一日は岡崎のショップさんのサイクリングに、ご一緒させていただきました。

コースをざっとご紹介しましょう。
スタート&ゴールは愛知県新城市 JR本長篠駅。
ここから東進し大野地区手前から県道505号線に入り八昇峠を越えて巣山地区へ。
更に東へ県道442号(鳳来佐久間線)、県境を越えて静岡県に入り
県道9号(天竜東栄線)にて愛知県に戻りJR 東栄駅へ。
東栄駅のカフェにて休憩後、国道151号線を北上。
東栄町市街地を経て国道473号線へ。神田(かだ)地区から県道32号線(鳳来東栄線)から
仏坂峠を越えて南下、本長篠へ戻ります。

距離にして77キロほど、名のある?峠は八昇峠、仏坂峠程度ですが
無名峠が山ほどあって高低差が多いタフなコースでした。

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最初の峠、八昇峠(はっしょうとうげ)。
この峠は20年ほど前に一度だけ反対方向から下った事があるだけで再訪したい所の一つでした。
その時は、名のある峠とは知らず画像も撮っていなかったのですが
(この辺りならどこにでもあるような小峠ですし)、
後日、地学の本を見ていたところ、ここは地学的に注目するべきところであり、
また峠の名前を知り今回、やっと写真を撮る事が出来たのでした(笑)
(地形図などで峠の名前を見た記憶はなく地学の本でしか、この峠の名前を見た事がありません)

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八昇峠の西側直前にある中央構造線の断層で細川断層と呼ばれている場所。
コロナ社、「愛知県 地学のガイド」と言う本によると北の断層は
数百mから一千m落ち込んでいると推定されているのだそうです。
そのせいか、周辺では「食い違い礫」と呼ばれる石も見つかります。

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峠手前、西側。
晴れた日には断層線谷のかなたに三河湾まで見えるそうですが今日は天気が悪く残念でした。
そういえば20年ほど前に通った時も寒く天気が悪かったような記憶が(笑)
(今回の使用車はワイド&ローレシオのリッチー スイスクロス)

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JR 飯田線 東栄駅。
その名からトーエイ車乗りの聖地(笑)として有名?
ただし、今回写っているのはトーエイではなくデモ鳥さんのBSピクニカ大改造車。
(今回のリーダー、けったさんだけはトーエイ車でした)

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デモ鳥さんのBSピクニカ大改造車のアップ。
ホイールはBSモールトンの17インチに換装。
フロントフォーク、オーダー品!。リヤエンドはアルミ板から自作!!。車体メッキ!!!
その他改造、多数・・・脱帽(笑)

大改造車とは言え
これで、高低差も激しい山道を走り切ったのですから驚きです。
試乗させてもらうと速度がある程度出れば操縦性は安定していますがフレームの
剛性感のなさ(ハンドルを引くとぐらぐらする)はダンシングなどを多用した走りの
私には気持ち的に長距離は耐えられません?(笑)

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仏坂峠に向かう途中にあった穴滝。
何度も、ここを通った事があるのですが下り方向が多く、こんな立派な
滝だとは初めて気が付きました。
(画像では雰囲気が伝わらないかもしれませんが結構落差があります)

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仏坂トンネル西側出口。
仏坂峠は、このトンネルが出来るまで(昭和40年代)まで車が通れる道はなく
険しい崖の岩場を歩くしかなかったとのこと。
荷物は馬に積み運んで越えた古道の峠です。
現在尾根から西側は東海自然歩道になっていますが峠から東の道は廃道になっているようです。

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桜どころか、やっと梅が咲き出したばかりの四谷(よつや)地区の棚田(千枚田)。

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お約束?の方向から見た、四谷(よつや)集落の棚田(千枚田)。
もう少ししたら田植えが始まるのでしょう。

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四谷(よつや)地区の棚田の間を通る古道。
この道の先は、正面の鞍掛山の西側(画像左側)の、かしやげ峠につながっています。
だとしたら手負いの武田信玄が信州に向かった道だと思われます。

この後は廃線 田口線の跡等を辿って本長篠駅まで戻りました。