サカエのESLにつづくセカンドグレード?ロイヤルSLを懐かしむ、この企画、
今回はサカエ ロイヤルSLのステムを見ていきましょう。


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今回のサンプル、サカエ ロイヤルSLです。
幅広浅ミゾ+ホール加工が特徴的です。

ここで話はそれますが・・・
メーカーのカタログが手元にないので、正確には把握しきれていませんが
サカエ ロイヤルSL(RY-SL)には、いくつかのバリエーションがあります。

代表的な物を2、3あげると
①突き出し両側に溝が彫られたタイプ(日東パールGによく似た物)、
(狭いミゾ、やや深い溝)
②NEW RY-SLになるとチタンボルト採用のESLにそっくりなタイプ
(突き出し中空、クランプ穴あき、アルミ台ウス、ステンレスボルト)
になるようです。
そして、今回のサンプル、
③幅広浅ミゾ+ホール加工タイプです。
(これがロイヤルSL、NEWロイヤルSL全てのバリエーションではないと思います)

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特徴的な突き出し部分のアップ。
突き出しに沿って浅いけど幅広いミゾがまず掘られています。
そして大胆なホール加工が施されています。

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のちのESL及びNEW ロイヤルSLはアルミ製の台ウスになりますが、
この頃はまだ斜ウスですね。
またハンドルクランプ部の形状も違います。

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ハンドルクランプ部のボルトナットは中空の凝ったものです。
先にも書いたとおり、ESL及びNEW ロイヤルSLとは軽量化の手法が違います。
このサンプルは中空ですがESL及びNEW ロイヤルSLは
ボルトそのものを細くすることで
軽量化をはかっています。


とにかく日本のメーカーが、ここまで大胆な加工を施して販売したステム、
古き良き時代の逸品?でしょう(笑)

次回は・・・
サカエつながりでチタンボルトを使っていない「ESL」を取り上げてみましょう。