連休(10月10日~12日)に奈良の史跡をサイクリングした様子を数回に
わたって、ご報告しています。
長いことかかりましたが、やっと12日最終日の報告です(笑)

最終日は藤原京のまわりにある大和三山を巡り、登ります。

694年、持統天皇は飛鳥浄御原宮(あすかきよみのはら)から
藤原京に遷都します。
その藤原京を取り囲み守るように存在するのが大和三山です・・・
と書きたいところですが近年の発掘により藤原京の範囲はかなり広かった
ことがわかってきて大和三山は藤原京の中にあったというのが
最近の見解のようです。
まあ、いぜれにしても飛鳥の人々の敬慕されたという
大和三山(天香久山、耳成山、畝傍山)を自転車で巡ります。
また、それぞれの山に徒歩で登り、そして神社をお参りをする予定です。

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都が飛鳥から藤原京に遷されたように今日は飛鳥(甘樫丘)から
出発します(笑)
途中大和三山とは直接関係はありませんが奥山集落の奥山久米寺跡に
立ち寄ります。
久米寺の創建年代などは不明ですが出土した瓦などからここが飛鳥時代
の久米寺跡とされています。
現在に敷地から考えるより、かつてはずっと大きな
寺院だったようです。

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天香久山の南麓に天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)がありました。
小さな神社ですが何か神秘的なものを感じるのは
私だけでしょうか?(笑)
天香久山は天から降ってきたという伝承があり大和三山の中でも
代表的な山。
その為か万葉集にも多く歌われているとのこと。

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天岩戸神社拝殿。天照大神を祀ります。
(天照大神が岩戸がくれ、したのがここだという伝承があります)

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拝殿裏の巨石。
説明板には「巨石が四個あって大神の幽居した所と伝える岩穴を
ご神体とし神殿はなく」とありました。

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天岩戸神社から天香久山の山裾を進んでいくと登山口(国見台跡)が
ありました。
ここに自転車を置き天香久山に登ることにしました。

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まずは頂上ではなく國常立神社(くにとこたちじんじゃ)の末社、
上の御前と呼ばれる、いざなぎ神社。

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こちらは同じく國常立神社の末社、下の御前と呼ばれる、いざなみ神社。

※つづく