今回は知人のA氏の愛車を紹介します。

A氏はモーターサイクル(オートバイ)の愛好家で博物館級の名車を多数、所有してみえます。
そのA氏が普段の足として?大々的に?カスタムした自転車です。

ベースはハーレーとともにアメリカの大型モーターサイクルの歴史を作ってきた
「インディアン」ブランドの自転車です。

コルサも詳細は良くわかりませんが戦前のインディアンのオートバイをモチーフに
ビーチクルーザータイプにデザインした物がベースになっているようです。

自転車の製造メーカーは良くみると「Maruishi」(マルイシ)とありました。


ちなみにインディアンモーターサイクルという会社はアメリカ最古の
モーターサイクルメーカーとして1901年創業、1953年に閉鎖しています。

その後、インディアンの商標を買った?経営者により1999年に復活しますが、
その会社も2003年には生産を中止してしまったようです。

今回の自転車は2003年まで存続した会社の時代に作られた物でしょうか?



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まずは前方から。
戦前のオートバイのようにダブルのトップチューブの間に燃料タンクを
イメージした物がついています。
これは、ただの飾り?で中に何も入っていません(空洞ですが何も入れられません)。

戦前のヘッドランプ風の大型ライトが目立ちます。

改造点は・・・していないところの方が少ないので。
元々の部分はタイヤ(これも更に太いタイヤに交換予定)
ステム、泥除け、シートポスト、リム、スポークぐらいでしょうか。



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やや、後方から眺めたところ。
スタンドは後付のESGE(エスゲ)。
2本足でしっかり自立。跳ね上げると左チェンステイ下に綺麗に揃ってまとまる優れモノ。

ペダルも普通のママチャリペダルに見えますが・・・
今ではリフレクターのない白ゴムペダルはなかなか見つかりません。

タイヤはミツボシ。これは前述のように更に太い白のシュワルベ
FAT-FRANK26×2.35を用意済み。



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サドルはブルックスB-33、サドルバックもブルックスです。
このブルックスサドルのコイルスプリングは、ごっついですね。

まだ、試乗させてもらっていないので残念ながら乗り心地については、ご報告出来ません。
ちなみに重量はサドルだけで1.6キロ弱!!ブルプロ3個分(笑)

オーナーはサドルに合わせて茶色のサドルバックを捜索中。
ブルックスには茶色のサドルバックはありませんよね。

何か良い物を、どなたかご存知ありませんか?



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フロントブレーキはシマノ ネクサスローラーブレーキに換装されています。
太いけど、すっきりした外観。

オートバイのドラムブレーキ風に見えないこともない太いハブ本体(ハブダイナモ内蔵)も、
この自転車に合っているのではないでしょうか。



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リヤブレーキもシマノ ネクサスローラーブレーキに改造しています。
前後ともキャリパーブレーキがないことで非常にすっきりまとめられています。



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ハンドルは日東の軽合アップバー。
ブレーキレバーはダイアコンペのインペルセブレーキレバーにしてあります。
グリップも古風な感じでいい味出しています。

ベルは仮付けです。現在古いベルを捜索中なのですが。
探しているのはダイナモのような本体で小レバーを引くとタイヤに接触、
音が出てベルの役目を果たす物なのですが。



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ハンドルの右側に・・・・
あれ、なんか付いていますね。
そうです、実は、インター8に改造済みです。
もともとはシングルでしたがインター8(内装8段)で楽々、走行が楽しめます(笑)

インター8のシフト部分は一体になっているブレーキレバー部分を削り落とし
アタッチメントを製作して綺麗に取り付けられていました。



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チェーンホイールを良くみると、なんとカンパ レコードです。
クランクは、大胆に肉抜き。
クランク、ギヤ板はオーナーのセンスでアルマイト着色加工されています。