呼称が通用する形状ですね。
※プロダイシングルなどについては、こちらにも。
http://corsa2003.livedoor.blog/archives/1013267.html

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↑「Vol.1」カタログにはプロダイナミックは出ていませんでしたが「Vol.24」(印刷年代不明)カタログを見ると先に書いたTAそっくりのギヤ板を装着したプロダイナミッククランクが載っていました。こちらはプロダイナミック、モデル名がPRO D-6となっています。

よく見ると(PPatternと書かれています。

ちなみに、「Vol.24」カタログを詳細に見ていくとサイクリストが使わないような廉価なグレードを中心にパターン名が表示されていて「Bパターン」、「Wパターン」、「Qパターン」、「Zパターン」などなど雑多な種類があるようです。

この辺りは次回、詳しく・・・どなたも興味がないと思いますので止めておきましょう(笑)

それよりもプロダイナミックの表の刻印に種類がある話・・・も、よくわからないので、やっぱり止めておきましょう(笑)  

長いこと自転車マニアをやっていると、いろんな部品を買ったり頂いたりでいろいろ集まってきます。

例えばチェンリング、レースやコースによっていろいろ歯数を変えたりでいつの間にかたまってしまいます。

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↑私の在庫の一部。新旧洋邦?古今東西??使っているもの使ってないもの、合わせてデータベース上は240枚くらいあるはず(笑)
この様子を見て古レコードコレクションと間違えた人もいました(笑)

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↑大事なギヤはキズが付くのが嫌なのと管理上の為に、こんな感じで保管しています。
ちなみに、このビニール袋はデローザの滝ちゃんが以前、会社務めしていた時にもらってきてくれたもの。段ボールを切って入れています。

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↑今回、友人のY氏から「マキシィの50Tが欲しい」との連絡がありました。こんな時こそ、長年ためてきた在庫が、お役に立てればと早速、探して発送しました。

その際に、マキシィ系と思われる箱から出してきたギヤ板。改めて見て見ると、いろいろなパターンがあることに気が付きました。この辺りは必要で買ったものよりもショップさんより頂いたりしたものが多く、とりあえず保管していてあまり見直したことがありませんでした。

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↑たとえばいかにもマキシィ系のギヤ板ですが刻印のあるものは奥の一枚だけで手前の二枚はスギノの刻印がありません。まあ、今までは「単純にスギノの刻印がないだけ」と深く考えていませんでしたが実は調べてみるとPCDは同一ながら手前のギヤ2枚はマキシィのクランクにそのままでは取り付けできませんでした。

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↑これらはよく見ればマキシィのギヤ板とはデザインが違います。これらもマキシィとはPCDは同一ながら、わずかにギヤ板の寸法が違い、そのままではマキシィのクランクに付かないのでした。

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↑それでは、どこのギヤ板なのか???こういった時によく浮かぶのは高木というメーカーのこと。

ただ、マキシィのクランクに付かなかったギヤ板を全て調べてみても高木のマークがあったのは一枚だけでした。

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↑これが高木のマークのあったギヤ板。

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↑上側がマキシィのギヤ板、下側が高木のギヤ板。PCDは全く同一ですが、わずかに高木のギヤ板の方が、出っ張っていることがわかるでしょうか?まあ、この程度の違いで高木及び刻印のないギヤ板はマキシィのクランクに付かないのでした。逆に言えば、この、でっぱりをわずかに、やすりなどで削ればマキシィのクランクに使えることになります。
マキシィのクランクに、つかないギヤ板、それもメーカー不明。でも、わずかな加工でマキシィのクランクに取り付け可能・・・となると、やっぱり処分するわけにはいかないか(笑) 

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