<ダホン オビワン 8,8㎏への道>は今回で、ひとまず最終回。
最終回はフロントフォークの交換、そう、アルミ製フロントフォークをインストールします。


ダホン オビワン(中国国内仕様)の日本仕様、ビスク/ヴィスクが発表された時、
資料にはアルミフォークと書かれていました。

「中国仕様はスチールフォークで日本仕様はアルミフォークか~!」
と地団駄踏んだ、ものです。
ところが日本でビスク/ヴィスクが納車されると結局、中国仕様と同じスチールフォークだったので
私はホッとしたものです(笑)

まあ、来年あたりに「SL」とかの名称で日本でアルミフォーク仕様が売られることに
なるのかもしれませんが。


今年に入り、しばらくすると中国在住の知人から連絡が入りました。
「中国国内ではダホン用のアルミフロントフォークが単体で流通している」、
「それも、たいした金額ではない」
と言います。
早速、詳細を調べてもらいました。

それによると
①サイドに「SLIPSTREAM URO U7」、「TRIPLE BUTTED ALUMINUM」の文字が入っている。
②アルミ製のフロントフォークは当然、ブレードはもちろん、コラムまでアルミ製。
③オビワン(日本名ビスク/ヴィスク)に無加工で交換出来そう。
④フォーク固定の大きなボルトは、スチールとアルミのフォークではネジ径が違うので専用品が必要。
⑤上記の固定ボルトにはスチール製、アルミ製、チタン製の3種類がある。
⑥ヘッド小物の下玉押しのサイズは一緒なのでスチールフォークから、はずしてアルミフォークに
 取り付ければよい。
⑦フォークは日本円に換算して数千円、固定ボルトもチタンで数百円、合計、○千円で、
 300gほども軽くなる!!!!!

「○千円の投資で、重量が一気に300gほど?も軽くなる!!!!!」
これは、もう、やらない理由がありません?(笑)
軽量化と投資金額のバランスで考えればホイールより安価かもしれません。

早速、知人にアルミフォークの手配をお願いしました。
(実際は、以前、ご報告したライトプロホイールと同時に購入、発送してもらった)

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アルミフォークが届きました。
なるほど、サイドには
「SLIPSTREAM」、「URO U7 TRIPLE BUTTED ALUMINUM」
の文字が入っています。
がぞうではと見にくいと思いますがトリプルバテッドとありますね。

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スチールフォークとアルミフォークの比較。
手前(画像下)がアルミフォーク。
全体にアルミフォークの方が、ごつく?出来ています。
特にフォーククラウン部分、ブレーキ取り付け部、エンドはアルミの方が厚く出来ています。

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フォーククラウン部分比較。(左がアルミフォーク)

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フォークエンド部分とマグネット取り付け部分。(左がアルミフォーク)
フォークブレードの前後長がアルミフォークの方がボリュームがあるのがわかります。
エンドの大きな違いはスチールフォークのエンドが薄く、なおかつQR小物が当る部分以外のまわりが、
うず高くなっており脱落防止エンド形状となっていることです。
アルミフォークは全体に厚く脱落防止には下部に2ヶ所の「でっぱり」があるだけです。
画像では、突起は、すでに削り落とし白くペイント済み。
加工前(削る前)の形状は下の方に画像があります。

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ブレーキ取り付け部分の比較。(左がアルミフォーク)
ここもアルミフォークの方が、かなり力強い印象です。少々、アルミ溶接の跡は・・・汚いですが(笑)

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フォークコラムの比較。(左がアルミフォーク)
材質が違うので色が違います。
外径は、もちろん、同じですが内径(ネジ径)は違います。
アルミフォークの方は強度を確保する為でしょう、肉厚が厚くなっている事が
お分かりになるでしょうか?

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フォーク固定ボルトの比較。
一番左がアルミフォーク用のチタン製(鉄、アルミもあるという)、
中央がノーマルスチールフォーク用の鉄製ボルト。
右はスチールフォークに付いていた銅製?ワッシャー、これはアルミフォークにも組付けます。
奥はアルミフォーク、先ほどの画像より肉厚が厚いのが判りやすいですね?

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フォークエンドのアップ。
先にも書いたとおり、スチールエンドに比べて、かなり肉厚です。
そして先端に突起があり脱落防止になっています。
これを・・・

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脱落防止の突起は削り落としてしまいます。
キズを付けるといけないのでカバーして作業します。
せっかくのQRハブなのに、いちいちナットを緩めなければならないのでは意味がありませんから。
(私は車載の時、前輪を外すので。以前の記事で車載アタッチメントの記事あり)

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ヘッド小物の下玉押し・・・これは苦労しました。
宝山のプロ用専用工具もあるのですが下玉押しの形状が、工具のツメが入らない形状なのです。
良くある、「Uの字型」の簡易工具ではフォーククラウン部分形状の為に使えません。
その為、なかなか、外せなかったのです。
結局、薄く削ったマイナスドライバーを多方向から少しずつ叩き込んで、
やっと隙間を作り専用工具のツメをかませて外しました。
外してしまえば打ち込むのは簡単!(パークの専用工具で打ち込み)
さて、いよいよ、アルミフォークをダホンのフレームに取り付けます。
果たして、本当に無加工で装着出来るのでしょうか・・・・

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アルミフォークの装着は苦労の連続・・・ではなく、あっけなく完了しました。
まあ、あえて上げれば先ほどの「下玉押しの外し作業」と「チタンボルトの加工」でしょうか。
チタンボルトの加工とは六角穴。
整形が悪く六角レンチが奥まで入りませんでした。これはヤスリで少し削り六角レンチが
ピッタリ入るまで修正しました。

修正後は焼き付き防止(チタンボルトとアルミは焼き付き現象を起こしやすい)の為、
良質なグリス(専用のカッパーグリスもあります)をねじ山に丁寧に塗ってから組付けました。
焼き付き現象は低トルクでも発生する事があるのでチタン、アルミを組付ける時は仮組みでも
注意した方が良いと思います。(焼き付き現象、経験アリ)

最後に重量を書いておきます。
まず、スチールフォークが737.0g、スチールフォーク用の鉄ボルトが49.5gです。
そしてアルミフォークが430.0g、アルミフォーク用チタンボルトが22.5gでした。
アルミフォーク+チタンボルトに交換したことで
トータル334.0gほど軽量化できたことになります。

交換後の問題は特に発生しておらず(ハンドリングなど操縦性など含めて)、
あえて言えば同じ白色とは言え若干、色目が違うことぐらいでしょうか?
とは言っても組み付けてしまえば特に気になる事もなく忘れてしまいます。
見た人に色が違うとして記された事もありません。

アルミフォークへの交換、安価で軽量化の効果大(○千円で何と-334g)、
したがって大成功、大満足と言ってしまいましょう(笑)