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前回T.H.Bスタッガードフレームの各部をご紹介しましたが今回は部品を
外した状態のフレームです。
(T.H.Bの名称に関しては、シリーズその1で)

フレームサイズはC-T430ミリとコンパクトです。
ヘッドの角度がかなり寝ていることが見て取れます。
また、それに伴ってかヘッドチューブ上部と
シートチューブ上部(一般的に言うトップ長)がかなり近い(短い)
作りになっていることがわかります。
(一番の理由は使用しているラグの関係でしょう)


このフレームの次のオーナーは身長170㎝程なので・・・
はっきり言ってサイズが合っていません(笑)
無理を承知で最終的に部品アッセンブルを考えていくことになります。


そうそう、重要な情報としてはホイールサイズがありますね。
これは700Cのホイールが入っていました。

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使用している「ラグの角度の関係」か女性フレームとしても
トップチューブが低い位置にあることがわかります。
ダウンチューブとトップチューブの間の空間がかなり狭め、
になってしまっています。
これによってボトル台座がダウンチューブには
付けられず(ボトルがおさまらない)シートチューブに
付けられている理由でしょう。
(これについては後で少し話を広げます)

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それ以外にも問題点がいくつか。
FDの取り付け位置とチェンリングの大きさを見てください。
上の画像でFDバンドの位置がラグの直下で、これ以上、上に
取り付けられないことがわかります。
下の画像でチェンリングの大きさを改めてみてみると女性向け車
としても、かなり小さめなことに気が付かれるでしょうか?
このアウターの歯数は数えてみると44Tでした。
組合せる1980年代のボスフリーですと通常、トップの歯数は
14T、15Tぐらいです。
これだと活発に走りたいという乗り手には少しギヤ比が軽すぎる?
これは場合によってはボスフリーで13Tのものを探さないと
いけないかもしれません。
(サンツアーウイナーのウルトラ7段ならトップ12Tもあったが)

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ボトル台座の位置も女性用としては問題になりそうです。
ボトル台座はフレーム構造の関係でシートチューブの上部に
ついています。

水を入れた重いボトルを重心の高い位置に付けるのもどうかと思いますが・・・
もっと重要なのは女性が走行中、脚の間からに手を伸ばしてサドル下の
ボトルをとるのは「恥ずかしい」ということ。
まあ、水分の補給は走行中ではなく自転車を降りて飲んでもらう
ということにすれば良いかと。
そういえばモールトン系は同じようにシート下前側の高い位置に
ボトルが付いていましたね~
「だから何なの?」と言われればそれまでですが英国製の高級自転車と
同じと考えれば「少しは気休めになるかと」(笑)


その他、サイクリング車として考えるとポンプもどこかに
取り付けたいものですが、これはどうしましょうか?
ダウンチューブの上部、トップチューブの下側、シートステーなどが
考えられますが、その為にはポンプペグが必要です。
ダウンチューブ、トップチューブならバンド止めという手もあります。
これは少し考える事にします。

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オーダーした先輩の記憶によればフレームチューブはイシワタ022とのこと。
その記憶が、まず間違いないだろうと確信させる重量測定の結果。
フレーム+Fフォーク+ヘッド小物で2.82kgでした。
ちなみにエンド幅はフロント100ミリ、リヤ実測124ミリほどでした。
これならリヤ120ミリのハブを入れるより126ミリのハブを入れる方が
ぴったりしそうです。
126ミリなら6段、またはウルトラ7段のフリーを使えますので
フロントギヤ(前述のようにダブル仕様の場合、44Tが最大か?)と合わせて
何とか適切なギヤ比が設定できそうです。