9月4~6日のサイクリングも最終日。
4、5日とも、ほぼ予定通り、順調に走る事が出来ました。
(角間峠は残念ながら断念したけど)
さあ、最終日の6日は、どうなるでしょう。


早朝、また車で移動して今回のスタート地点は長野県上田市下武石地区としました。
この周辺には小峠が点在しています。
峠が集中しているこの地域で6~8ヶ所程度の峠を一気に制覇の予定です(笑)
この辺り、小峠ながら古い歴史を持つ峠が多いのが特徴です。
例えば平井時峠などは旧峠直下に有料のトンネルが作られているように、かつては塩田平から中山道(中窪宿)の最短路としても盛んに利用されていたようです。



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車を停めたところから、すぐ北東の鳥屋峠(とや・とうげ)が最初の目的地です。
入り口を探していると散歩中のおじいさんに出会いました。
早速、峠の情報を収集します。

それによると・・・
①鳥屋峠は、もう利用する人もなく荒れはてている。
 特にあんたの格好では無理だろう(レーサーパンツ姿)
②所沢峠は途中まで舗装されているから何とか自転車でもいけるかもしれん。
③熊沢峠?知らんなぁ。どこやと地図をのぞき込むが・・・やっぱり判らん。聞いたことない。
④平井寺峠旧道は、もう通れんだろうなぁ、トンネルから行った方がええ。
とのことでした。

とりあえず鳥屋峠の行ける所まで行ってみます、と言うと散歩コースの途中なので
入口まで案内してくださるとのこと。
自転車を押しながら、さらに地元の話を聞くことにします。

画像は早朝の霧にけむる鳥屋峠(南側より)


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鳥屋の集落から、いきなり、この道ですから、やはり先は楽観出来そうにありません(笑)
この画像のお地蔵さん以外にも道祖神など、いろいろ見かけましたから、やはり古い峠道のようです。


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地元のおじいさんと別れて進むとすぐにこんな感じ。
でも、この程度の道が、もう少し続くなら峠の標高もそれほど高くないので、
もしかしたら峠まで行けるかもと期待して進みます。


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しかし、すぐに希望は打ち砕かれます(笑)
このブッシュをレーサーパンツ姿で進む根性は持ち合わせていません!
(長ズボンでもあきらめたと思いますが)
朝一で挑んだ鳥屋峠は・・・早速、あきらめます。


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それではと次の所沢峠(鳥屋峠の西側)に向かいます。
地形図の表示から鳥屋峠、所沢峠、熊沢峠の中では一番、楽に越えられると思われる峠です。

ところが・・・入口から、この看板。
反射して貼紙が読みにくいと思いますが「落石のため林道通行止め」とあります。
「やれやれ、ここもダメかよ」(笑)


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とりあえず、行ける所まで行ってみようと登って行くと特に問題なく峠に到着。
どうやら落石ヶ所は峠の北側のようです。
画像は所沢峠を南側から見たところ。


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峠を越して下り始めてもこんな感じ。
落石場所さえクリア出来るなら一気に下れるかも。
時間も短縮出来そう・・・。


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ところが間もなく舗装は途切れダートに。
そういえば、入口や峠の標識から考えるに、どうやら峠の北と南では管理、管轄が違うらしい・・・
なにやら不安、まさか途中で林道が終わってるなんてことないよね(笑)


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所沢峠は結局、途中、荒れているところはあったものの、たいした落石ヶ所はなく
(道の三分の一程度に石が落ちている所はあった。でも絵にならないぐらいの規模だったので画像はなし)
無事に虚空蔵近くの集落まで降りる事が出来ました。
画像の左手が所沢峠、右手に平井寺峠があるはず。
画像の奥方向は国道254号線で三才山トンネルを通り松本市に至ります。


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平井寺峠は地形図にも破線ながら、はっきり書かれています。
すぐに入口もわかるだろうと、たかをくくっていましたが・・・見つかりません。
画像の地点を登ると・・・お墓でした。


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私有地への入口と思っていたトンネルの、すぐ東側の道。
(トンネル南側の入口が写っています)
画像左手のガードレールの奥は建物があるけど行止り、ハズレ。

右手にも少し道はあるもののブッシュで断念。
地形図とは位置関係が合わない様な気もしますが、後で考えると、やはり、旧道入口は、
このあたりだったのかもしれません。
いずれにしても周辺は既に踏み跡も見当たらないほど草に埋もれていました。

仕方ありません。
南側からは、もう手掛かりがありませんしブッシュをかき分け行けたとしても時間もかかりそうですから
北側のルートに期待して平井寺峠、南側からの旧道探索は、あきらめます。
有料トンネルを通って北側に回りこみましょう。

※続く