以前、コインドライバーと言う工具を紹介させていただきました。


その記事には多くの方からコメントいただきました。

「ちょこぎさん」から
「コインドライバーは先が丸いのと平らなのを使い分けてます」
とコメントをいただいておりました。

私も実は同様の物ではないか?と思うドライバーも購入して使い分けています。
今回は、そのドライバーを、ご紹介します。



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早速ですが画像を見てみましょう。
上のグリーンのグリップの方が以前、ご紹介した「コインドライバー」
トップ工業の「TRD-45」ですね。

そして、下のイエローのグリップの方が今回、ご紹介する
同じくトップ工業の「TWD-45」です。

こちらのタイプは一般的に「水栓ドライバー」と呼ばれているようで
「混合栓のストレーナ付逆止弁の掃除・点検等に」と言う事で販売されています。
定価は税込み「1,375円」だそうですがホームセンターなどでは1,000円前後で
販売されているようです。



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それでは両ドライバーの先端形状をアップで比較して見ましょう。
言うまでもなく
右が「コインドライバー」、左が「水栓ドライバー」ですね。



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先端の幅は約17ミリほどあります。



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それでは一般的なドライバーと比べて見ましょうか?

右がKTCのネプロスシリーズで最も大型のドライバーの先端です。
一般的には大型?のドライバーと比較しても更に倍ほどあるのが「水栓ドライバー」なんですね。

まあ、自転車整備では新車、旧車とも、あまり出番があるとはいえない
「水栓ドライバー」ですが、いろいろ、カスタムや物作りをされる方には、
持っていれば意外に出番があって便利?かもしれません。
興味のある方は、一本、あなたの工具箱にもいかがですか?



今回、「水栓ドライバー」を取上げましたがマイナスネジには意外な事実がありました。

それは
マイナスネジには統一規格がない
ということなのです。
現代のプラスネジはフィリップススクリュー社が開発した「フィリップスリセス(リセス=凹み)」と
言う形状に、ほぼ世界的に統一されているのだそうです。
その為、「プラスの2番のネジの凹み」には「プラスの2番のドライバー」を用意すれば
間違いないと明確に言う事ができます。

ところがマイナスネジには統一規格がないのですから・・・・
その為、マイナスネジの場合、溝の幅、溝の長さ、ネジの頭の外径など、
ネジを製造するメーカー(その製品)によってバラバラなのだそうです。
この為、「溝の幅+溝の長さ」両方とも適合するドライバーを、ちゃんと
選ばなければならないことになります。
とは言っても特殊なネジを除いて特に問題になるようなことはないのでしょうけど(笑)
(中には溝、幅はピッタリなのにネジの外径よりドライバーの先端が広いなどと
言うことも実際おきます。特に皿ネジなど)

確かにマイナスネジは単純な形状で、わざわざ統一規格を作ることもない、とも考えられますが、
単純だからこそ世界的な統一規格を作るもたやすかったはずなのにとも考えてしまいます。