いよいよ、バイクナビGP ツールド新城です。
とは言っても今日、26日、土曜日は個人ロードレースです。
今年はエントリーしていないので気楽に友人のレースを観戦に行きます。
(私の出場する耐久レースは27日に行われる)

明日、チームを組む友人「M隊長」のレースの様子は、こちらにて。
チ-ムHP→http://6125.teacup.com/tenngutou/bbs


イメージ 1

自分の脚の仕上がり具合は、まったくの準備不足ですが
マシンの準備は、「やっと」ほぼ?整いました(笑)
画像はレース前最終段階の仕様。

ハンドルがやや近かった件はステムを交換、10ミリ伸ばして対応。
そして、ハンドルの高さは、そのままでは調整幅がなかったので
(調整幅がありそうだがコラム延長キットの為、調整幅が実際はなかった)、
面倒ですが一度フォークまわりを分解してフォークコラムをカット、5ミリほど
ハンドルポジションを下げました。


イメージ 2

画像を見ていただいて目立つのはフロントのギヤの大きさでしょうか。
アウターにデュラエースのオプション、56Tを入れてあります。
時々、「何でこんなに大きなギヤがいるの?」と聞かれますが、
これはミニベロで速く走ろうとした場合、必然なのです。


ロードのホイール(27インチ 700C)の周長
(外周の長さ・言い方を換えるとタイヤが一回転した距離)は
約2,090ミリほどです。
そして、ルイガノの20インチWOの周長は約1,595ミリほどになります。

脚の回転が一定ならギヤ比を上げないとミニベロは27インチロードと同じスピードで
走れない事がおわかりになると思います。

普通の27インチのロードレーサーのトップギヤを52T×13Tと仮定します
(最近は、もっと重いが)。
そうするとクランクを「一回転」させた時、自転車の移動する距離は
52÷13(4,0)    4,0(ギヤ比)×2,090㍉(タイヤ周長)=8,360となります。

ルイガノには20インチWOサイズのホイールが装着されています。
そして今回、ルイガノはトップが56T×11Tにしてあります。
そうするとクランクを一回転させた時、自転車の移動する距離は
56÷11(5,091)  5,091(ギヤ比)×1,595ミリ(タイヤ周長)=8,120ミリとなります。

同じ20インチで表示されますがHEサイズならどうなるでしょうか?
20インチHEでレース用タイヤの周長は約1,470ミリになります 。
ギヤを56T×11Tでで比較すると
クランクを一回転させた時、自転車の移動する距離は
56÷11(5,091)  5,091(ギヤ比×1,470ミリ(タイヤ周長)=7,483ミリとなります。

20インチよりもっと小径な車輪はどうでしょうか。

たとえばモールトンの17インチならどうなるでしょう。
ブリヂストンのモールトン用17インチタイヤの周長は約1,340ミリです。
ギヤを56T×11Tで比較すると
クランクを一回転させた時、自転車の移動する距離は
56÷11(5,091)  5,091(ギヤ比×1,340ミリ(タイヤ周長)=6,822ミリとなります。



上記の通り、タイヤ周長を比較すると
(52-13T 8,360ミリ)(56-11T 8,120ミリ)
20インチWOタイヤの場合、56T×11Tのギヤ比でも27インチ52T×13Tのギヤ比と
比べて、やや軽い事がわかります。

20インチ表示でも周長の小さいHEサイズだと、もっと大きなギヤ比が必要になる事が判ります。
まして17インチ車輪ならば巨大なフロントアウターギヤか小さなトップギヤを装備しないと
27インチロードと互角のスピードを出せないことがはっきりします。

これが私がミニベロレースのベース車両として20インチWOにこだわるようになった理由なのです。
(他にも車輪径が大きい方が転がり抵抗が少ないと一般的に言われることも理由)



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20インチ リム比較
画像の大きい方が「20インチWOサイズ」小さい方が「20インチHEサイズ」
タイヤのビートワイヤー部の径でWOは451ミリ、HEは406ミリと表示されています。