11月10日は奈良に行ってきました。
いつもお世話になっている方をご案内ですから仕事みたいなものですが?
こんな、仕事なら大歓迎です(笑)
(ですから車利用、自転車走行はありません)
というわけで、いつものように古墳巡りというわけには行きませんので世間一般の人が
奈良に行って立ち寄るようなところを、ご案内となりました。
(その為、今回のタイトルは「奈良観光」とベタな・・・笑)

今回は、お客さんも行ったことのないという西ノ京(にしのきょう)から。
まずは薬師寺へ。

イメージ 1

休ヶ岡八幡宮(やすみがおかはちまんぐう)
「薬師寺といったのに八幡宮?」という方がほとんどでしょう。
(多くの人が前を通りながら我々が御参りしている間に誰も立ち寄らなかった)
薬師寺敷地内、南大門の南にあるこの社、薬師寺の鎮守。
この社殿は重要文化財なのです。

イメージ 2

薬師寺、中門。
奥に見えるのは近年再建(1981)された西塔。
(そういえば中門の左手奥にある重文、若宮社を見逃してしまった)

イメージ 3

その西塔のアップ。

イメージ 4

そしてお目当ての国宝、東塔は・・・なんと大修理中。
まだ6年以上かかる予定とのこと。
東塔と西塔は、ほぼ同じつくりと聞きますが・・・
東塔を写真で見ると再建された西塔とは屋根のカーブが違います。
(東塔の方が屋根の傾斜が、ややきつい)
ずっと疑問に思っていたのですが・・・聞いてみれば簡単なことでした。
それは古い東塔は長い間に屋根が沈んで(下がって)来たためなのだそうです。

イメージ 5

金堂。
堂内部には薬師三尊像(国宝)が、お見えになります。
立派な建物ですが新しい・・・
薬師寺は罹災、地震、火災などで古い建物の多くを失い戦後再建された
建物も多いので新しい建物が目立つのです。

イメージ 6

大講堂。同じく再建。

イメージ 7

帰り道の東回廊脇にあるこの建物。
それほど大きくなく素朴?な作りの建物で、あまり皆さん気にせず通って
行ってしまう人が多いのですが・・・
この建物、東院堂(とういんどう)と言い鎌倉時代のもので、こちらも国宝です。

さて、薬師寺の次は、すぐ北にある唐招提寺に向かいます。

イメージ 8

唐招提寺 金堂(国宝)
(解体修理も数年前に終わったとのこと)
唐招提寺は言うまでもなく中国の高僧、鑑真和上ゆかりのお寺。
ただ、現在残る建物のほとんどは鑑真和上の死後に建てられたものらしい。

イメージ 9

奥の大きな建物が講堂(国宝)、手前右の建物が鼓堂「舎利殿」(国宝)

イメージ 10

講堂の前、東側にあるのが先ほどの鼓堂で、西側に対になっているのが、この鐘楼。
鼓堂と比べると、いたってシンプル?

イメージ 11

金堂、講堂の東側にあるのが礼堂「らいどう」(重文)

イメージ 12

礼堂を反対側(奥側)から見たところ。
途中、土間で別れておりこの画像奥側が礼堂、手前が東室。

イメージ 13

講堂から奥に進むと御影堂「みえいどう」(重文)があります。
ここは門から奥は立ち入り出来ず。
立ち入り禁止の門から、のぞくようにして撮ったのがこの画像。

ここに教科書などにも良く出てくる有名な鑑真和上の坐像(国宝)が安置されているのですが。
ここも意外に皆さん素通り・・・
(帰ってから調べてみると毎年6月5日~6日に拝観出来るらしい)

イメージ 14

御影堂から更に奥の敷地北東部に進むと、こんな塀と門があり・・・

イメージ 15

門をくぐると鑑真和上御廟がありました。

イメージ 16

イメージ 17

そして唐招提寺の帰路で皆さんが、これまた意外に素通りしてしまう建物。
(礼堂の東側にあります)
まあ、二つとも小さな建物ですし案内板も何も出ていないので仕方ないかもしれませんが・・・
もったいない。

上の画像が北側にある宝蔵、下が南側の経蔵。(ともに国宝)

イメージ 18

宝蔵の古代校倉造り。

薬師寺、唐招提寺と見学し次は更に北の平城京を、ご案内・・・
※続く