最近、何度かサイクリング記事に登場したAM-7。

「あんなの持っていたの?」
「アレックスモールトンって、実際乗ってみるとどうなの?」
「詳しく見せて」

などと直接言われたりメールの、すみ?に書かれることが何度かありました。
そこで、今回はアレックスモールトン AM-7をご紹介させていただきます。

※わたくし、BSモールトン歴は長いもののアレックスモールトンは初心者。
間違いなどございましたら、ご指摘いただけると幸いです。


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サイクリング時のアレックスモールトン AM-7
ライセンス生産ではない、いわゆる「お城製」でトラスフレームとしては初期のモデル。
最近の高価なモデルと比較すれば安価なモデルではありますが、
初期のモデルとしてクラシックな佇まいが好ましい。


フレームの年式は1985年製で私が3人目のオーナー。
(友人のN氏より譲り受けました)
フレームの他にホイール(タイヤなし、フリー付)、CW、シートポスト、RD程度が
付属した半完成車状態で入手。
その為、フルオリジナルを保っていたわけではないのでオリジナルには、
それほど拘らず完成車にするつもりでした。

特に・・・「あまりお金をかけない」でということで手持ちの古い部品を
使って組むことにしました。
1985年製ということと当時の純正部品がいくつか残っていた(ホイール、サンツアーRDなど)
ことから80年代中頃のサンツアーのCW、ブレーキセット(ラージアーチ)などで、
いったん組み上げました。

ところが
①変速の調子がひどかったこと、
②ブレーキの効きが絶望的だったこと(70年代後半当時のゴムのシュパーブでは仕方ないが)、
③フロントサスの調子が悪かったこと、
などから、いったん気持ちが離れてしまいました。

いったん気持ちが離れてしまったものの、それはそれ、デビュー直後から、
ずっと欲しくて仕方なかったトラスフレームのモールトン。
(ごく初期のAPBを購入、カスタムしていたこともある)

知人の、ほぼ同年代のAM-5のオーバーホールを手伝ったのを機会にフロントサスを
分解調整。
またパーツ構成のコンセプトを変更し部品を集め始めました。
コンセプトは当初の「フレーム年式、1985年頃の手持ち部品で組む」から
「乗りやすくする為メインパーツは最近の物で、ただし外観はなるべく?古典風に」
と変更しました。


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そして2014年12月に「とりあえず」組み上げ最初のサイクリング時の様子。
メインパーツ(駆動変速系、ブレーキ系)は近年のシマノで乗りやすく
ハンドル、シートポスト(純正)、サドル、チェンホイールなどは比較的、古風?
な物を組み付けました。
(CWはシュパーブプロクランク+アウターリングはスギノ製?)
(サドルは70年代のブルックスB-17ナロー)
(ハンドルは日東B105、ステムは日東パールG改)

でも先にも書いた通り、この状態は「とりあえず」なのです。
実は変速系など他車から借用、仮に組み付けたもの。
いずれ、元のフレームに戻さなければなりません(笑)

1月末現在の通算走行距離は300キロ+と言ったところ。
ポジション、走行感覚なども確認できて大きな問題はないようなので、
あと少し走ったところで第3段階の部品アッセンブルに変更しようかと思っています。
(とりあえず部品は揃いました)


細かな不具合を修正して乗りなれてきた現在の感想は・・・・
「フロントスプリングが柔らかすぎてダンシング出来ない」
これは、そもそもダンシングして乗る自転車ではない?
ダンシングはできませんが調整をしっかり行ったフロントサスは思った以上に
よく動き乗り心地が優しい。

モールトンAM-7に慣れた体で同じ荒れた路面をロード(クロモリフレームの)などで走ると、
ちょっとショック(精神的)を受けることになってしまうほど。
操作性(ハンドリングなど)、制動性(現在のブレーキですからも)も問題なく
乗るのが楽しくて楽しくて。
そして降りて眺めればトラスフレームのデザイン的な美しさ。

ただ、優しいフロントサスの乗り心地に満足しながらも、もう少し硬めの
フロントスプリングに交換したら、どんな乗り心地になるのだろうか?等々、
妄想?は尽きませんが・・・
すでに改造資金は尽きてしまいました(笑)