コルサの毎日がヒルクライム

2008年05月

エコカーレース(豊橋エコテクノレース&エコハイ)予選が本日、行われました。



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コルサの製作した車輌、「南風2008」。
ご覧のとおり、コルサのスポンサー様は「チーム コカコーラ」さんなのです。
もちろん、コカコーラ本体ではありません。
コカコーラの販売会社、有志の資金カンパによるチームなのです。

なかなか、カッコいいでしょう。
でも、思わぬトラブルで予選、リタイア・・・とほほ。
(ドライバーの練習不足が・・・・マシンが、なかなか出来ないからですね)



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昨年、3位目前でありながらマイナートラブルでリタイアしてしまった
サイクルファクトリーオノさんの、ところの「プロシオン」。
女性ドライバー「チカちゃん」は小柄で軽量、センス抜群。
本日、予選結果3位。

カーボンカウルの製作に失敗。ダンプラ製カウル。
急造なのに良くまとまっています、さすがオノさん。


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昨年3位のズンドウレーシングさん。
今日も軽快に走行していました、本日予選2位。
こちらも女性ドライバーが乗車します。



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昨年、1位。今日の予選もダントツ1位の(社)豊橋青年会議所のマシン。
「キラーホエール」
素晴らしい速さを披露。
さすが青年会議所及び商工会議所関係のマシン、社長さんや役員さんが
チームメンバー&関係者の為、スポンサーもどっさり。



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2輪は走行安定性をチェックするスタビリティテストがあります。
画面、右に少し見える一本橋とパイロンスラロームをクリアしなければなりません。
スラローム中の「キラーホエール」。
通常サイズのパイロンと比べて車高の低さが、わかりますね。



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そして、ただいま(これから 笑)明日の決勝に向けて作業中のコルサのガレージ。



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ライブカメラ?今、現在?のガレージの様子、汚い、狭い(笑)

奥が「チームコカコーラ」さんの「南風2008」。
手前が「某高校さん」の三輪マシン。
数年前、コルサも製作の、お手伝いをした思い出のマシン。
優勝経験もあります。

高校生、顧問の先生は宿舎のチェックインがあり、すでに帰ってしまっています。
一人さびしく、これから2台の、修理、整備をするコルサ・・・現在21時50分。

明日の受付、車検は6時30分からです。
整備のタイムリミットは明日の朝、午前6時だって(笑)


ちなみに決勝レース走行時間は9時30分から10時30分です。
明日は一時間走れるかな~(爆)

エコカーレースの予選が終わりました・・・・

うちの車輌は途中リタイア・・・・
練習不足によるライダーのスタートミスと謎の振動発生で・・・・
(ライダーを責める事は出来ませんけどね)

予選終了後、急遽引き上げてマシン損傷チェック、対策、テスト走行でとりあえず
明日の決勝も走れそうですが・・・・

ギヤ比も高すぎるようだし、それ以外にも
いろいろ、問題点もありそうで今から対策したいのですが・・・・


自分のところのマシンを直す前に
他のチームの車輌が緊急修理で持込まれ今、修理中です。
これが、もうホイールから足回りまで問題を抱えていて、どれだけ修理時間がかかるか・・・・
持込まれたマシンは数年前に製作を手伝ったマシンで学生達とレースに出た愛着ある
マシンで、修理を断れませんでした(笑)

朝から他のチームのマシン、トラブルの相談から、うちのマシンの修理で
まだろくな食事も・・・・(笑)

さて、とりあえず他のチームのマシンから直しましょうか。
うちのマシンの対策は夜中かな・・・・

いよいよ、31日(土)はエコカーレースの予選です。


まあ、予選といっても車輌規定違反などがなければ、
たとえ出走出来なくても予選落ちはありません。

ただ、決勝は(予選も同じですが)一斉スタートなので少しでも前にいた方が自分のペースで
効率良く発進、加速できますし、他のマシンとの接触の心配も少なくなります。
(予選の結果で決勝レースのスタート順が決まります。予選のスタート順は事前の抽選。
我々のチームは3番の好位置からスタート出来るらしい)

また、後方に並ぶとスタートラインまでの距離が走行距離にカウントされませんので
僅かといえどもロスになります。

また、うちのチームのようにカウルをつけてテスト走行していないチームは予選走行前、
朝の1周テスト走行(朝テストは各マシン1周のみ許される)と予選レースでセッティングを
出して6月1日の決勝レースに備えることになります。

セッティングで一番重要なのは当日の風向き(風速)などのコンディションに合わせたギヤ比を
決めることです。
また予選レースは決勝レースと同じ一時間で行われる為、一時間効率よく走れる電流値に
あったギヤ比かどうかの確認をします。


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やっと形になった「南風2008」(車名です、笑)のアンダーカウルとシャシー。

一応、雨対策としてリヤに泥除けをつけました(短い! 笑)
フロントには雨の場合、簡単な樹脂製ガードをつけます(アクリルを切っただけの物)。
ただ、電気で動く車輌なので雨の走行は問題があります。
過去、他の地区のレースで雨天走行が原因でモーターを損傷した話はいくらでもあります。
また、エコラン用のタイヤがウェット走行に関して配慮がまったくない?事もあり
走行安全性の問題も発生します。
(雨の場合、中止の可能性もあります。)

何とか走れそうになってきたアンダーカウルまわり。
カウルの材質は、なんと「カーボン」です。
まあ、チープな作りなんですけどね。

カウル右側(後輪の右)あたりに出っ張っているのはモーターです。
これは計算どおりでFF(前輪駆動)にしてカウル内にモーターを収める予定でしたが
ハンドルまわりが、ただでさえタイトなので今回は断念。
(FFのマシンは過去に何台か製作経験があります)

モーターの前に四角く開いているのが「爪先」の位置になります。
走行前は、ここから爪先を出して車体を保持します。
走行中は爪先を車内にしまい、カバーを閉じて空気抵抗を低減?します。


「えっ、アッパーカウルはどうしたって?」
全体の姿は予選の様子の、ご報告の時に、ご披露します。
でも、出し惜しみじゃないんですよ、実は、
まだミラー部分などを作成中なんです(笑)。31日に間に合うのかって、どうでしょう(爆)

「ヤマハ時代のプジョー」は、皆さんからのコメントをたくさんいただき
もう少し続けるつもりでしたが保管してあったはずの画像が見つからず(笑)
一旦、休止します。
(かならず、ヤマハ時代のプジョーその3、その4もやりますよ)




今回紹介する自転車は女性の「Yさん」の為、少し前に製作した街乗りピストです。

Yさんはスポーツジムのインストラクターを、お仕事とする、アクティブな女性です。
そんな彼女に、ピッタリのスポーツ車を作ってみました。

ベースになるのは某競輪選手がオーダーしたフレーム(ビバロ ピスト)です。
競輪選手がレースに使ったフレームを、その後、実業団選手が、しばらくのっていたものです。
長期の使用でサビキズは少々ありましたが、特にヘコミなどの問題はありませんでした。

ビルダーにお願いし、街乗り用にピストフレームを改造してもらいます。
以下が、フレーム改造のメニューです。

①前後ブレーキの取付け穴加工
②リヤブレーキワイヤーのトップチューブ内蔵
③ボトル台座の取り付け

フレームカラーは彼女の乗っていたフランス車(自動車)のカラーに合わせて
塗る事になりました。



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この画像は、「やらせ」ではありません(笑)。
初めて持った自転車に「軽い」と言って自ら持ち上げたところを、捉えました。

前述のフレームカラーも彼女の乗用車に良く似た綺麗な色に仕上がったと喜んでもらえました。

チェンホイールはデュラエース ロード用でアウターギヤは歯先を削り落とし(コルサ加工)
チェンガードとしています。
(これで、結構、ズボンの裾が汚れるのを防いでくれます)

リヤスプロケットはさすがに固定ギヤとはいきませんのでシマノのBMX用
シングルフリー「SF-MX30」を使っています。

話はそれますが「SF-MX30」は4本ツメのしっかりした工具で脱着出来ます。
また薄歯のみですが厚歯用チェーンで競輪選手も街道練習に使っているぐらいで
一般用のシングルフリーを使うより安心感があります(メッキもきれい)
歯数は16,17,18Tが用意されています。

ハブはピスト用だと、高価過ぎるので、少し古いシマノのロードハブ 
リアエンド幅120ミリ(新品)を用意しました。
これでフレームのエンド幅が120ミリなら、そのままQRも使えたのですが、
このフレームは110ミリでした。
110ミリのエンドはエンド溝の幅が8ミリなので残念ながらシャフトを
カットしても10ミリの中空シャフトが使えません。
そこでリヤシャフトだけはピスト用の通称、「小判型シャフト」に交換してあります。
もちろん、シャフトを入れ替えても、もともと5段フリー用です。そこでワッシャーや
スペーサーを抜いたり入れ替えたりしてエンド幅を110ミリに変更するとともに
チェンラインを問題ない程度に調整しておきます。
(フロント側はロード用WのBB及びCWでインナーギヤにチェーンを掛ける)

リムは、メンテを考えると、どうしてもクリンチャーにしたかったのですが、
ちょうど良い手持ちがありません。
自分用に、とっておきたかった絶版リム(アラヤVX-400新品)を
Yさんの為になら?と使ってしまいました(笑)

ピストフレームはタイヤクリアランス、ブレーキのクリアランスがタイトで、いろいろ問題が
発生しやすいのですが今回は特に問題なく出来ました(もちろん余裕はないが)。
タイヤも25Cのパナレーサー パセラが入りました(23Cしか入らない場合もあります)。
ブレーキ本体はシマノ105(旧型)で各部問題なく取り付ける事が出来ました。
(ピスト改造のフォークの場合、フロントはスモールブレーキでもリムが近すぎる事があります)



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ペダルはロード用フラットペダルとして売られている東京サンエスVIVAのディズナを使いました。
このペダルはMTB用ほど大きく、ごつくは有りませんが、踏面の面積が、そこそこ広く、
柔らかい靴底でも食い込むことはありませんし、スパイクピンが思った以上に
靴の動きを規制するので(ほめ言葉ですよ)靴がずれずに乗りやすく、
コルサのお気に入りです(もうちょっと安ければ言うことないが)
このペダルなら、大きめなスニーカーでも乗りやすいですね。

サドルは女性用のセライタリアLDYをカロイのピラーに取り付けています。
今のところ特に不満はないそうです。



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「ピストのフレームなのにセンタースタンドが付いている?」という、あなた、鋭いです。

リヤセンターが短いピストフレームでは普通、センタースタンドが付くスペースはありません。
とはいえ、無骨な?リヤキックスタンドは付ける気にはならないとのこと。
でも実用に使うことを考えるとスタンドは、どうしても付けたいところです。
もちろん、このフレームも当然付くスペースはありませんでした、そこでどうしたかというと
チェンステイブリッジを切断してしまいました。
切断したあと、綺麗にヤスリ掛けして仕上げました。まあ、競技に使うわけでは
ありませんから問題はないでしょう。



◎完成してみて
競輪用のフレームということでヘッド、シートアングルが立っていますし、
ハンガー(ボトムブラケット)も当然、高いフレームです。

当然、かなり、機敏なハンドリングになりました(悪く言えば神経質か)
タイヤが25Cで空気圧が競輪タイヤほど高くもないということで
多少は緩和されているでしょうがフレームの特性は消せません。

少し心配していましたが、そこはスポーツジムのインストラクターということで
スポーツ万能な彼女は、まったく問題なく乗りこなしています。
それどころかキビキビした操縦性を、ずいぶん楽しんでいるようです。
軽い車重も取回しが良いと大好評でした。

ギヤ比は42×16T(2.625)にセティングしてあります。
「もっと、重くてもいいかも」と本人は言っていますが、
登り坂、向かい風を考えてとりあえず、このまま乗ってもらっています。

70年代デッドストックのプジョー

今回、ご紹介するのは知人のA氏の「プジョーPA25」というモデルです。

これは数年前、デッドストックのまま関西地方で発見、コルサが保管していましたが、
A氏の熱心な希望もあり、お譲りしました。

当方が所有するカタログには、このモデルは載っていませんが1974年後半には
このモデルも日本国内で販売されていたようです。



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タイヤも含めて1974年頃のままの素晴らしい状態です。
樹脂、ゴム部品も、ほとんど劣化していませんでした。
デッドストックとはいえ、なぜこんなに綺麗な状態なのでしょうか?
その理由は、後半お見せします。

白いタイヤと白いグリップが、お洒落ですね。
オーナーはペダルも、あわせて白いゴムの物に交換したいようですが
フレンチネジの白ゴムペダル(その上、リフレクターなし)を見つけるのは難しいですね。

フロントキャリアをご覧ください。
ヘッドランプをカバーするような、ちょっと面白い形をしています。
キャリアの上に取り付けられているゴムヒモが非常に便利でオーナーは
セカンドバック等をゴムヒモでキャリアに取り付けて走っています。

チェンケースを見ると「ライオン プジョーマーク」のステッカーが貼られていますね。



※ブログ容量確保の為、画像を削除しました※
変速機はつきませんが、良く見るとフレームに変速レバーの台座が
直付けされています(右側、リヤ用のみ)。

エンドにRD取付用ブラケットが有りませんが当時の変速機(普及型)は
「ツメ」によってリヤエンドとホイールナットに挟み込んでいましたから問題なく取り付けられます。

ほとんどがスチール製の部品です。
車重は軽いはずが有りませんが、そのデザインとクロームメッキの美しさを考えれば
特に気にもなりません?。

それにしても、この時代のプジョーのマーキングは格好良いですね。
どちらかといえばレーサー向きのステッカーデザインだと思うのですが、
このような車種にも全然、不自然には見えませんよね。

これ以前?のプジョー婦人用フレームにはラグ付も見ましたが、このモデルはラグレスですね。

フレームカラーは、このブルー以外にホワイト、イエローの計3色が用意されていたようです。



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この画像は車種が違いますが時代的にはほぼ同じと思われるものです。
当時のプジョーは、このようにビニールで完全パッキングされていた物が多かったようです。
その為、はじめに書いたとおり素晴らしい状態で30年以上、残っていたのですね。

これはPR10LJという中級ロード(1975年頃)のデッドストックの画像ですが
この梱包の中には当時のフランスの空気がしっかり詰まっていました(笑)

ただし、サドルやペダルなどが一緒にパッキングされていない物もありますし、
ビニールが完全に覆っていない(大きな穴があいている)パッキングの物も確認しています。



メモ
前回の記事「ヤマハ時代のプジョー」は、書庫「その他」にアップしました。 
今回の記事「ヤマハ時代のプジョー その2」は友人の自転車の紹介ということで
書庫「友人の自転車たち」にアップしています。

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