コルサの毎日がヒルクライム

2008年03月

先日、入手した片倉シルク ピスト R1-R(76年頃)の
修復の様子をレポートしています。


前回は、フレームとデカールの様子をご報告しました。

今回は、パーツの様子をご報告します。


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チェンホイール&BB+(ペダルまわり)
当時のピスト用クランクのスタンダード、スギノのマイティコンペティションです。
左右のクランクキャップも、ちゃんと残っています。
PCDは最近のピストクランクの標準144ミリとは違い151ミリになります。
歯数は48Tが付いていますが、これは雑誌の資料どおりです。

クランクの裏に「76.1」の刻印がありますから1976年1月製造でしょう。
BBのメッキは少し錆びていますが磨いて落ちる程度だとは思います。
後は内部の磨耗状況がどの程度かですね。


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ペダル部分。
これは交換されていますね。
傷が付きやすいキャップに左右ともキズは少なく、落車はなさそうです。

オリジナルのペダルは意外に、「しょぼくて」三ヶ島の「MAX」だったようです。
交換されて付いていたのは同じ、三ヶ島の「ユニークカスタム」 ピストです。

付いていたユニークカスタムは「蹴返し」が一体な事、シャフトがアーレンキーで
脱着出来るようになっていることからユニークカスタムでも、かなり後期の物に交換されています。
ちなみに76年のMAXは1000円前後、ユニークカスタムは7000円前後でした。
凄い価格差があったのですね。

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ホイールはオリジナルでしょうか?資料にもリムの種類は明記されていません。
付いていたのはアラヤのエクセルです(もちろん、チューブラー)。

あとで出てくるハブと合わせてホイールごと交換されているかもしれません。
オリジナルではなかったとしても時代的には、合っていると思います。


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ハブもオリジナルかどうか不明です。
当時の雑誌広告にも明記されていませんし写真も小さく確認できません。
付いていたのは三信プロエームです。
プロエームは当時のピストハブでは安い方だったので純正かもしれません。
星型のラージフランジのデザインは悪くはありませんね、というか結構好きです。

スポークの頭に「A」の文字が見えますので旭というメーカーの物でしょう。


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リヤハブは通称「ダブルコグ」というタイプでした。
これはハブの両側に一枚ずつ固定ギヤ(フリー機構がない)が付けられます。
画像のように歯数の違うギヤをつけておけばホイールを左右入れ替えることによって
違う歯数でレースやトレーニングを行う事が出来ます。
また、片方にシングルフリーギヤをつけておけば公道走行も楽になります。


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ステム&ハンドル
ステムは資料によると「日東ネオ ダイナミック」だったようです。
ネオダイナミックは普及品でロードにも使われるタイプでした。
ピストには通常、ポジションを下げる為、前下がりのステムが使われる事が多いのですが。


付いていたのは日東の通称「天返しステム」です。
天返しステムは当時、7000円前後。ネオダイナミックは1900円前後でした。
ちなみに今も生産されているパールステムは当時2800円前後でした。
(ペダル、ステムなどはコストの関係で安い物が付けられていますね)

天返しステムは後部のボルトを抜くことにより突き出し部分が脱着出来ます。
脱着し裏返して(天地を入れ替える=天返し)前傾のきついレースのポジションとは、
ちがうアップポジションにして競輪場から自宅や宿舎まで移動することに対応するステムなのです。
また、輪行時にハンドルを、はずしやすく、はずして再度取付けても高さが
変化しないと言う利点もあります。
(競輪選手は最近、競輪場まで自転車を宅配便で送るが以前は輪行も多かった)

ハンドルも、交換されているようです。
もともとは日東の「クラフト」スチール製だった筈ですが
日東の軽合製、B123AAに換えられていました。
付いていたハンドルは芯芯で350ミリと狭い物でした。これは、いかにも幅が狭いですね。
競輪選手によるとゴール前の混戦時に順位を上げるには前の選手間の少しの隙間にも
入り込めるよう狭いハンドル幅の方が良いのだと聞いた事があります。凄い世界ですね。

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サドル&シートポスト
まずはサドルから。純正サドルはフジタのプラスチックベース「シームレス」だったでしょう。
これは「エア バイク」という革サドルに変えられていました。
革サドルと入っても幅が極端に狭い(最大幅約106ミリ)ピスト競技専用です。
また全長が普通のサドルより少し長く(20ミリほど長い)、スプリントの際、極端な前乗りでも
ポジションが取れるとの事で競輪選手に最近まで愛用者がいたようです。

シートポストの純正はサカエP-3という普及モデルでした(いわゆるサンプレタイプ)。
ところが付いていたのはサカエのロイヤルESLでした。
ESLは超軽量を目指した高級品で当時なんと9750円前後でした。
(カンパレコードでも7000円前後)。
なぜ、そんなに高かったかというと2本の固定ボルトがチタンボルトだったんですね。
(今でこそ、チタンは珍しくないが当時、珍しく高価でした)



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これは後付けのブレーキです。
ピストレーサーは競輪場を走る為の純競技車輌ですから本来、ブレーキはありません。
しかし、選手の中には「街道練習」といって一般道でトレーニングする人もいます。
また、競輪場と自宅等を自走で移動する際にもブレーキが必要になります。
その時に付けるのがこの簡易ブレーキです。

シートステイをアルミ板ではさみ込んでブレーキを固定します。
前用ブレーキもありますが選手は大体、この後ろブレーキだけです。
最近は道路事情も良くないところが多いので前後付ける選手も多くなっています。
普通の人が聞けば「公道で練習するならロードでやれば」と言われるでしょう。
しかし選手は本番のピストでポジションを変えずに練習したい人が多いのです。


さて、今回は部品の状態をチェックしました。
修復に際し、オリジナルと思われる部品は、オーバーホールして、そのまま使います。
変更されていると思われる部品はオリジナルにこだわらす、時代性、デザインなどで
違和感のないよう留意しながら選択していきます。

次回のレポートでは部品を分解して各部をチェックしていきます。

古典ピストレーサー好き(昨今の無軌道なピストブームとは、もちろん関係ない)の
コルサの理想とする「片倉シルク ピスト」が届きました。

もちろん、「ただ」で届くわけもなく、まだ目標遠く、わずかなトーエイ貯金と
事業?の運転資金を流用しての、購入なのですが(爆)


「話は少しそれますが豊橋競輪場は地元の二つのクラブのクラブ員に限り(バンクの使用注意教育を受けた)競輪開催のない日曜早朝のアマチュア選手の走行を許可してくれています。
その為、コルサなどの三流愛好家もピストレーサーで競輪場を走る事が出来るのです。」



実は、ここのところ資金不足でヤ○オクはのぞかないようにしていました。
ところが先週、知人から代理入札の依頼が。

代理の入札を済ませ、何気なく完成車のページを見ると、
そこにはコルサが考えるシルクとして理想のピストが出展されています。
写真はイマイチ不鮮明ながら、程度は良さそう。

残り時間は3時間を切り、開始価格の5万円で入札一件。
でも質問5~6件、人気は確実。これは終了間際、入札合戦になるなぁ~。
資金不足だけれど程度は良さそうだし、
終了間際に偶然出会ったのも何かの縁か、一期一会か(もはや意味不明)
ここは思い切っていくしかない(笑)
ここで「チマチマ」いってもライバルにつけ込まれる。
最初から「ドカン?」と入札金額を入れておいてライバルをあきらめさせる手だ(笑)

まあ、長くなりましたが無事、落札したわけです。



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ついに届きましたよ。
理想の片倉シルク ピスト、76年頃の「R1-R」です。
中級モデルながら、白地に赤色の胴抜き、いかにもシルクらしいカラーです。

ダウンチューブの文字も、いろいろなパターンがありますが(時代によってなのか)、
コルサは、このロゴが一番好きです。


出品者が自転車趣味ではまったくないらしく、梱包も心配だったのですが・・・
案の定、無神経な梱包姿。
画像ではピラーが上げてありますが
梱包は上部のステッカー部分まで押し込まれてきた(うわぁー なんてことするの)。
慌てて、潤滑スプレーを拭いて抜き取ります。幸いキズは少なく、ほっとします。

また、画像の通りチェーンも遊んだまま。

ホイールはフレームとダンボール一枚はさんで2本まとめて箱に詰め込まれてありました。
他にも自転車愛好家なら考えられない雑な梱包でしたが
幸い影響はほとんどありませんでした(良かった、良かった)。


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左側の確認。
特に問題なさそう、というか状態は、非常に良い。
ほんのわずかなキズがあるだけで、とても綺麗。

リヤエンドもホイールを脱着することで、傷むのはしょうがないのだが
この個体、エンドにも、大きな傷みは見られない。これは大当たりかも(笑)


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シルクらしい「二段肩」のフォーククラウン部+丸フォーク。
少しメッキにサビが出ているが手を入れれば問題なさそう。


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ラグレスのヘッドまわり。
76年頃からシルクもラグ付が増えてきたと思います。
どちらが性能的に良いかは別としてラグレスの方がシルクらしいですね。

ヘッドパーツはタンゲでしたがメッキが少々錆びています。
外観は、まだ綺麗になりそうですが回転はゴロゴロです。
単にグリスが固まっているだけなら良いのですがレース部分に、
くぼみが出来てしまっていたら交換を考えなければ。


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シート部分。
ラグレスで特に補強とかもされていないシンプルな作り。
(リッチーの薄肉パイプフレームなどは上部のみパイプが二重になったりしている)

このモデル、シートステイの仕上げも、そっけない(笑)
シルクは集合ステイも得意だったのですが。


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BB部分。
もちろん、ここもラグレスの仕上げです。

BBのメッキはさすがに錆びています。

フレームも薄汚れているようですが、単なるホコリの様なので
磨けば綺麗になりそうです。


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シートチューブ胴抜き部分のステッカー
「S」の上に小さなキズがあります。
これが一番大きなキズぐらいで、後は、ほとんどキズはありません。


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シートチューブ下部に貼られたステッカー。
シルクはオーダーなどの上級車種のフレームパイプに
「海野D2×D2」という肉薄クロモリを、よく使っていました。

今回のモデルはカタログモデルの中級クラスということで「CrMo」とは
書かれていますが、どんなパイプセットかは不明です。

またフレームエンドもシルクオリジナルとのことで刻印などは見当たりません。


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低温溶接を表すステッカーでしょうか?
各ステッカー類も綺麗に残っていました。
(ダウンチューブのロゴに一部傷みがある程度)

このステッカー、このフレームにはダウンチューブの前方部に
貼られていましたが、シートチューブ上部に貼られた個体もあったようです。



さて、とりあえず今回は、ざっと状態を確認しました。
フレームの状態は、非常に良好でした。
一部の部品は、オリジナルではありませんが、部品の状態も悪くなさそうです。

次回は部品をはずしながら各部の状態をチェックしてみたいと思います。

16日は、念願の「さった峠」に登り、桜エビをおいしくいただいたのに
デジカメを忘れてしまいました(泣)

画像のレポートはつまらないので、ここは、あっさり、あきらめて
一緒に行った「koko」さんのレポートをどうぞ(超手抜きで、すみません 笑)

kokoさんの
「桜海老ポタ報告」→http://blogs.yahoo.co.jp/koko_car_suki/41545334.html

先日、うかがった高槻市の、F氏の愛車、「マラストーニ」です。

大変、評価が高いブランドだったそうですが、
ほとんど流通しておらず幻の名車と言われています。
コルサは今回のF氏の車以外に数台しか見た事がありません(それも画像でしか)。

もともとは「マラストーニ」だったそうですが「子息 マルコ」を
なくされた後「マルコ マラストーニ」というデカールに変わったと聞きました。


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「marco marastoni」
この車はマルコ マラストーニの軽量モデルだそうです。
フレームサイズは約490ミリと小さいながら、非常にバランスよくまとまったスタイルです。
デカールなど、いかにもイタリアンレーサーの雰囲気を、かもし出しています。
(画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます)


サドルはオーナーの好みでユニカに交換したそうです。
ピラーは、購入時からジッピエンメ?が付いていたそうです。
あまりピラーが出せない今回のような場合はカンパより
良いかもしれません。


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大きく立派なヘッドマーク(格好良い)で、ちゃんとリベット止めになっています。

マークの下のほうにある「レッジオ エミーリア」は工房のあるイタリアの町の名前だそうです。

ちらっと見えるシフトレバーは大きく肉抜きされています。
よくコルナゴなどに付いている物はプレスで抜いた肉抜きですが
これは手加工されているようです。

画像で写っていませんがヘッドパーツは「FT」の軽合が付いていました。


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リヤエンド部分。
ストレートドロップアウトエンドです。
これはカンパのグランスポーツのエンドが原型とのことです。
グランスポーツのエンドを知っている方は、にわかに信じがたいほど肉抜きされています。


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チェンホイール部分。
クランクはカンパですが、よーく見るとチェンリングはスーパーレコードではありません。
日本では知られていないブランドのリングでしょうか?
インナー部分はスーパーレコードより細そうです。

5ピンにもカンパの刻印がありませんね。
なんとなく色がチタン風に見えますが・・・

BBは軽量パーツで知られる「FT」でした。
左右ワンともロックリングで固定するタイプでベアリングはシールドベアリングです。


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FD+取付け部分。
このような直付け方法のカンパFDを見た事がありません。
カンパFDの物はアルミ製ですからクロモリフレームに直付け出来ません。
ということは直付用の小物はスチール製でマラストーニが作ったものでしょうか?

この形式だと、一切、高さ、角度の調整が出来ませんから
確かな工作の技が必要になります。


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BBワイヤーリード部分。
チェンホイール部分の画像と合わせてご覧ください。
RD用ワイヤー受直付け小物+ステンレスアウターの組合せで
ワイヤーを取り回しています。
RD用ステンレスアウターは少し短め?に見えますが軽量化の為でしょうか(笑)


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ステムにはお約束の刻印が施されています。
ステム&ハンドルバーは3TTTが採用されています。
チネリが採用されていた車種も見た事があります。

ちらっと見えるブレーキアウターをご存知でしょうか?
掟破りの軽量パーツ、「CLBの軽合アウター」です。
軽いことは軽いのですが・・・使った事がある方は判りますよね(笑)



全体的な雰囲気から見て年式は80年頃でしょうか?
いずれにしても非常に好ましい雰囲気を持ったイタリアンレーサーでした。

3月9日は大阪府高槻市のF氏を訪ねました。
F氏は熱心な自転車愛好家で、数年前、
シクロジャンブル(自転車のフリーマーケット)で知りあいました。

今回、高槻市を訪れたのはF氏を通じて購入した完成車や部品を引き取る為でもありましたが、
F氏宅の近所を散策、ポタリングするという目的もありました(もちろんF氏との自転車談義も)。



F氏のお宅から見えるところに「今城塚古墳」があるのは以前から知っていました。
今回は考古学好きのコルサの為に、F氏が案内してくださいます。
まずは「今城塚古墳」を歩いて一周します。
この古墳は子供の頃のF氏の遊び場であり近所の人の憩いの場ともなっています。

今回、F氏から聞いて始めて知ったのですが「今城塚古墳」は
現在の学説では「継体天皇陵」とされているそうです。
(以前、「継体天皇陵」と言われていた古墳は、「今城塚古墳」の西に数キロの位置にある)


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「今城塚古墳」は現在発掘調査及び公園化の工事が進んでいます。
地元住民からは「多くの予算を使い公園化することに反対運動もあったそうです」

コルサも千数百年の間に自然の林のようになり地元住民の散策、子供の遊び場、一部水田、
畑などになっているところを、あえて多額の予算を使って公園化する必要もないと思います。
そのまま、残す方法はなかったのかと考えてしまいます。
(多少墳丘が崩れようとも危険でなければ自然に任せて)


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公園完成予想図
今となっては、なるべく現在の姿(自然林)が残ることを祈るのみです。


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市民参加で作られたという、
①石棺(右端)
②石棺の蓋(中央)
③運搬に使われたと思われる木製そりの復元品(左端)
石棺などは市民参加で仕上げられ、木製そりを使って運搬する式典も開かれたそうだ。


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土手の上に見えるのは土砂の流失を防いだり墓域を荘厳に見せる役目の「円筒埴輪」のレプリカ。


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さて今度は自転車に乗ってポタリングです。
今回、コルサは帰りの荷物が積めないと困るので自分の自転車は持参しませんでした。
(完成車2台、フレーム2台、その他パーツ多数を持ち帰る予定)

F氏はBSモールトン、2台を愛用されています。
コルサは「モールトン スポーツ」タイプをお借りします。
この「スポーツ」は分割フレームではなく、部品も高速走行目的にアッセンブルされています。

リヤキャリア、マッドガードは標準では付かずBSM179のものを流用しています。
ちなみに「スポーツ」は追加モデルでBSモールトンの2車種めのモデルになります。


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もちろん、F氏のカスタムがいろいろ施されています。

もともとチェンガード付シングルギヤ(60T)でしたが、
裏から見るとインナーギヤが追加されています。
FDは付いていませんが、緊急事態?の際には手でチェーンを
掛けかえれば急な登りでも大丈夫です。
(フレーム形状からFDが追加しにくくBSモールトンにメーカーで
FDが付くようになるのはフルモデルチェンジ以降)


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サドルはオランダ製の革サドル、「レッパー」に代えてありました。
コルサは始めて乗りましたが、お尻が痛むこともなく馴染みました。


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バーエンドコントロールレバーは、「スポーツ」モデルでは純正です。
FDはないのでR用のみです(9速仕様)。


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F氏が乗ったBSM179(BSモールトンの最初のモデル)。

これは分割フレームになっています。
これも、もともとはチェンガード付フロントシングルですがインナーギヤが取付けられています。
立派なリヤキャリア、取付位置が独得なFキャリアは高価な純正オプション品です。
ちなみにフロントバックは「スイス陸軍自転車部隊」の物だそうです。

ステムがイギリス製の「スターメーアーチャー」に換えられているのは
「イギリスつながり」(モールトンの設計者はイギリス人)
を意識したオーナーの遊び心ですね。


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サドルはモダンなデザインの革サドルに変えられています。
「SELLE AN-ATOMICA」と書いてありました。
少し全長が長いのでポジションがいろいろ変えられるそうです。


ブリジストン モールトンには、ご存知かと思いますが前後に
サスペンション機構が組み込まれています。
フロントは樹脂?を圧縮するもの、リヤはゴムを圧縮する簡単な物です。
サスペンションの動きは最近の良く出来たMTB用の物にはかないませんが、
それでも十分な活躍をしてくれます。
小径車輪は小径ゆえ元来、強度が比較的高く乗り心地が悪い傾向にあります。
今回のコースは高槻市の市街地ですから、歩道、車道の凹凸など路面状況は良くありません。
こんな路面で小径車輪ですと乗り心地が悪い物ですがサスペンションの働きで快適でした。


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さてモールトンに乗ってついたのは「ハニワ工場公園」です。
ここは「埴輪」を製作していた窯跡及び工房の遺跡を公園にした所です。

画像は「埴輪」を製作していたと思われる工房の再現で、
柱跡、建物の埴輪などが残っている為、昔の実際の建物と大きくは違わないと思われます。


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こちらが、埴輪を焼いた窯の復元です。
その形状から「登り窯」と言われています。
下部で火を燃やすと熱が上部へと伝わって抜けていくので効率がよく
火力が比較的強いと聞きます。
この辺りには多くの古墳がありますから古墳で使われる埴輪を焼く、こうした窯が
他にもたくさんあったと考えられます。
また、当時の燃料は木材しかありませんから、まわりの森林は、
どんどん切り開かれて丸裸になっていったと思います。


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埴輪のレプリカ「馬」。
現在、馬と言うと競馬のサラブレッドのスマートな姿を思い浮かべてしまいます。
しかし当時の馬は小型で背もずっと低く脚も短かった筈ですから、こんな感じでしょう。
非常に優れた造形ですね。また良く見ると線刻により馬具が表現されています。


イメージ 14

「今城塚古墳」近くに展示されていた埴輪。
右、盾(武具)。
左、家、屋根が立派なので特別な家と思われる。




今回、F氏のモールトンをお借りして散策しましたが
他にも興味深い自転車を見せていただきました。
また、機会があったら紹介させていただくことにしましょう。



今回、行き帰りに開通したばかりの「新名神」を通ってみました。
(東名高速+伊勢自動車道+東名阪+新名神+名神)
実際の距離でも20キロほど近くなるようですし(新、旧)名神で車が分散するせいか
車の流れも順調で高槻市~豊橋間も、あまり飛ばさなくても(笑)3時間ほどでした。

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