以前、ご紹介していたエベレスト レコードピスト、フレーム各部の
紹介がすんだところで・・・そのままになっていました。
(前回はいつ頃だったか・・・夏頃???)
数ヵ月の空白期間を経て、やっと今回は部品の話になりました。
(昨年、夏に組みあがり100キロ以上競輪場で乗っています)

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さて、フレームをクリーニングしヘッドパーツを時代のあったもの
に交換をおえると、いよいよ部品の組み込みです。

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エベレストの「レコード」と言うフレームであること、HPにカンパ
レコードのHPを組み込んだこと、などからカンパレコード
フルアッセンブル(またはスーパーレコード)が定番と言えるかも
しれません。
ただ、それをさせない理由がありました。

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それは・・・
フレームエンドの問題でした。
以前にも紹介した通り、このフレームは、いわゆる小判型シャフト
ハブ用エンド(シマノ製エンド)で作られておりリヤエンド幅は
110ミリで作られています。
ところがカンでは110ミリエンド幅の小判型シャフトのハブは
作られていませんでした。
もちろん、国産ハブのシャフトなどの部品を組み変える方法も
ありましたが、それではカンパオリジナルのハブではなくなって
しまうのでカンパ案は却下です。
(カンパハブは既にチネリ、デローザのピストでも使っていることもありますし)
ということでエンド寸法から国産部品を組み込むことにしました。


ハブの問題から国産部品を組み込むことにしましたが・・・
気になるのは、やはり一番目立つチェンホイールです。

この年代(1976年製フレーム)で使える国産CWといえば・・・
①スギノ マイティコンペティション、②シマノ デュラエース
ぐらいでしょうか?
76年にはありませんでしたが、すぐに③サンツアー シュパーブ、
④スギノ スーパーマイティも販売されることになるので、
今となっては、このあたりも選択肢としては大きな違和感はない
かと思います。
ただ、マイティコンペティションはシルクR1-Rで、デュラエースは
他のシルクで、スーパーマイティはビバロですでに使っていますので
これらは避けることにしました。
(カンパ レコードはチネリで、スーパーレコードはデローザで使っています)

※ピスト用チェンホイールの過去記事
⇒ https://blogs.yahoo.co.jp/corsa2003sp/19463884.html

となると残された選択肢はサンツアー シュパーブになりますが・・・
シュパーブは大好きなCWですし幸い近年、知人から純正ギヤ板付き
でプレゼントされています。
(余談ながらシュパーブと後のプロとはギヤ板の刻印などが微妙に違う)
(意外に初代シュパーブのギヤ板は数が少なく、ほとんど見つからない)

しかし、シュパーブCWを使うとなるとシリーズで1台まとめたくなります。
パーツの手持ちを探ってみるとハブは小判型シャフトの110ミリが
ありました。
ピラーも初代型はありましたがサイズが合いませんでした。
ペダルもシュパーブプロは後輩の競輪選手から何セットももらって
手持ちがあるのですがシュパーブは手持ちがありませんでした。
あまり知られていませんがシュパーブにはステムも(ロード用)が
用意されていました。
これは手持ちがあるのですが・・・
突き出し寸法が長すぎて使いにくそうです。
ということでシリーズで揃わないサンツアー シュパーブ案も却下。

長々と考えても、なかなか決まらない。
そこで今回は・・・
外し技?で1台まとめることに決めました。

※つづく