70年代デッドストックのプジョー

今回、ご紹介するのは知人のA氏の「プジョーPA25」というモデルです。

これは数年前、デッドストックのまま関西地方で発見、コルサが保管していましたが、
A氏の熱心な希望もあり、お譲りしました。

当方が所有するカタログには、このモデルは載っていませんが1974年後半には
このモデルも日本国内で販売されていたようです。



イメージ 1

タイヤも含めて1974年頃のままの素晴らしい状態です。
樹脂、ゴム部品も、ほとんど劣化していませんでした。
デッドストックとはいえ、なぜこんなに綺麗な状態なのでしょうか?
その理由は、後半お見せします。

白いタイヤと白いグリップが、お洒落ですね。
オーナーはペダルも、あわせて白いゴムの物に交換したいようですが
フレンチネジの白ゴムペダル(その上、リフレクターなし)を見つけるのは難しいですね。

フロントキャリアをご覧ください。
ヘッドランプをカバーするような、ちょっと面白い形をしています。
キャリアの上に取り付けられているゴムヒモが非常に便利でオーナーは
セカンドバック等をゴムヒモでキャリアに取り付けて走っています。

チェンケースを見ると「ライオン プジョーマーク」のステッカーが貼られていますね。



※ブログ容量確保の為、画像を削除しました※
変速機はつきませんが、良く見るとフレームに変速レバーの台座が
直付けされています(右側、リヤ用のみ)。

エンドにRD取付用ブラケットが有りませんが当時の変速機(普及型)は
「ツメ」によってリヤエンドとホイールナットに挟み込んでいましたから問題なく取り付けられます。

ほとんどがスチール製の部品です。
車重は軽いはずが有りませんが、そのデザインとクロームメッキの美しさを考えれば
特に気にもなりません?。

それにしても、この時代のプジョーのマーキングは格好良いですね。
どちらかといえばレーサー向きのステッカーデザインだと思うのですが、
このような車種にも全然、不自然には見えませんよね。

これ以前?のプジョー婦人用フレームにはラグ付も見ましたが、このモデルはラグレスですね。

フレームカラーは、このブルー以外にホワイト、イエローの計3色が用意されていたようです。



イメージ 2

この画像は車種が違いますが時代的にはほぼ同じと思われるものです。
当時のプジョーは、このようにビニールで完全パッキングされていた物が多かったようです。
その為、はじめに書いたとおり素晴らしい状態で30年以上、残っていたのですね。

これはPR10LJという中級ロード(1975年頃)のデッドストックの画像ですが
この梱包の中には当時のフランスの空気がしっかり詰まっていました(笑)

ただし、サドルやペダルなどが一緒にパッキングされていない物もありますし、
ビニールが完全に覆っていない(大きな穴があいている)パッキングの物も確認しています。



メモ
前回の記事「ヤマハ時代のプジョー」は、書庫「その他」にアップしました。 
今回の記事「ヤマハ時代のプジョー その2」は友人の自転車の紹介ということで
書庫「友人の自転車たち」にアップしています。