チームの後輩競輪選手からサンツアー シュパーブプロペダルを何セットか
もらってきました。

ちなみにシュパーブプロペダルを初めサンツアー製品はすでに競輪では
使えなくなっています。
競輪部品には「認定」という制度があり「認定取消日」以降はレースで
使えなくなってしまいます。
私の記憶に間違いがなければサンツアー、カンパの競輪部品(の全て)は
2010年12月31日が認定取消日になっていて使えなくなったはずです。

もちろん、認定取消になっても練習には使えます。
今回のシュパーブプロペダルも認定取消以降、練習に使い倒されて、
かなりひどい状態でした。


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ご覧の通り、スチール部分は、かなりの錆が発生しています。
アルミ部分も、かなり・・・
まあ、競輪選手の中古にありがちの落車のキズがほとんど
見当たらないのが幸い。
(中には本体が曲がってしまうほど、ひどい個体も見たことがあります)

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まずは分解していきます。

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このネジがシュパーブプロペダルで一番怖いところ・・・
サイズが2.5ミリのへックス穴のネジ。
こういった小さなサイズで高トルクで締められているネジが一番キケン。
こういうネジは精度の高いしっかりした工具を使わないと
「なめる」可能性大。
ここに限らず、おまけの工具を使っている人は絶対、ちゃんとした工具に
買い替えたほうが良いと思います。

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幸い、どこも「なめる」ことなくネジ類は分解完了。

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本体からシャフトを抜いて・・・
ベアリングはスムーズに回るので今回は外しません。

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シャフトのサビを真鍮ブラシで磨きます。
さすがに深いさびはメッキの下まで浸透しており、この辺が限度。
それでも1枚目の画像に比べれば、ずいぶん綺麗になりました。

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ピントが本体に合ってしまっていますが、ここで見ていただきたいのは
プレート固定ネジ。
これも磨いてみます。
ちなみにネジのピッチは現在売られているミカシマのプレート交換式
ペダルのネジとは互換性がないので注意。
(シュパーブと現行ミカシマでプレート固定ネジのネジ交換はできない)

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こちらの画像もピントが合っていませんがネジのあたまも、
まあまあ綺麗になりました。
ちなみにこのネジは後期型。
工具挿入部分が、わずかに盛り上がっていて「なめにくく」
改良された(と思われる)タイプ。

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各部の磨き作業も終わり組み立て作業に入ります。
バイスに固定して作業すると安定して作業がはかどります。

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本体も他の部分とバランスをとって磨き過ぎない程度に仕上げ??

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これにて完成。
少し画面が暗いので、せっかく磨いたペダルも綺麗に見えませんが、
実物は、けっこう綺麗になっているんですけど(笑)

ちなみにシュパーブプロペダルの中古で気を付けなければいけないのは
シャフトの外側に付くプラスチックのリング状の部品。
(もちろん、回転、変形、サビ、なめていないか以外の注意点として)
これが経年変化で収縮してしまったのか緩くなり脱落して欠品しやすいこと。
今回のサンプルは残っていましたが緩くなっていていつ脱落しても
おかしくない状態。
これをどう対策して固定しておくか、思案中。
(分解時に外せるよう単純に接着というわけにもいかないので