1960年代と思われる片倉シルク ピスト(サンプル、田爺さん提供)の部品を見て行く
この企画?今回はサドルを見ていきます。

完成車(フレーム)の記事
(部品類も書庫「友人の自転車たち」に随時アップされています)


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このピストにセットされていたのは藤田のピスト用革サドルでした。

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ツーリング用の革サドルとは違って極端に幅の狭いスタイルが特徴の
競輪用(ピスト競技用)の革サドルです。

この独特のスタイル(形)から通称「棒サドル」(棒のようなサドル)と呼ばれていました。

もちろん、ピスト競技用ですからレース時間は短時間、座り心地は無視?しても
回転重視の為、このような細い形状になったと思われます。
またゴール前のスプリントの際には極端な前乗りになる為、
ある程度の前後長も重視されていたようです。
(実際、現在の競輪用プラサドルの長さでは不満で革サドルを使い続けている競輪選手が最近までいました)
この手のサドル(藤田以外のメーカーも存在しました。次回、ご紹介の予定)、
70年代後半ぐらいまでは使用している競輪選手を、まだまだ見かけたものです。

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サイドのマークは楕円形の物です。これ以外の形の物も存在します(これも次回、ご紹介の予定)
藤田のサドル、ピラーに良く見かける「BELT」の文字が読み取れます。
それ以外の小さな文字もありますが、残念ながら、ほとんど読み取れません。

下部に、あいている小さな穴は多分、ノンオリジナル。
これは、多くの選手が行っていた加工で左右を丈夫な糸などで結びサイドが
開かないようにした名残だと思われます。

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サドル後部に小さな穴が二つあいています。
これは、バッジがリベット止めされていた跡なのでしょうか?
ピスト用棒サドルでバッジがついた物を見た記憶がありません。
古い物にはバッジが付いた物が存在したのでしょうか?

※次回は藤田以外に競輪選手に愛用された革サドルを、ご紹介するつもりです。