今日も朝バンクに行ってきました。
周回練習、後半の展開もよく最後のスプリントもいい感じでした。
残念ながら半車輪ほどの差でトップは取れなかったものの脚はよく回りました。

さて、ではトップスピードは?

実はスピードメーターを忘れて計測できず。がっかりです(笑)


そこで、今日は、バンク練習の話ではなく、ピストつながりの話題です。
あまり知られていないピスト部品をいくつか紹介してみましょう。



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ピスト用のリヤハブです。
ギヤが片側だけに付くものが普通ですが画像のように両側にギヤが付くハブがあります。
これは通称「ダブル コグ」または「両切りハブ」と呼ばれています。
このハブに左右違う歯数のギヤをつけておきます。
フロントのチェンリングと組合せて種目、戦法、風向き練習メニューなどの条件によって
ギヤ比を変更しやすくなっています。



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ついでにハブについて説明しましょう。
ピストのギヤはフリー機構がないので「固定ギヤ」と呼ばれます。
トラックレーサーはブレーキ装置がありません。止まる時に足の抵抗でエンジンブレーキのように
徐々に速度を落として止まります。
この時に、固定ギヤが緩まないように外側に「ロックリング」という物で固定しています。
これは逆ネジ(時計回りで緩む)になっています。
(外国製のディスクホイールなどにはロックリングが付かない物もありますが)



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リヤハブに取り付けられる「チェーン引き」と呼ばれる小物です。
これをつけて万一、リヤホイールが踏み込みトルクに負けてずれることを防ぎます。
しっかりホイールナットを固定したつもりでもタイムトライアルなどのスタートで
気合が入って大トルクがかかるとホイールがずれる事があるのです。
特にメッキのエンドは滑りやすいので必需品です。
これはエンドの内側に取り付けます。



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画像のピストのチェーンで一こま、色が変わっているところがありますよね。



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皆さんはピストのチェーンの脱着がドライバーとスパナ(マイナスと6ミリスパナ)で
行われるのを、ご存知でしょうか?
(もちろん、チェンの長さはチェーン切りで調整しますが)
この色が変わっているところが脱着するところの目印なのですね。ここにマイナスネジと
四角のナットでチェーンがつながれているのです。

チェーンの外側のプレートの穴は「バカ穴」で内側のプレートには、ねじ山が切ってあります。
そして、その外側にゆるみ止め用の四角いナットが付きます。



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これは「半コマ」と呼ばれるチェーン小物です。
先にも書いたとおりピストはフロントギヤとリヤのギヤをいろいろ組合せてギヤ比を調整します。
そうすると当然、チェーンの長さもいろいろ変わってきます。ピストレーサーのエンドは
前後にスライドしてチェーンの張り具合をいろいろ調整できるようになっています。
しかし、それでもうまく調整できないことがあります。
それでは「チェーンを切ったり、足したりして調整すればいいのでは?」と思われるかもしれません。
しかしなかなか、うまくセットできない事があります。
(エンドの前ギリギリになったり後ろギリギリになったり)

ところでチェーンの長さの最小調整寸法は何ミリでしょうか?チェーンはローラーピン中心間が
12.7ミリ(1/2インチ)で作られています。
そうすると最小は12.7ミリ?でしょうか?ちがいますよね、チェーンは一コマでは、
つないだり切ったりできません。最小2コマでしか調整できないのです。
そうすると最小調整は25.4ミリになってしまいます。

そこで、微妙に調整する時に使われるのが、この「半コマ」という部品なのです。
これを使えば一コマ、12.7ミリでチェーンの長さを調整できます。
なんか、伸びてしまいそうな形状で頼りなくみえますが、もちろん競輪選手たちも使っている
信頼の小物です。


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競輪にも革サドルがあります。
最近は、ほとんど見かけませんが、かつては使っている選手が時々見られました。
極端に幅が狭い形状から競輪選手たちは「棒サドル」と呼んでいます。

重量は重くなるのに、なぜ使われるのでしょうか?
多少、お尻に馴染むという理由もありますが、「この全長の長さが良いのだ」と
こだわっている選手もいました。
スプリントの時、極端な前乗りになる選手は、乗車ポジションが前後に長めに取れる
このサドルを好むようです。
(プラスチックサドルに比べてポジションが20ミリほど長く取れる)



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競輪用には、こんなステムもあります。
現在は販売されていませんが日東製で「天返しシステム」と呼ばれています。
このステム、通常使用ではピスト向けの低い前傾姿勢をとる事が出来ます。
そして、前後を差し替えれば、このように極端なアップポジションになるのです。
このアップポジションは競輪場から乗車して帰る時などに使われるのです。