ダイアコンペの記事について、なかなかサンプル写真が用意できませんので
今回は「つなぎ」としてカンパ ハブの話をアップします(笑)



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最近、たまたま、デッドストックのカンパ レコード ピストハブが4セットほど
集まりました。

そのうち、通称「白箱」が3セットあります。
そこで以前から気になっていたことを調べてみることにします。



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気になっていたこととは・・・・

「カンパの白箱はいつ頃まで流通していたのか?」ということです。

皆さん、ご存知かと思いますがカンパハブのオーバーロックナット裏側には年式刻印があります。
それを今回のサンプルで調べてみれば白箱の流通次期の手がかりにはなるでしょう。
(全て当時のままと思われるデッドストック品なので)
ちなみにハブの年式刻印はピストだけでなくロードハブにもあります。
(旧カンパ レコードハブでも後期になると年式刻印のないものもあります)



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カンパハブの箱を開けてみると、このように薄紙が上部にかぶせてあります。
(画像は薄紙をめくったところ)



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箱の上部、側面には中に入っている物のスペックは何も書かれていませんが
箱の裏には穴数がスタンプで押してあります。



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オーバーロックナットを外すには、この「アクスル・ペダルバイス」が便利です。
(パーク ツール製)

フロントハブ、リヤハブ、ペダルシャフト用の切り欠きが付いています(ただし、画像は旧型)。



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パークツールの「アクスル・バイス」には、ペダルシャフトバイスを省略した
安価なタイプも用意されています。

シャフトをつかむところがアルミ製でハブシャフトを傷めず、しっかり固定して
作業がしやすいアタッチメントです。
玉押し調整には非常に便利なので、ぜひ使ってみることをお勧めします。



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それでは、カンパハブをセットして作業を始めます。



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カンパハブの玉押しはハブスパナで、オーバーロックナットはスパナで回します。
(両側ともハブスパナで回すタイプもありますね)

画像のハブスパナはパーク ツール製、モンキーレンチはバーコ製です。



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オーバーロックナットをはずして裏返すと、このような刻印が入っています。

上の「CAM」はもちろんカンパニョロ(CAMPAGNOLO)のことを表しているのですね。


そして手前に「71」の文字があります。これは、もちろん1971年の「71」ですね。
ただ、カンパのことですから、一つ外しても安心できません(笑)
前後左右の4個が全て同じ年式とは限りません。



今回の4セットの結果は・・・

①白箱  フロント 71年×2    リヤ 71年×2

②白箱  フロント 72年×2    リヤ 72年×2

③白箱  フロント 72年×2    リヤ 72年×1(もう一つは刻印なし)

④黄箱  フロント 78年×2    リヤ 77年×2



①と②は4個全ての年式刻印が揃っていました。

③は72年が3個、後の一つは刻印がありませんでした。
 これは、刻印の打ちもれ、でしょう。

④はフロントは78年、リヤは77年で揃っていました。



今回の結果から少なくとも72年頃までは、白箱だったことはわかりました。
ただ、サンプルが少なく、いつ頃切替わったかは、まだ私にはわかりません。



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話は年式刻印から、それますが、カンパのハブといえば良くワッシャーの
厚みの違いが見られます。

この画像でも、明らかにロックナットと玉押しの間にある(メッキの)ワッシャーの
厚みが違うのがわかります。
(左側ハブは薄い物、右側ハブは厚い物)

右のハブは反対側も同じくらいの厚みの物が入っています。

左のハブは薄いワッシャーが見えますが反対側には厚いワッシャーが入っています。

この手のハブ(左右のワッシャーの厚みが違う物)はシマノの追い上げで
カンパが元気のなかった80年代中頃以降?、良く話題に、あがっていました。

「カンパはワッシャーすら同じ厚みで作れないようになってしまった」とまで言われたものです。

ところが今回のサンプルから70年代ごく初期の頃の製品でもワッシャーの
厚みがバラバラだった事がわかります。

画像のハブのオーバーロックナットを計ってみると、ワッシャーの厚みがこれほど
見た目に違うのに、どちらも
なぜか約100ミリ前後(両方とも誤差1ミリ以内)で仕上がっています。



カンパはワッシャーの厚みが少々違うことなど最初から気にもしていなかったのか?・・・
それとも左右のワッシャーの厚みが違うことに何か理由があるのでしょうか??
(オーバーロックナット寸法を100ミリに調整する為??)

どなたかご存知の方が見えましたら、ぜひ、ご教授お願いいたします。
(白箱と黄箱の切替時期も)