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前回、ご紹介した藤田サドル工業の板ベース用シートピラー。
今回は、このピラーを改造してみます。

ピラーを改造するきっかけはピラー径サイズ違い。
気に入ったピラーを手に入れても使いたいフレームと
サイズが合わなければどうしようもありません。

今回は26.2ミリ径のベルトピラーを26.8ミリに改造します。

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選んだのはパイプの上部まで、ひどい傷のあった旧型。
前回の記事でも書いたヤグラ後部にリベットが打たれていないタイプです。

まずは複数の直径のドリルを用いリベットの頭を削っていきます。
サドルを組んでしまえば見えないところとはいえセンターがずれたり
本体を傷つけないように慎重に。
リベットはアルミ製で、わりと簡単な作業でした。

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片側が削れたところで適当な鉄の棒で打ち出していきます。

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先にも書いた通り、これでパイプとヤグラが分離できるはず・・・
と思ったのは早計でした。
画像をよく見ていただくと穴の周りにパイプ状に見える部分がありませんか?
これ、実は見えるだけでなく本当にパイプが打ち込まれていたのでした。
これを、うっかり見逃した為、後で少し苦労することになります。

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下側の潰れたのが大失敗の証拠。
これが穴の周りに打ち込まれていたアルミパイプ。
ヤグラを取り除こうとパイプ下部から鉄棒を入れプラスチックハンマーでたたくと・・・
動く感触があったのですがヤグラは全然動いていません。
あれっと思って、中をライトで照らすと何かつぶれています。
まあ、仕方ないのでとりあえず叩いて打ち出しました。
何か代わりになる物をと探すと外径、内径ともほぼ同寸法のステンレスパイプが
ジャンク部品箱にありました。
やれやれ助かりました(笑)

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やっとヤグラとパイプが分離しました。

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これがパイプの上部、ヤグラがついていた部分です。
ある程度予測していたといえ困ったことになりました。
画像をよく見ていただくと26.2ミリのピラー径に対しヤグラがついていた部分の
寸法がほんのわずか細いだけだということがお分かりになるかと思います。

実は一本ピラーの上部にベルトピラーのヤグラをつけようと考えていたのですが
一本ピラーの絞込み部分は細すぎます(これがA案)。

B案は26.8ミリ径のピラーの上部の細く絞り込んである部分を切断し外形をヤグラが
入るまで削り込もうという作戦でした。
しかし、流用するつもりだったカロイ製の一本ピラーの各部を計測してみると
ピラー肉厚が1ミリを切ることになり強度的に不安が残ります。
まあ、パイプを一本ピラーなどを流用するなどというチープな改造ではなく
旋盤でそれ用にパイプを削り出せるなら悩むこともないのでしょうが。

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で、結局「A案+スペーサー作戦」
一本ピラーの上部にベルトピラーのヤグラがつくようにスペーサーをかぶせます。
といっても簡単に寸法が適当な素材が見つかるはずもありません。
ジャンク箱をかき回しハンドルやピラーの切断した端材を探します。
すると3Tのハンドル中央部(ステムクランプ部で肉厚な部分)が内径的には
使えそうなことがわかりました。
外径は少し太いのですが、これは、あとで何とかすることにしましょう。
画像は一本ピラーに3Tのハンドル中央切断部分を叩き込んだところ。
当初、かなりきつそうだったのでハンドル内部を少し半丸やすりで削りました。

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加工中のピラー上部。
内側が一本ピラーの上部、外側が名付けて
「自作・ハンドル中央部切断パイプ利用式スペーサー」(長い!)

さて、今度は外径をヤグラ内部の径に合わせなければいけません。
だいたい1ミリぐらい細くする必要がありまそうです。
通常なら旋盤で、ということになるのでしょうが、もちろん旋盤はうちにはありません。
それにピラー+自作スペーサーで精度が出ているとは思えません。
となると旋盤で削ろうと思ってもセンターがうまく出ずきれいに
削れない可能性もあります。
といことで「やすり」と布ペーパーでしこしこと手加工で削ることにしました。

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右側から無加工の一本ピラー、
左側がベルトピラーからヤグラ部分を外したパイプ部分。
中央が一本ピラーに自作スペーサーをかませ、外径を手加工で削ったピラー。

ここまでくれば、かなり先が見えてきた気がします。
でも、リベットなど簡単に流用できそうな心当たりのない部品もあります。
さて、この後どうなるのか・・・

※この記事をアップした時点では、まだ作業中。次回の記事はいつになるのか???