今日は午後から仕事することにして午前中、トレーニングを兼ねて?サイクリングに
行くことにしました。

目的地は豊橋市の西に隣接する田原市。

さて、今日の行動時間は約3時間、片道十数キロ程度ぐらいでしょうか。
改めて考えてみると十数キロ程度の範囲でも行ったことのない所が結構あります。

今回は田原市大久保町地区の寺社、古墳を探索しながら走ってくることにしました。

ただし、結局、3時間を少々?オーバーしたのですけど(笑)


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田原市街の西側、少し離れた大久保町地区の「大久保神社」


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この後に出てくる長興寺とともに衣笠山(きぬがさやま)の南に続く
山々の南麓に位置しています。
大久保神社、どういう歴史、いわれなどがある神社かは不明ですが思いのほか立派で驚きました。


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大久保神社の境内には「田原市指定文化財、天然記念物」に指定されている巨木がありました。


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この巨木、
椎の木なんですね!


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大久保神社のすぐ西側には「曹洞宗 雲龍山 長興寺」があります。

ここは鎌倉時代(1275年)創建といわれ
後に田原城を築城した戸田氏の菩提寺となったところだそうです。
(創建後、いったん応仁の乱などで衰退したが復興されたらしい)

まずは、立派な山門から。
この山門は1694年に再建された物だそうです。


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山門にあった彫刻。


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1831年に作られたという中雀門より本堂を見たところ。


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本堂などの建物はいつ建てられた物かはわかりませんでした。


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長興寺 戸田氏の墓所。


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長興寺から南西に数百mほど進むと林の中に「籠池古墳」があります。

直径20mほどの円墳で6世紀後半から7世紀前半に作られたと考えられているようです。


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横穴式石室ですが入口は閉じられています。


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石室入口の柵から石室内部をのぞいたところ。
石組みの崩壊が起こりそうなのか補強されています。

奥壁の手前に2枚の石を組み合わせた「組合せ式石棺」が見えます。
(ここで見えるのは手前の2枚だけですが実際は2枚だけではあろません)

2枚の石が赤っぽく見えるのは石材がチャート製なのかもしれません。
(ベンガラなどによる着色ではなさそうに見えました)


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実は、ここ、上部が覆いになっていて隙間から石室内部が観察できます。
石室内部の補強作業の為に開削したのでしょうか。
(立入禁止とは書いていませんが、一応ロープが張ってあります。
 怪我したり遺跡を傷めないよう注意して観察しましょう)

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奥壁の前及び左右にも板状の石が置かれて(手前と合わせて最低6枚)
石棺が構成されているのがわかります。
両袖式の石室のようですが、その広さのわりに石棺部分が奥壁の直前のみ、
なのが意外な感じがします。
この石室の大きさでは伸展葬では無理ですね、屈葬だったのでしょうか?


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田原市に、こんなに茶畑があるとは知りませんでした。
と言っても画像では茶畑が、どれだけ広がっているかわかりませんよね(笑)
(最近は、このBSモールトンの出番が多い)

今日は短時間ですが充実していましたね~。
さて、追い風に乗って一気に帰るとしますか(笑)