今回はいつもの「コルサ探検隊」とは「やや流派が違う」友人たちと山の中に
残る古い道を辿ってきました。
今回の遊び場所は「千万町街道」と書いて
(ぜまんじょかいどう、あるいは、ぜまんじょうかいどう)
といいます。
大雑把に説明すると現在の新城市作手方面から岡崎市東端の
千万町町(ぜまんじょうちょう)を通り岡崎市街方面を結ぶ山の尾根を中心とした
古道です。
途中には山の中に点在する民家、耕作地などに通じる枝道が無数にあります。
戦国時代の「長篠の戦」の際、長篠城から岡崎城に情報を伝えた
鳥居強右衛門(とりいすねえもん)もこの道を通ったのではないかという説もあるようです。




前回、ご報告した通り本格的な山道の入り口は荒れていました。

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思った通り、最初から押し、担ぎに。

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山中の斜面には、かつて耕作地であったらしく石垣が何段にも連なっています。
道は少しは良くなったものの昨日の雨の為、とても滑りやすく大変です。

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尾根に出ました。
良い感じの古道が続いています。
昨日の雨の影響もほとんどないことからも、いにしえの人たちが尾根に道を
作った理由が理解できます。

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古道の様子。
起伏のある地形に土を盛って凹凸を減らし道が歩きやすくしてあることがわかります。

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マウンテンバイク、パスハンター、ミニベロ・・・
今回はコルサ探検隊と違って道案内を丸投げしているので気楽です(笑)

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古道を利用する人もめっきり減ってしまったようで倒木も多くあります。
利用しているのは林業関係者、猟師のわずかな人たちだけなのでしょう。
(このあたりの山中では以前、何度か猟師のグループに遭遇した)

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この辺りは、良い感じですが実際は枝、倒木等々で以前よりずいぶん
走りづらくなっていました。
マウンテンバイクですら降りなければならないところがたくさんありました。

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ここでは沢沿いの道が削られてしまっていました。

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山中の峠。
この先の日当たりの良い場所で休憩、昼食をとりました。

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先ほどの場所から木々の間に異様な崖らしき場所が見えたので単独で偵察に
行ってみると採石の跡でした。
岡崎市は良質な花崗岩の産地そして加工の町としても知られています。
(現在は中国やインドなどから輸入される石材の加工も多いらしい)

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いったん林道に出てしまい迷ったものの古道に再突入?
後半は比較的良い道で古道ツーリングを楽しむことができました。

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中古のユーラシアのフレームを利用して完成したばかり、今回が初の
山サイだったS氏のパスハンター。
TA、マファック、サンプレックス、ブルックス、サンシンLFハブなど
1980年代前半風の部品アッセンブル。
今となっては実走パスハンターとしては、「もったいない?」部品構成か?
中古のマウンテンバイクを買う日も近いのでは?(笑)