以前、サンツアーRDをご紹介させていただきました。
続いてFD、WLなどをご紹介していくつもりです、とか言っていましたが、
怠け者ゆえ、例によってなかなか、はかどらず、やっと続編?としてFDを取上げます。

家中、ダンボール箱を、ひっくり返して探してみたのですがRDにくらべてFDは、
残念ながら、あまり手持ちがありませんでした。



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まずはサンツアーのトップノーマルFD、三兄弟。
トップノーマルとはワイヤーを緩めた時にFDの場合、アウターギヤに入るタイプのことです。
最近の変速機は言うまでもなくローノーマルがほとんどです。

左が「スパート」 この3種類中で、もっとも古くからあったタイプだと思います(1960年代)。
まん中が「コンペV」 他の2種類に比べて比較的、数が少ないような気がします。
右が「SL」 プレートがアルミ製になっています(他の2種類はスチール製)。
上記の3種類は長い間、販売され、いろいろなバリエーションがあります。
次の画像でSLの代表的なバリエーションをご紹介しましょう。

この3点はプレート以外、共通で当然、互換性があります。



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サンツアーSLの代表的なバリエーションです。
左が一番古く、右になるほど新しいタイプです。
まず、特徴として一番新しい右のタイプはバンドがボルト一本で固定されるタイプになっています。
(他は2本ボルト)
まん中のモデルと左のモデルの違いですが、まず、まん中はバンドが黒色になっています。
黒色に全てが変化したわけではなく、追加バリエーションの一つだと思います。

他には、プレートの先端に違いがあります。
まん中のプレートの先端にはプラスチックのカバーがつけられています。この目的は不明です。
一説によるとアメリカの安全基準対応の為と聞きますが(カンパなどもQRが直レバーから
曲がりレバーに変わったように)当時、これらも輸出(完成車に採用?)されていたのでしょうか。

中にはプレート取付用のネジ穴はあってもプレートが付かない物もあります(国内販売用??)



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あまり知られていない70年代の、アレグロ。
先のトップノーマル三兄弟と根本的に違うのはついにローノーマルに変化したこと。
オールスチール製でグレード的には廉価版です。



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ご存知、サンツアーの傑作、サイクロン。
この変速機にも細かなバリエーションがいろいろありますが良いサンプルが
見つからないので、また機会があったらと言う事で。



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サイクロンのあとを継ぐレース向け高級FD、シュパーブとシュパーブプロ(右)
(跡を継ぐと書きましたが一時的に併売されていました)
左がシュパーブの最初期モデル。
プレートがアルミ製の最初期モデルは、レスポンスや耐久性に、やはり無理があったようで
短命に終わったようです。
この後、スチール製プレートのモデルが販売されますが、これは残念ながら手持ちがありません。

右はシュパーブプロの最初期モデル?。
エンドレスクランプというバンド止めになっています。
この固定方法は見た目がシンプルであるだけでなくバンド全体で締め付ける為、
薄いパイプに固定してもパイプに変形が出にくいといわれていました。



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シュパーブ プロのバリエーション
手前がエンドレスクランプの初期モデル。

奥は、つい最近まで存在を知らなかった一本ボルト固定バンド式モデル。
プレートは光の具合で違う物のように見えますが、プレートは同一の物だと思います。



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上記のシュパーブ プロのバンド以外の違い。
左は初期モデルのエンドレスクランプ式。
右は一本ボルト固定バンド式モデル。

この二つは何が違うかというと右のモデルにはアウター受けがあります。
構造的に見るとアウター受けを作る為にバンドを変更したようにも考えられます。
でも、この時代にアウター受けが必要だったのでしょうか?
それは、ちょっと疑問なんですが・・・。



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これはサンツアーのARXでしょうか?
ステッカーで「FUJI OLYMPIC」の文字が入っています。
これは完成車にアッセンブルされた物でしょう。
このFDのガイドプレートもアルミ製でした。



以上、手持ちのサンツアーFDを見ながら思いつくまま、書いてみました。
もちろん、私の思い込み、間違いなどあるかもしれません。
もし、お気づきの点がございましたら遠慮なく、ご指摘ください。


さて、今度はサンツアーのシフトレバーを探してみますか(笑)