三菱自動車から「新世代電気自動車」と銘打ってi-MiEV(アイ・ミーブ)が販売開始されました。

そういえば数年前、某デザイン事務所さんにあった某大手自動車メーカーの電気自動車にも
公道で試乗した事もあります。

余談ですが・・・
当時、名古屋市内の某駐車場に充電が出来る所があったのですが、なぜか無料でした。
無料の理由は当時の法律の関係なのか?電力会社のサービスだったのか?(テスト段階の為??)
詳細は判らないのですがとにかく、そこで充電しておけば電気代は無料だったのです。
(と言うことは燃料費はゼロです!!)。
また、その車は家庭用100Vでも充電できましたが充電ケーブルは電磁誘導技術?とかで
金属端子は表面に露出しておらず感電の心配はないというものでした。


あ、そうそう、電気自動車といえば・・・レベルはずいぶん違いますがコルサも
原付だけど電気自動車!?を持っていた事があったのを思い出しました。
早速、画像を探してみます。
(エコカーレース車輌も電気自動車・・・?)

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ありました、ありました、これです。
解体屋さんから貰って来た時の画像で、ホコリだらけですけど(笑)
カウル類は、歪も見られずしっかり出来ています。



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各部を観察すると・・・(残念ながらカウル類を外した画像がありません)

角パイプで、なかなか、しっかりした基本的なフレームが作られています。
ホイール、操作系、ランプ、バックミラーなどは、ご覧のとおり原付バイクの部品を
うまく組合せて構成しています。
モーターは24V 0.6kw、バッテリーはシール型鉛蓄電池(66Ah/3HR)×2個
となっていました。
このバッテリーが重くて今回、改めてカタログを見てみると一個21kgと書いてあります。
2個積んでましたからバッテリーだけで42kgあったことになります。



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まあ、解体屋さんから貰って来たと言う事なので問題があるのは当然です(笑)

早速、モーター部分をのぞいて見ます。
モーターに手持ちのバッテリーを直結するとモーターはちゃんと稼働します。
それではといろいろ操作してみるとコントローラー(制御系)が壊れているようです。

そこで電動スクーター?のコントローラーをつなぎエコランレースのバッテリーを
つないで見ると何とか(とりあえず?)走ります!



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では、これは、なんと言う会社の、なんと言う車輌なのでしょうか?
ボディには「Rookie」の文字があります。

ネットで検索してみると「タケオカ自動車工芸」さんという会社のEV-1という車両
だという事がわかりました。

タケオカ自動車工芸
http://www.takeoka-m.co.jp/


タケオカ工芸さん、自ら「日本一小さな自動車会社」と言っていますが、なかなか
面白い物を作っている興味深い会社です。

今回のEV-1もカタログモデルとして残っているようですし
EV-1牽引車といってリヤカーのような物を引いている車種も見られます。



さて、コルサが入手したこの車輌は今、どうなっているのか?という点に皆さんの
関心もあるのではと思います。

この車輌、長いこと放置されていたせいで外見のFRP?製カウル以外の傷みが
思いのほか激しく残念ながら解体して処分してしまいました。

ただ、元気だったモーターは知人(モーター関係のエキスパート)が風力発電実験に
使うといって持っていってしまいました。

しばらくは知人の家の屋根の上で、このモーターは、しっかり発電し
電気代を軽減していたようです(笑)


この車輌、もう少し早い段階で救出できればレストアして結構、
楽しめたのではと残念に思ったことを覚えています。