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右側から見たT.H.Bスタッガードフレーム、今回も前回に続いて
詳細を見ていきます。
(T.H.Bの名称に関しては、シリーズその1で)

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フレームエンド。
シマノの鍛造ストレートエンド、SF-R。
中級クラス以上に使われたエンドでメーカー車なら高級車向け。
このあたりもオーダーフレームの証?

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フロントフォーククラウンは通称、なで肩クラウンになっています。
高級車ではパイプとの段差がないようにすっきり仕上げられている
ものですが、このフレームでは段がしっかりついたままになっています。
この後、バラしてみるとフォークコラムにTANGEの刻印が
打たれていましたので、もしかするとフレームビルダーが組み立てた
ものではなくフロントフォークの完成品として丹下から
出荷されたものかもしれません。
(Fフォークの完成品は実用車から高級車向けまで各種販売されていた)

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フロントフォーク右側にはブロックダイナモステーが
直付けされています。
ライト、ダイナモ一帯式のブロックダイナモは便利なのですが
軽快感が薄れます。
また使いたい軽量なタイヤではタイヤサイドが薄くダイナモを
回すのは無理ですしリムドライブはセッティングがシビアですし万一、
ずれたりした時はフロントだけに大変危険です。
バッテリーランプもLED化などで高性能、軽量、長寿命化していますので、
これも取り去ってしまうかもしれません。
(レトロ感は捨てがたい気もするけど・・・)

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シートステーブリッジにはブレーキシャフト貫通穴の下に
マッドガード用の隠し止めネジが直付けされていました。

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BB回り、右側。
RD用のワイヤーリード直付け。
チェンステーブリッジにはシートステーブリッジと同様、
マッドガードの隠しネジが直付けされているなど、なかなか芸が細かい?

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シートステーの中間部に付けられたダボ。
左右にあるということはリヤキャリアステー?それにしては低すぎる?
いずれにしても、これはリフレクターなどを付けておくのに
ちょうど良い装備です。
これは、このまま残しておくことにしましょう。

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フレームではありませんが変わったステムが付いていたので
ご紹介しておきましょう。
「VIC」の文字があるこの製品に心当たりはありません。どなたか
ご存知の方はご教授ください。

さて、このあとはどうするのか?
再塗装などお金はかけたくないのですが・・・
結構サビが進行している部分もあるようです。
タッチアップでしのげるレベルのものなのか・・・