信越国境周辺の峠を朝のうちに二つ登り、ここから一気に鬼無里村周辺の峠を
探索に行く為、車で移動します。

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糸魚川市から国道148号線を下りナビが指示した道は国道406号線、
白沢トンネル(通称、嶺方峠)を通るルート。

鬼無里村と白馬を行き来する峠道が、かつて、この尾根に4ルートあったとのこと。
峠道としては4ルートとも既に廃道に近い状態らしいのですが一番南の「夫婦岩越え」は
白沢トンネルの上あたりに峠道が残っているらしい。
また南から2番目の峠道、「柳沢峠」も東側のルートは何とか歩いて通れるらしい。


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天気があまり良くないせいもありますが・・・
白沢トンネルからの景色は、やはり白馬に雪が残っている時期の方が美しい?

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白沢トンネル鬼無里村側の、どこからか峠道に入るらしいのですが・・・
地形的には上の画像のどちらかから登る???
結局、夫婦岩越えはあきらめます。

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次に探したのは柳沢峠の登り口。
地形的にも、この小道で間違いないと思われます。
ただし、峠道としての機能していたのは昭和25年頃までで、
それも昭和59年の集中豪雨により白馬側の道は完全に崩壊してしまったらしい。
それでも鬼無里村側から柳沢峠までは何とか行けるとのこと。
ただ、本日は押し担ぎに入る根性はすでになく登り口(と思われる道を)を確認して撤退。

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鬼無里村の道の駅で一休みした後、連休二日目の3か所目の峠として選んだのが、この道。
虫倉山系を越える山道です。
時間は2時半くらいですが雲も厚くテンションは下がり気味。
そのうえ分岐からして寂しい(笑)
左は、この先通行止め、右が林道岩井堂峠線。

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この林道が開通した際は虫倉山系を車で越えることができるようになり
周辺の発展が期待されたとも聞きますが現在は、この林道すらあまり通る人はいないらしい。

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林道岩井堂峠線の途中にある親沢集落。
ここは昭和22年に初めて電灯が点いたというくらいの隔絶された集落。
かつては六戸の家があったというが現在はひと気がありませんでした。

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峠近くの道の様子。
どう考えてもクマの痕跡としか思えないものに遭遇したりして・・・
クマ除けの鈴を車に忘れてきてしまったので先が見えないカーブの手前では、
わざと独り言をしゃべったり、口笛を吹いたりして(笑)

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虫倉山への登山口。

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虫倉山の登山口が岩井堂峠(旧峠)の古道かもしれません。
とりあえず林道の新しい岩井堂峠を目指します。

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ここが林道岩井堂峠線の岩井堂峠と思われます。
(戸隠村と中条村の境界線)
ここから少し南に下ると峠の名前の由来になった岩井堂観音があるそうですが、
すでに気力を失っていました。
また帰りに確認するつもりだった虫倉山登山口(からの旧道、旧岩井堂峠)も同じく断念。

クマに、おびえながら鬼無里村に下り連休二日目の峠走行は、ここで終了。

※連休三日目(最終日)に続く。