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↑早速ですがスギノ マキシィには大雑把に言って画像のように2種類のパターンがあります。

皆さんは、このパターンを何と呼んでいますか?

私のまわりでは、だいたい、右をルネパターン、左を旧型なんて呼んでいる方が多いような気がします。

まあ、生産中止になってからずいぶん経っていると思うので正式な呼称がわからなくても別に何の支障もないのですが(笑)

それでも、一つの疑問が・・・「じゃあ、メーカーはなんて呼んでいたのだろうか?」

さすがにフランスの名車、ルネルスのオリジナルチェンホイールのパターンに似ていることから来ていると思われる「ルネパターン」とはメーカーでは呼ばないだろうと思うのですが。

余談ながら古いトモダサイクルさんのカタログには右のパターンを輸出用と書いたりしています。

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↑スギノの古いカタログをいろいろ探してみると・・・この右下に小さく「Vol.1」と書かれたカタログに答えを見つけました。

ちなみに、このカタログには裏に「76121 Printed in Japan」の文字がありました。これは確証はありませんが1976年12月に印刷されたということでしょうか?

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↑マキシィ系と思われるカタログページ。
左の2点は外側に穴が開いているタイプですが通称ルネパターンの派生型、右上は通称、旧型のダブルにチェンガード付き、右下は旧型シングルタイプですね。

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↑更によく見て見ると・・・右上には「T Pattern」、左上には「C  Pattern」の文字があります!!

ということから私たちがルネパターン(輸出用とも)と呼んでいるパターンはメーカーでは「Cパターン」、旧型と呼んでいるタイプは「Tパターン」と呼ばれていることがはっきりわかりました。

ちなみに、このカタログのようにルネパターンで外側に穴が開いているのを私は「外穴付きCパターン」と呼んでいます。

まあ、今となってはどうでもよい情報でした(笑)

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↑プロダイナミックの代表的なパターン2種類。

(プロダイナミック6と言ってTAシクロツーリストそっくりのパターンもあるので)
(またTパターンにはインナー取付穴のないピスト競技用のシングルがあるので)
(更に更にプロダイにはドミフォンレース用巨大ギヤ板も存在します)

残念ながら、先の「Vol.1」カタログにはプロダイナミックは、なぜか、まったく出ていませんでした。

こちらもCパターン、Tパターンの呼称が通用する形状ですね。
※プロダイシングルなどについては、こちらにも。
http://corsa2003.livedoor.blog/archives/1013267.html

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↑「Vol.1」カタログにはプロダイナミックは出ていませんでしたが「Vol.24」(印刷年代不明)カタログを見ると先に書いたTAそっくりのギヤ板を装着したプロダイナミッククランクが載っていました。こちらはプロダイナミック、モデル名がPRO D-6となっています。

よく見ると(PPatternと書かれています。

ちなみに、「Vol.24」カタログを詳細に見ていくとサイクリストが使わないような廉価なグレードを中心にパターン名が表示されていて「Bパターン」、「Wパターン」、「Qパターン」、「Zパターン」などなど雑多な種類があるようです。

この辺りは次回、詳しく・・・どなたも興味がないと思いますので止めておきましょう(笑)

それよりもプロダイナミックの表の刻印に種類がある話・・・も、よくわからないので、やっぱり止めておきましょう(笑)