27日はバイクナビGP ツールド新城、耐久レースでした。
(新城サマーエンデューロ)

我々、天狗党チームは3時間のクラスに出場します。
昨年はトップと同一ラップの2位だったので今年の目標はクラス優勝です。
今年のメンバーも昨年と同じ3人で走ります。


さて、3時間の耐久ですが、どういう作戦で走りましょうか?
大雑把に二つの作戦が考えられます。

作戦その①
一回の走行時間を少なくして、とにかくハイペースで走る。
その分、交替回数が増える。

作戦その②
一回の走行時間を多くして、長時間走れるペースで出来るだけペースをあげる。
その分、交替回数は少なくなる。

今回の新城のコースはライダー交代の為にピットロードに入ると本コースより、
かなり大回りになるレイアウトでロスタイムが大きい。
その為、我々は2位になった昨年と同じ②の方法で走ることにしました。

走行時間は一人1時間で一回ずつ。
交替は2回のみなのでロスタイムは少ないが一回の走行時間は一時間前後と長く、
ハイペースを維持するのはきつくなります。

走行順もいつもと同じで行くきます。
第一ライダーは混戦に強いうえに(スタート時、大人数の混乱をうまく処理できる)
ハイペースで行けるM隊長。
第二ライダーは私、コルサで無難?に行く。
第三ライダーは登り及び長距離に強いO氏で締める。




さて、レーススタート。スタートからM隊長はロードの先頭集団に混じりハイスピードで
順調に周回を重ねていきます。
4~5位ぐらいでしょうか。とりあえず、この順位は想定内。
今後、他のチームがピットなどでタイムロスをする間に徐々に浮上していくはずです。


と、ところが30分過ぎ、予定より大幅に早いピットインの連絡あり。
2番手の私は、まだアップもしておらず、慌ててトイレに行ってきます。
M隊長、スタート直後のハイペースと暑さのせいで予定時間の半分でピットインです。

私はアップもしていなかったので最初は意識的にペースを押さえて走ります。
1周目のラップは5分程度。ピットロード区間のタイムも入っていますので悪くありません。
2周目からはペースを上げていきます。
2、3、4周目はずっと4分後半で走れており順調です。

ところで、ここのコースは一周2,6キロしかありません。
一周するたびにラップを確認して残り時間をチェックします。
しかし、一周で5分程度しか経過(消化)していかないのです。
そしてコースには標高差30mといわれる登り区間があります。

一周しても5分しか時間は経過しない、でも確実にヒルクライムが5分毎にやってくる(笑)
限界スピード近くで走っていると、これが精神的にも体力的にも結構きついのです。

それに、今日は、どうも登りでペースが上がりません。
例年ですと表彰台を狙うようなチーム以外は登りで「ごぼう抜き」できるのですが
こちらのペースもあまりあがりません。
やはり練習不足のつけが・・・

結局、私も徐々にラップが落ちてきて40分程度の走行時間でピットインです。
それにして暑い・・・


イメージ 1

(画像は残り時間わずか、力走するO氏、マシーンはダホーン)

3番手のO氏は長距離耐久に強いのですが、やはり、この暑さのせいか辛そうです。
それでも、もちろん、ラップは4分台後半で刻んでいるようです。

この時点で、当然、当初の計画通りには行きません。まあ、この暑さで長時間連続走行は
かえってスピードを落としてしまうので仕方ないでしょう。
ピット時間を少なくして他チームを抜く作戦が実行できなくなりました。


最初の一時間で順位は4~5位ぐらいのようです。
そして2時間経過の順位は5位でした。
思いのほか苦戦しています。


後半、M隊長は最初の走りより体調も良くなっているようです。
また、ちょうど良いロードクラスのペースメーカーを見つけたようでペースが上がっています。
そしてラスト20分を切りピットイン、最後はO氏の走りに期待します。
O氏も最初の走りより、ペースが上がりゴールイン(3時間終了)


さて、ドキドキの結果ですが(既に1~2位は絶対無理なのはわかっていた)

最後の一時間で2チームを抜き、なんとか3位入賞に持込みました。
当初の目標、クラス優勝には程遠いものでしたが、
今回の状況(他のチームの高い実力、あまりに暑い状況、自分を含むチームメンバーの練習量)では、
とても、これ以上は望めなかったと思います。


いままで、我々のチームは特別速い選手はいないが3人とも、そこそこ走れる。
そのうえでピットロスを少なくして上位進出をはかって来ました。
この走りで速い選手はいるが他のメンバーとの実力差が大きいチーム、
ピットのロス時間が多い(ライダー交代が遅いなど)などを出し抜いてきたのです。

しかし、今年は若手の台頭も著しく?我々の戦闘力は、かなり低下している事がはっきりしてきました。
考えてみればM隊長、O氏とも50歳代です。48歳の私がチーム一番の若手?なのです。
年齢分けなどがない、このクラスでは、さすがにきついですね。
(それに暑さが歳を取るごとに厳しくなってきて・・・)

※結論※
「若い者には、もう、かなわない」

でも、完全に、あきらめたわけではありません。

秋の万場クリテ4時間耐久レースでは一位奪還を目指してがんばります。