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今回は、こんな工具。
何も知らない中学生の時、この手の工具を初めて見たときは「頭いい!」
と感動したものの、
田舎の中学生でも、すぐにほとんど実用にならないことを、さとるのでした(笑)

この手の工具、調べてみると古今東西?いろいろなメーカーで作られていたようです。
(形にも少しは工夫、変化があったようです)

今回の工具は大きい方に4種類、小さい方に2種類のボルト穴が
作られています。
以前見たものには大きい方の頭に5種類、小さな方に4種類、計9種類の
サイズが用意されているものもありました。

軸の部分に「MADE IN」と文字が入っています・・・

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反対側を見ると「ENGLAND」の文字、こんな使えない工具でも「ENGLAND」の
文字を見ると、ありがたい気持ちになる自分って・・・(笑)
英国製とわかっても残念なのはメーカーの文字がないこと。
なぜメーカー名がないのでしょうか?
私のように英国製と聞くだけで、ありがたがる人が(昔は)多かったのか?

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ただし、「ENGLAND」の文字を見て不安?と疑問が、わいてきます。
これって、ミリサイズなのか?インチサイズなのか?ということ。

よく簡単にインチサイズと口にする人も多いのですが・・・
おおざっぱに言っても2種類のインチサイズがあることは(実は)
あまり知られていないように思います。

2種類のインチを簡単に言うと・・・
ユニファイとウィットワースがありボルトの頭のサイズにも互換性は
ありません。
(もちろん、ともにメートルサイズとも違う)

これまた、おおざっぱに言うとユニファイはアメリカ中心で、ウィットワースは
イギリス中心として考えて良いと思います。
(細かい違いを書き出すと頭が痛くなるので・・・)


今回の工具を計測してみると・・・
どうやらウィットワースのようでした。
大きな方の4種類は5/16W(約15.24ミリ)、1/4W(約13,34ミリ)、1/8W(約8,64ミリ)、
そして、もう一つは1/8Wより、わずかに小さくウィットワースでのサイズは不明。
(3/32Wよりは、かなり大きかった)

小さな方の2種類は3/16W(約11,30ミリ)で、もうひとつは、
これもウィットワースでのサイズは不明・・・

もしかして不明なサイズなのは・・・
ユニファイが混ざっている?それともウィットワースで私の知らない中間的な
サイズの表示があるのか???

こんな実用性のない工具ですが・・・
英国製だし(笑)
未使用だけど意外に古いもののようだし、
ひとつぐらい文鎮代わりに机の上に転がっていても良いかも(笑)
あるいは旧車サイクリングの時に持参して仲間の故障の時に差し出すなんて
笑いを取れるかも・・・(爆)

※未使用なのは、やっぱり実用性がないだけかも