前回、アライのペダルを数点ご紹介しました。

それらのペダルは全てスチール製で、その為、アライのペダルは廉価版ばかりだと思っていました。

ところが・・・



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くさやんさんから届けられた、このアライの箱に収まっていたのは・・・
前回のスチール製のペダルの箱に比べ鮮やかなカラーの箱が期待させますし、
なんと、「軽合金Ⅰ型」のゴム印も押されています!

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なんと、ゴム印どおり、軽合金製の、それもクイル型ペダルでした。
片面しか踏めずトウクリップを付けて使う事が前提となる、この形状のペダルは改めて
言うまでもなくサイクリングなどの(もちろんレース使用の可能性もある)スポーツ用です。
失礼ながら廉価版部品メーカーだとばかり思っていたアライが以前ご紹介したQRハブに続き
軽合金製クイルペダルを製造販売していたとは大変驚きました。
販売されていた時期はわかりませんがプレートの「かしめ」の形状などミカシマで言えば
シルバンクラスに匹敵する品質です。
ミカシマがシルバンを出す以前の普及タイプのペダル(クイル2Kとか)の「かしめ」と
比べればずいぶん品質感が高い物に思います。
余談ながらミカシマに限らず70年代半ばまでの普及型ペダルはプレートのかしめが
見た目、耐久性ともずいぶん劣っていました。
また本体も一体で作るにはコストが高くなるようでパイプとプレス材を組み合わせて
構成されている、いかにも頼りない物が多かったのです。
それがミカシマ シルバンの登場により普及型ペダルの見た目、耐久性が大幅にアップしたと
言えると思います。
このアライのクイルペダル、本体の製造方法はシルバンと同じような方法で作られているようです。
ここまで書いてきて、やはり気になるのは、このアライのクイルペダルの発売時期が
いつだったのかといつことです。
シルバンに比べて後か先なのか・・・

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キャップの形状は・・・アライらしく?シンプルな物で工具で回して脱着するようには
出来ていないようです。
どうやら単なる、はめ込み式のようですね(すみません、未確認です)

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プレートにはアライのブランド?「CHAIR」の文字があります。

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前回、ご紹介の全スチール製ペダルのシャフトはどれも黒色仕上げでしたが
今回のサンプルは高級感あふれる?クロームメッキ仕上げです。
もちろん、お約束の椅子のマークが入っています。
ただし、椅子のデザインは最初に、ご紹介したQRハブの物より、
ずいぶん簡素化?されてしまったようです。
(簡素化されたのはマークのサイズが小さい事もあるかもしれない)

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箱の椅子のイラストは、あれっ、結構リアルになっていますね。

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袋(R用)の左上部に「VIA」(日本車輌検査協会)や「JIS」の文字と並んで、
ここにも椅子のイラストが入っていました。

袋の青い帯の「荒井製作所」の文字両側に小さな文字が見えるでしょうか?
右に「東京」、左に「名古屋」の文字がありますが・・・。