(その1より続く)
さて今度は(その2)コルナゴ スーパーに使われている(いた)部品の
話などを書いていきましょう。



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このコルナゴの箱に入っていた「ステムとハンドルです」
ピンボケで申し訳ありませんがステムの刻印を良く見ていただくと
「Saronni」(サロンニまたはサローニ)とあります。
「Saronni」は、もちろんミラノの神童と呼ばれたジュゼッペ サロンニのことですね。
サロンニはコルナゴに乗り世界選手権、ジロ、ミラノ~サンレモなど多くのタイトルを
手に入れた名選手でした。
コルナゴは「Saronni」という名前を付けたレーサーも販売していましたから、
そちらの部品の余り物?をこのフレームにつけて送ってきたのでしょう(笑)
(Saronniネームの完成車にはColnagoネームのステム付きもありました)
刻印は突き出し部分の横だけではなくハンドルクランプ部の前面にも入っています。



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サロンニ名入りのステムは少々長かったのと、やはりコルナゴ名入りのステムを
使いたかったので交換しています。
当時ステムは長さ違いで2種類持っており、腰痛対策に?短い方を選択しました(笑)
今、考えれば、ポジション的にも見た目的にも、もう1センチ長い方を
選択しても良かったのでは?と思います。
(今はもう、他のサイズは持っていないのです)



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ハンドルバーはコルナゴのオリジナルで「3ttt」の製品です。
向かって右側にコルナゴのマークが入っています。
当時のチネリがフェルール式の製品ばかりだったのに対し3tttはバルジ式の物で、
その分、軽量でした。
剛性はプロ選手なら、いざ知らず私では何の心配もありません(笑)

バーエンドも付属の物は保管し少し新しい物に交換しています。
バーテープは古典ロード走行会の時にイタリアで巻かれた物と言いましたが
コルサの、かん違いでした。
テープ自体は一緒に箱に入っていた物だったと思います。

先ほどのサロンニのステム クランプ部には刻印があリましたし、COLNAGO刻印のステムにも
クランプ部に刻印が入っている物が多くありますが、これには残念ながら
刻印が入っていませんでした(泣)



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BB部分。
ロックリングが付いているからと言って画像は左ワンではありませんよ。
これは右ワンです。
このコルナゴ オリジナルBBは両方ともロックリングで固定する方法になっています。
イタリアンスレッドですから左右の部品が共用出来るし、
わずかならチェンラインも調整出来ますね。



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このBBは分解すると、このようになっています。
ベアリングは「SKF」の物で驚くほど回転は軽く、そして滑らかに回ります。
分解しても、どこにもメーカー名は見当たりませんが当時、この形式の製品を
市販していた会社といえばイタリアの「OMAS」、「FT」等がありました。
多分、その、どちらかの製品ではないでしょうか。
ちなみに左右のワン、ロックリング、シャフト、クランク固定ボルトなど、全てスチール製で
重量は、それほど軽い物ではありません。
ワンの外面は、スチールですがなぜかシルバーメッキではなく黒くなっています。



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WLは、もちろんカンパ レコードです。
画像のように肉抜きされています。
ただし、この肉抜き、コルナゴが内製していたのではなく、どこかで作られていたのだと思われます。
現物を見ると型で抜かれていた事が判りますし、同じ型で抜いたと思われる物がデローザなど
他のブランドでも、たくさん見られます(物によって穴の位置がずれたりしていますが)。
多分、イタリア国内のどこかでWLを専門に加工していた下請け業者がいたのだと思います。



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コルナゴオリジナルといえばヘッド小物もCOLNAGOの文字の入ったオリジナル品です。
これも製造メーカーは不明だったと思います。
実は、オリジナル重視のコルサにしては珍しく売却してしまい確認できません(笑)
(これもオフメガかオマスかFTでしょう)

この黒いヘッドパーツはどうしても好きになれず(フレームカラーに合わないと思う)、
同じく黒いボトルケージとともにはずしてしまいました。
現在、HPはカンパ スーパーレコードに交換しています。



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ピラーはミゾの長いもの(左から2本目)が入っていましたが当然、ミゾ部分が
フレームの中に大半が入ってしまいます。
それならと別に買い求めてあったミゾ加工の短い物(一番左側)に交換してみましたが、
それでもミゾが全てフレームの外に出ないので現在はマークの入っていない物を
仮付けしてあります。
(ステッカーで刻印に見えるようなコルナゴマークを入れようかと考えています。笑)

画像左側のコルナゴ刻印の2本のピラーを見比べてみるとクラブのマークなど
微妙に違いがあるのがわかります。
※この画像は昔の物で今は、ほとんど手元に残っていませんので。



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ブレーキレバーには、このように刻印が入っていました。
この時代のレーサーはコルナゴに限らず、刻印が施されていましたから見て、
とても楽しい物でした。

ブレーキレバーの刻印もコルナゴの場合、いくつかの種類があります。

ちなみに、このコルナゴにはブレーキレバー、シートピラー、ステム(サロンニ刻印だが)の
3点(WLは穴明けだけなので)に刻印が施されていました。



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通常、一番、加工を施され目立つギヤ板はスーパーレコードだったせいか
刻印はありませんでした。

チェンホイールの5ピンも謎の部品です。
この時代のカンパなら刻印があるはずだと思うのですが一切ありませんでした。
カンパが刻印を打ちもらしたのか?それとも他社の製品なのか?
CWは多分カンパ社内で組まれて納品されると思うのでコルナゴが入替えるとも考えにくいのですが。



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私のコルナゴのカンパ スーパーレコードのギヤ板には残念ながら刻印は
ありませんでしたがスーパーレコードのギヤ板でも刻印の入った物がありました。
これらは、いずれも単体で販売されていたものです。

画像のコルナゴは53Tに加工していますが、文字がリングの幅、ギリギリですね。
(52Tには同じ文字サイズでは無理かもしれません)
「スーレコの52Tギヤ板は幅が狭いので刻印したものはない」という話を時々聞きますが
画像のデローザのリングは52Tに刻印加工されています。
(53Tと52Tはわずかに幅が違います。もちろん52Tのほうが狭い)
(ちなみにOLMOのギヤ板はスーレコではなくてレコードの枠をカットした物ですね)
この画像のギヤ板も現在は残念ながら手もとに一枚も残っていません。
(残しておけばよかった・・・)


「その3」に続く