前回、アライのハブを取上げた際、「アルテンバーガーのハブとデザインが似ている」
と書きました。
残念ながら私の手元にアルテンバーガーのサンプルがなく比較、確認出来なかったのですが・・・

なんと、ugbrotherさんが、わざわざ画像を送ってくださいました。
今回はugbrotherさんが送っていただいた画像をもとに比較して検証してみます。
(ugbrotherさん画像ありがとうございました。使わせていただきます。)

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左のブルーに着色されているのがアルテンバーガー、右がアライになります。
前回の記事でも書いたとおり、固定ナット、スペーサーなどの作りを見ると
アルテンバーガーの方が作り込みが良いのがわかります。

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前回の記事のサンプルではアライハブのナットはフランジ一体式ナットでしたが、
今回の物はナット+ワッシャーで構成されていますね。

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上の画像はリヤハブ全体の、そして下の画像はリヤハブの左側のアップになります。
ベアリングが入っている部分の形状がまったく違う事が確認できます。

上の画像のアルテンバーガーのハブ胴にはフランジの穴の形と良く似た「まゆ型」の
ステッカーが貼られていますね。
意外にアルテンバーガーのまゆ型の肉抜きは、このマークから来ているのかも?

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フロントハブの比較。
やはりベアリングの入っている部分の形状が違う事がわかります。
アライのハブはずいぶんエッジの効いた造形で仕上げられていますが
両者の製造方法も違いがあるのではと気になります。

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それでは、いよいよ、両者のフランジのデザインを比較して見ましょう。
なるほど、良く似ていますが・・・細かいところに違いが見られます。
ベアリングカバー?の回りは、やはりアライの方がエッジのたった仕上げです。
「まゆ型」の穴は良く似ていますがアルテンバーガーの方が少し大きめに見えますね。
その他、「まゆ型」の間にある丸穴の位置が違うようですね。
アルテンバーガーの丸穴は「まゆ型」の中心線?より、やや外側に位置しているように見えます。
気のせいでしょうか?

これらの違いからアライとアルテンバーガーのハブは似ているものの
実際は別物であると言う事が証明できました。
(ugbrotherさん、ありがとうございました。)

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番外編?
ugbrotherさんのアライ フロントハブは、アメリカから入手されたものでそうです。
それには、このようなカードが付いていたそうです。
右のマークは「菊の御紋」?、左のマークはドイツかどこかの欧州風の紋章を思わせるの
マークがかかれています。
(アルテンバーガーはドイツのメーカーなので・・・、まさかとは思いますが、
   また、ここで引っ掛かるのです?笑)
その他、「#KAW-1330」、 「LIGHT ALLOY FRONT HUB」などの文字があります。 


※アライと言う会社、アライ製品に関して、ご存知の方はご教授いただければ幸いです。