16日は日中、数時間なら自転車に乗れそうです。
遠くまで出かける時間はありませんが家周辺の練習コースではつまりません。
15日の夜に、そんなことを考えていると・・・
豊橋の北部に隣接する新城市の遺跡(まだ行った事がない)に行くことを思い立ちました。
冷え込むとの予報ですが新城の中心部に近い地域ですし豊川沿いなので、
それほど心配する事もないでしょう。

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自宅から自走する時間も気力もありませんので市境近くまで車で出かけます。

そこからスタートして新城市中心部の南部「桜渕公園」辺りまで来ると積雪があります。
まあ、何とかなるだろうと進むと・・・
JR飯田線 三河東郷駅の近くまで行くと、こんな雪景色。
他の地域ではたいしたことはないでしょうがこの地方(東三河)では、これだけの
雪は滅多にありません。
(ちなみに画像の場所は1575年の長篠の戦の一番南側に当たる古戦場)
道路の積雪は日影以外は、たいしたことはないし目的地は、もう近いので注意して進みます。
(既に、ここまでに日影の凍結で一回、転倒・・・)

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目的地と思われるところに到着しました。
雪景色の中を探索します。

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それにしても雪道に最も向かない自転車で来てしまったようです。

泥除けはないし、もともと舗装路向けのタイヤは3千キロ以上の走行でツルツルだし、
RDやチェーンなどは地面に近く汚れやすいし、これなら同じスリック系のタイヤでも
駆動系が地面より離れている分、ロードの方が、まだよかったかも(笑)
後で、しっかり掃除、メンテしないといけませんねぇ。

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おっと、自転車の話になってしまいましたが・・・

今日の目的地は、この奥辺りでした(北側から南側を望む)。
現在は、ただの畑です。
説明版もありましたが1986年に立てられたままのようで、ほとんど読み取れませんでした。

では、ここは何かと言うと萩平遺跡(はぎひらいせき)といい
「旧石器時代の石器が見つかったところ」なのです。

(当初、石器の採集地点により萩平上の段遺跡と萩平下の段遺跡とされたが後に遺跡の区別を
 明確にする為、前者を加生沢遺跡(かせいざわいせき)、後者を萩平遺跡と呼ぶようになったそうです)

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遺跡の北西側(森の間の辺りらしい)が加生沢遺跡のようです。

現在、愛知県下で旧石器時代の遺物とされる物が出土した場所は100ヶ所をゆうに超えています。
しかし、資料がまとまって出土した遺跡は少なく、ここ加生沢遺跡、萩平遺跡の他には
10ヶ所程度のようです。
(北設楽郡の茶臼山遺跡、岡崎市の五本松遺跡、犬山市の入鹿池遺跡、豊川市の駒場遺跡など)

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一つ上の画像の右手には萩平古墳群があるようですが、よくわかりませんでした。
ちなみに右手の小山自体は自然地形で古墳ではないようです。
ただ、小山の上には「山の神」とされる小さな祠がありました。

萩平古墳群を探して近所を探索したいところですが・・・
シューズカバーを忘れて、ただでさえ、爪先が冷たくて仕方ないのに雪解け水を
巻き上げて濡れた為、辛くて仕方ありません。
とりあえず、加生沢遺跡、萩平遺跡の立地を確認出来たので引上げることにします。

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ところが時々のぞいていた晴れ間が、いつの間にか猛吹雪に(笑)

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しばらくすると雪も小降りになったので帰り道の途中の遺跡を下見に行きます。
またまた、BSモールトンに似合わないルートになってしまいました。

ここは豊川市と新城市の市境にある旗頭山の中腹です。
旗頭山には1573年、野田合戦の際、徳川家康が陣を置いたとも言われています。

ここを訪ねた目的は「徳川家康が陣」を置いた事には、まったく関係なく(笑)
もっと、古代の遺跡があるのです。
ただし、ここは「NEWちゃん」と訪ねる約束をしているので登り口を確認して今回は撤退します。

まあ、本当は寒かったのと時間切れだったんですけど(笑)


それにしても大事に3千キロ以上乗ってきたBSモールトンですが今日は凍結で転倒したり
強風で倒されたりして散々でした。

大切に扱ってきたのに今日一日で両方のペダル、バーテープ、ブレーキレバーの先端など
キズがたくさん付いてしまいました。
これがMTBやシクロクロスなら、どうって事ないんですけど、ちょっと悲しい(笑)

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そんなことを16日の深夜、書いていたら・・・
17日朝には自宅周辺まで積雪が。
愛知県東部で積雪がある事はほとんどありません。
(昨日行ったあたりは今日はもっと凄いことになっているでしょうね)
この地区では(遠出する車以外)冬用タイヤを付ける人は、ほとんどいませんから
朝から大混乱です。