今回は、とても古い写真集、50年前の1964年東京オリンピックのもの。
それも、なんと自転車競技の写真集。
「TOKYO OLYMPICS 1964」を取り上げます。
それも、なんと自転車競技の写真集。
「TOKYO OLYMPICS 1964」を取り上げます。
この写真集を知ったのは多分、大学生時代(80年代前半)のこと。
サイクルスポーツ誌かニューサイクリング誌で表紙の画像を見たのが初めて
だったと思います。
その後、それ以上の情報は、ほとんどありませんでしたが10年ほど前、
とあるサイクルショップさんの倉庫の隅でホコリにまみれているのを発見。
頼みに頼んで店主に譲っていただいたものです。
見つけた時、譲っていただいた時は、それはそれは嬉しく感動したものでした。
サイクルスポーツ誌かニューサイクリング誌で表紙の画像を見たのが初めて
だったと思います。
その後、それ以上の情報は、ほとんどありませんでしたが10年ほど前、
とあるサイクルショップさんの倉庫の隅でホコリにまみれているのを発見。
頼みに頼んで店主に譲っていただいたものです。
見つけた時、譲っていただいた時は、それはそれは嬉しく感動したものでした。
これが、その表紙。
タンデムスクラッチ競技の迫力ある素晴らしい画像が表紙です。
ページをめくるとトリミングされていない表紙の画像がありました。
このシーンは準決勝で奥がドイツ、手前がイタリアチームです。
ちなみにイタリアチームがのるのは、もちろんチネリ。
残念ながら、どの写真も、どのようなカメラで撮影されたか書かれておらず不明です。
カメラ名だけでも書かれていれば、なお興味深い資料になったでしょうが。
※7月15日追記
最後に書いた雑誌をよく読むと・・・
表紙の画像は横尾氏が撮影したものだそうです。
それによると「ニコンが高くペンタックスの200㎜のレンズで撮影しました」とありました。
また、「個人ロードの時は高尾駅前のテントにいました。仕事だったんで、
大っぴらには撮影できないから、リコーオートショットをポケットから出して 密かに撮影していた」と書かれています。
最後に書いた雑誌をよく読むと・・・
表紙の画像は横尾氏が撮影したものだそうです。
それによると「ニコンが高くペンタックスの200㎜のレンズで撮影しました」とありました。
また、「個人ロードの時は高尾駅前のテントにいました。仕事だったんで、
大っぴらには撮影できないから、リコーオートショットをポケットから出して 密かに撮影していた」と書かれています。
トレーニング中をとらえた画像もあります。
右はフランスチーム、左は雨天の中で練習するイタリアチーム。
当時のロードレーサーはリヤのブレーキアーチがフロントに比べて大きなものが
付いているのが一般的でした。
その理由として「雨の日は後ろに泥除けを付けて練習する為」と言われていましたが、
この画像ではイタリアチームは付けていません。
東京まで泥除けを持ってこなかったのか・・・
ロードレーススタート前の画像。
右手には日本人選手が写っています。
ピスト競技の様子など。
ロードレースのコースや展開なども書かれています。
「ハンドメイドバイシクルBOOK ジャパンメイドの底力」(枻出版社)
の中に「東京オリンピックを走った片倉シルク号」についての記事が
掲載されています。
この記事の中で、この写真集について触れられていました。
それによると横尾双輪館の横尾明氏、宮田工業時代にエディメルクス、コガミヤタブランドを
立ち上げた沼勉氏らがベロクラブトウキョウを作り皆で撮影した写真を集めてまとめたのが
今回取り上げた写真集の成り立ちだったそうです。
それによると横尾双輪館の横尾明氏、宮田工業時代にエディメルクス、コガミヤタブランドを
立ち上げた沼勉氏らがベロクラブトウキョウを作り皆で撮影した写真を集めてまとめたのが
今回取り上げた写真集の成り立ちだったそうです。
彼らは自転車競技ファンを増やしたいという一心で、この写真集を作ったとのこと。
(当時は自転車愛好家のほとんどがツーリング主体だった)
この写真集は3,500冊刷ったそうですが、全く売れず「お店に本を持って売って回った」らしい。
しかし、彼らの努力で素晴らしい写真がまとめられ、とても貴重な資料が
残されたということなんですね。
(当時は自転車愛好家のほとんどがツーリング主体だった)
この写真集は3,500冊刷ったそうですが、全く売れず「お店に本を持って売って回った」らしい。
しかし、彼らの努力で素晴らしい写真がまとめられ、とても貴重な資料が
残されたということなんですね。
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