普段、中国在住の知人が日本に帰ってきているとのこと。
コルサのダホンや改造パーツを中国国内で買い付けてくれている自転車仲間(ダホン仲間)です。

と言うことで多忙な彼の仕事、プライベートの合間、ダホンを使って輪行サイクリングに
行くことになりました。

突然の出発なので、ほぼ無計画、
「乗る電車の時間と、まず降りる駅ぐらいしか決まっていない」
という出発です。


乗った電車はJR飯田線、普通列車に乗って「相月・あいづき」と言う駅を目指します。
飯田線といえば地元の方なら豊橋市から愛知県(奥三河)や静岡県、長野県を通って
辰野駅まで行き来する鉄道路線、そして鉄道ファンなら素晴らしい景観、
また多くの無人駅、さらに、いわゆる秘境駅が多く存在する路線として有名でしょう。
(秘境駅・・・無人駅どころか駅周辺には民家もない、駅前まで車はもちろん、
自転車ですらいけない所もある)

ネットで、とある鉄道ファンの方のHPを拝見すると日本全国の鉄道駅の中から選んだ
「秘境駅ランキング1~50位」に飯田線の駅は「2位を筆頭に5駅がランク入り」しています。


さて今回目指した「あいづき」と言う駅・・・豊橋から約2時間ほど
(我々は豊橋から乗車したのではないのですが)
もちろん?無人駅です。

自転車を組立、あいづき駅から北上して城西駅(しろにしえき)を過ぎると本日、
無計画ながらも、いちおう最初の目的地です。

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飯田線ファン?ならご存知?の「第6水窪川橋りょう」です。
通称「飯田線S字橋」あるいは「渡らずの鉄橋」の方がわかりやすいでしょうか?
ここがなぜ鉄道ファンの名所なのかと言うと・・・

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ここは、画像右手の山を45mほどのトンネルで通過する予定だったのだそうです。
実際、工事に着手したものの、もともと地盤が脆弱なうえ建設中の相次ぐ台風の影響で崩落、
結局、トンネル案は放棄されて計画変更、橋りょうで迂回することになったそうです。

その橋りょうは反対岸に電車が渡るわけではなく画像のようにいったん、川の上に出て
またもとの岸に戻るため「渡らずの鉄橋」、また、その形状から「S字橋」と
呼ばれるようになった訳です。
せっかくなら電車が走っている画像を撮りたい所ですが無計画ですから電車のダイヤも
調べていません(笑)
あいづき駅に降りた時に、ちらっとでも時刻表を見てくれば良かったのですが。
まあ、そうは言ってもいずれにしても1時間に一本電車があればいい方ですからね(笑)
なかなか、電車は来ないでしょうけどね。

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S字橋を見て北上、水窪町に入ります。
水窪町は飯田線の沿線では比較的大きな町?です。
吊橋は駅への専用ルート?で自転車、歩き用。
車は画像には写っていませんが右手に道が有ります。

ここで食事を取り、次のプランへ・・・
計画では、ここから自転車ですら駅前まで行くことの出来ない
(車が通れる道から駅まで山道を1時間ほど歩く)
秘境駅の小和田駅まで輪行、駅周辺を散策した後、上下線どちらでも良いので、
「車道に出れる駅」(笑)まで、また輪行し中部天竜駅まで自転車走行して、
というつもりでした。

ところが・・・ここで無計画ぶりで窮地に(笑)
約1時間後の13時7分発の下り線で目的の秘境駅、小和田駅(こわだえき)までは
行く事が出来るのですがその後、小和田の駅に止まる電車は2時間以上ありません、
というか2時間以上、この水窪駅にも止まる電車すらないのでした(笑)

で、結局、小和田駅その他の秘境駅、訪問は断念。
ここ水窪駅から準秘境駅?とでも言うべき大嵐(おおぞれ)と言う、となり駅まで
輪行することにしました。

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大嵐駅、到着。
この駅もけっこう、凄いんです。
画像のようにトンネル(大原トンネル)を出るといきなり大嵐駅のホームです!

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そして反対側を見るとホームが終わると、すぐにトンネル!
そう、ホームの両側がトンネルと言う駅なんです!
でも、この駅は駅前まで車が来る事が出来ますから??秘境駅の仲間入りは出来ませんけど(笑)

ちなみに水窪駅から、この大嵐駅の区間も凄いんです。
水窪駅から大嵐駅までは、ざっと7~8キロの距離でしょうか?
でもそのうち、8割くらい?の5~6キロは大原トンネルと言うトンネルなんです。

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この大嵐駅は、かつて日本最小の村と言われた富山村の玄関口でもある為か
(村までは、けっこう、距離があるのですが)
近年、休憩所を兼ねた立派な駅舎?が立てられました。
もちろん?、無人駅なのですが。
(富山村は、かつて人口200人~程度で自治体としては日本最小の村と言われた。
  現在は豊根村と合併し最小の村は返上したらしい)

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大嵐駅の南側には旧鉄道のトンネル(夏焼隧道)があります。
(佐久間ダム建設で村が沈んだ際、一緒に飯田線の線路も沈んだ為、
  現在は鉄道トンネルとしては使われていない)
佐久間ダムが出来た後にもダム湖左岸(静岡県側)には、このトンネルを使った道が、
かつて、あったようですが現在は通行止めです。
その為、通る人もないはずなのにトンネルには灯りが点いたままです・・・
古い地形図を見るとトンネルの南には、かつて2、3軒の民家があったようで現在も
住んでいる人がいる?
その為かトンネル内の照明が点灯しているのかも知れません。

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夏焼隧道を探索していると雨が降り出しました。
カッパを羽織って富山村に向けて走り出します。
この画像は富山村を通り抜けてから南側から見た画像。
手前は佐久間ダムの湖面、左手の大きな建物は学校のグランドを覆う設備のはずです。
先ほど、富山村は合併前、日本最小の村だった、と書きました。
しかし、もともとは、ずっと大きな村だったのですが佐久間ダム建設により多くの
民家が水没、離散してしまったから、なのだそうです。

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佐久間ダム湖は急峻な山に挟まれた細く長い湖です。

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そんな山奥の細長い湖に騒々しいエンジン音が時々、響きます。
土砂をしゅんせつし運搬する船舶の音でした。
湖のあちこちで、しゅんせつし、ある場所から陸に上げて処理しているようです。

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ダム湖沿いのアップダウンの繰り返しの道を走り佐久間ダムに着きました。
さいわい雨も上がったようです。
よなみに左が私のダホン オビワン、右が友人のダホン Arc S9。ともに中国国内販売用モデル。

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佐久間ダムから下って中部天竜駅到着。

早速、時刻表を見ると上り線は8分ほど前に出発したばかり・・・
次は40分後にあるものの特急だし!
そして、その次はと言えば・・・約2時間後までない!!(笑)

私は、「2時間後の電車に合わせ、もう少し南の駅まで走りましょう」と提案するも、
あっさり却下され、予定通り中部天竜駅から特急で輪行することに。
ここでも無計画ぶりが・・・

この飯田線、時刻表も調べず、行き当たりばったりで輪行サイクリングするには注意が必要です、って、
我々みたいに無計画で、こんな山の中の路線を気ままに輪行サイクリングする人は、
まずいないと思いますが(笑)

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結局、リッチに?特急で輪行し帰還したのでした。

※次回はダホンの輪行について少し書いて見たいと思います。