コルサの毎日がヒルクライム

2009年11月

(その1、2より続く)
今回もコルナゴ スーパーに使われている(いた)部品の話などを書いていきましょう。

ただし、今回は、うちのコルナゴのものでない画像も多数ありますが、
どなたかの参考になることもあるかも、ということでアップしておきます。
(私は大のコルナゴファンというわけでも熱心なコレクターでもありませんから、たいした物はありませんが)



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実はコルサが現在乗っているコルナゴのホイールはオリジナルではありません。

リムにニジーが使われていたのですが・・・
ニジーのリムのスペアがないのでオリジナルホイールは保管したままになっていて
中古で組んだ別のホイールを使っています(笑)
(コルサは以外にニジーのリムと縁がない?のです)
完成車についてきたカンパハブのスレッドは単体で日本に入ってきた物と違い
「35×24F」イタリアンの刻印のあるものが付いています。



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79年コルナゴについていたタイヤ。COLNAGOネーム入りになっています。

どこをさがしても製造元らしきネームは見つかりませんでした。
(空気圧の指定のみ表示あり PRESS 7.ATM  100PSI)
入手時、すでに20年以上たっていたものですが、とりあえずエア漏れはありませんでした。
だからと言って、もちろん、使う気にはなれませんから保存してあります。



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うちのコルナゴより古い76年頃のコルナゴ スーパーに使われていた
コルナゴネーム入りのタイヤ。

70年代に限っても、この2種類以外の違うマークが、あったと記憶しています。



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ペダル回りは紛失していましたのでカンパ スーパーレジェ ストラーダ、
トウクリップはイタリア製の「GALLI」を使っています。

GALLIのクリップは、コルナゴ完成車に時々、付いていましたが最近では余り
見かけないので画像をアップしておきます。
ただ、あまりメッキが良くないのか画像から見えない方は、かなりサビが出ています。
今のうちに再メッキして保管しておくか使い切って廃棄するか、思案中(笑)
今でも入手できるなら再メッキすることもないのですが・・・皆さんどう思われます?



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自分のコルナゴにはビンダを使っていますが(笑)
コルナゴは、もちろんネーム入りのストラップを用意していました。
完成車には、もちろんセットしてありましたが単品売りもありました。

上側は普通の一枚革の物。色は他にも用意されていたと思います。

下側はコルナゴ メキシコなどのスペシャルモデルに使われていた軽量モデルです。
(袋にSuper leggeraの文字あり)
この軽量モデル、ストラップは樹脂をサンドイッチしたものになっていて、
革に穴があけられています(笑)
当時、革に穴をあけても、たいして軽量化にならないだろうと冷静に思う気持ちもありましたが
反面、「ここまでやっている」のだという「強烈なスペシャル感」に、まいってしまったのも事実です(笑)

両者のモデルのマークの向きを見ると軽量モデルの方だけは、ご丁寧にも完成車にセットした際、
ネームの向きがちゃんと揃うように考えて入れられている事が判ります。



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ストラップには製造メーカーを表す刻印など両方とも入っていません。
しかしコルナゴネームはしっかり、ここにも入っています。
軽量モデル(Super leggera)の方には金具の先端にも小さな穴があけられています。
ふたつのモデルは金具の形がまったく違いますから別のメーカーのものなのでしょう。
左のモデルは特に金具がくもっていますね(恥ずかしい)、早速、磨いておかなければ(笑)



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サドルにもCOLNAGOのネームが入っていましたが、普通の3tttの物に交換しています。
もともとのサドルはセライタリアにコルナゴのネームが入っていた物だったと思います。
コルナゴ メキシコ等には3tttの軽合ベースが使われていた記憶があります。
シートピンもノーマークの物からカンパに交換してあります。



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コルナゴの刻印のあるレコードとスーパーレコード ギヤ板の比較です。

レコードのギヤ板は内側のアーム?をカットしていますがスーパーレコードでは軽量穴になって
刻印できない部分にも刻印が入れられますから華やかで目立ちますね。
(レコードのギヤ板は76年頃の物)



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インフレーターも前面にコルナゴのマークが入っています。
イタリアのインフレーターといえば、まずシリカですが、
またまたコルナゴやってくれます?、シリカではありません。
横に「EXPORT」という文字が入った物です(イタリア製)。
ちなみにコルナゴのマークの入ったシリカも、たくさん存在します。



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昔、程度の良くない中古のコルナゴを買った際、ショップのおじさんが
「レストアするなら使いなさい」と、おまけにくれたデカール。
(その程度の悪いコルナゴはレストア途中のまま、知人に譲った。現在も、そのままらしい 笑)

一説によると、このデカールはコルナゴとは関係なく作られた偽物という情報もあります(笑)



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こちらは本物と聞いて別のショップさんで買った物(本当か、どうかは不明ですが)

フレームカラーに合わせて2色ありました。
ただ、なぜかヘッド用のマークだけが、ただのシールなんですけど(笑)
こういうデカールって、もう20年以上たっているはずですけど、
今でも使えるものなんでしょうか?



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コルナゴ関連のボトルも、いくつか出てきたので勢いで紹介しておきましょう(笑)
一番右が70年代中頃から後半に良く見かけたタイプで色は別に白等があります。
(レース中の画像でも時々、見かけます)
まん中の物は右の物に良く似ていますが少し新しい物だと思います。
左は見てのとおり、デルトンゴ時代の物ですね。カンパとセライタリアのネームも入っています。

これらのボトル、全て製造メーカーが違います。
右からmariplast(伊)、まん中がALE、デルトンゴはTA(仏)製でした。



※さて、たいした内容もないのに3回に分けて記事にしたコルナゴも今回で終わりです。

(その1より続く)
さて今度は(その2)コルナゴ スーパーに使われている(いた)部品の
話などを書いていきましょう。



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このコルナゴの箱に入っていた「ステムとハンドルです」
ピンボケで申し訳ありませんがステムの刻印を良く見ていただくと
「Saronni」(サロンニまたはサローニ)とあります。
「Saronni」は、もちろんミラノの神童と呼ばれたジュゼッペ サロンニのことですね。
サロンニはコルナゴに乗り世界選手権、ジロ、ミラノ~サンレモなど多くのタイトルを
手に入れた名選手でした。
コルナゴは「Saronni」という名前を付けたレーサーも販売していましたから、
そちらの部品の余り物?をこのフレームにつけて送ってきたのでしょう(笑)
(Saronniネームの完成車にはColnagoネームのステム付きもありました)
刻印は突き出し部分の横だけではなくハンドルクランプ部の前面にも入っています。



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サロンニ名入りのステムは少々長かったのと、やはりコルナゴ名入りのステムを
使いたかったので交換しています。
当時ステムは長さ違いで2種類持っており、腰痛対策に?短い方を選択しました(笑)
今、考えれば、ポジション的にも見た目的にも、もう1センチ長い方を
選択しても良かったのでは?と思います。
(今はもう、他のサイズは持っていないのです)



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ハンドルバーはコルナゴのオリジナルで「3ttt」の製品です。
向かって右側にコルナゴのマークが入っています。
当時のチネリがフェルール式の製品ばかりだったのに対し3tttはバルジ式の物で、
その分、軽量でした。
剛性はプロ選手なら、いざ知らず私では何の心配もありません(笑)

バーエンドも付属の物は保管し少し新しい物に交換しています。
バーテープは古典ロード走行会の時にイタリアで巻かれた物と言いましたが
コルサの、かん違いでした。
テープ自体は一緒に箱に入っていた物だったと思います。

先ほどのサロンニのステム クランプ部には刻印があリましたし、COLNAGO刻印のステムにも
クランプ部に刻印が入っている物が多くありますが、これには残念ながら
刻印が入っていませんでした(泣)



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BB部分。
ロックリングが付いているからと言って画像は左ワンではありませんよ。
これは右ワンです。
このコルナゴ オリジナルBBは両方ともロックリングで固定する方法になっています。
イタリアンスレッドですから左右の部品が共用出来るし、
わずかならチェンラインも調整出来ますね。



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このBBは分解すると、このようになっています。
ベアリングは「SKF」の物で驚くほど回転は軽く、そして滑らかに回ります。
分解しても、どこにもメーカー名は見当たりませんが当時、この形式の製品を
市販していた会社といえばイタリアの「OMAS」、「FT」等がありました。
多分、その、どちらかの製品ではないでしょうか。
ちなみに左右のワン、ロックリング、シャフト、クランク固定ボルトなど、全てスチール製で
重量は、それほど軽い物ではありません。
ワンの外面は、スチールですがなぜかシルバーメッキではなく黒くなっています。



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WLは、もちろんカンパ レコードです。
画像のように肉抜きされています。
ただし、この肉抜き、コルナゴが内製していたのではなく、どこかで作られていたのだと思われます。
現物を見ると型で抜かれていた事が判りますし、同じ型で抜いたと思われる物がデローザなど
他のブランドでも、たくさん見られます(物によって穴の位置がずれたりしていますが)。
多分、イタリア国内のどこかでWLを専門に加工していた下請け業者がいたのだと思います。



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コルナゴオリジナルといえばヘッド小物もCOLNAGOの文字の入ったオリジナル品です。
これも製造メーカーは不明だったと思います。
実は、オリジナル重視のコルサにしては珍しく売却してしまい確認できません(笑)
(これもオフメガかオマスかFTでしょう)

この黒いヘッドパーツはどうしても好きになれず(フレームカラーに合わないと思う)、
同じく黒いボトルケージとともにはずしてしまいました。
現在、HPはカンパ スーパーレコードに交換しています。



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ピラーはミゾの長いもの(左から2本目)が入っていましたが当然、ミゾ部分が
フレームの中に大半が入ってしまいます。
それならと別に買い求めてあったミゾ加工の短い物(一番左側)に交換してみましたが、
それでもミゾが全てフレームの外に出ないので現在はマークの入っていない物を
仮付けしてあります。
(ステッカーで刻印に見えるようなコルナゴマークを入れようかと考えています。笑)

画像左側のコルナゴ刻印の2本のピラーを見比べてみるとクラブのマークなど
微妙に違いがあるのがわかります。
※この画像は昔の物で今は、ほとんど手元に残っていませんので。



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ブレーキレバーには、このように刻印が入っていました。
この時代のレーサーはコルナゴに限らず、刻印が施されていましたから見て、
とても楽しい物でした。

ブレーキレバーの刻印もコルナゴの場合、いくつかの種類があります。

ちなみに、このコルナゴにはブレーキレバー、シートピラー、ステム(サロンニ刻印だが)の
3点(WLは穴明けだけなので)に刻印が施されていました。



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通常、一番、加工を施され目立つギヤ板はスーパーレコードだったせいか
刻印はありませんでした。

チェンホイールの5ピンも謎の部品です。
この時代のカンパなら刻印があるはずだと思うのですが一切ありませんでした。
カンパが刻印を打ちもらしたのか?それとも他社の製品なのか?
CWは多分カンパ社内で組まれて納品されると思うのでコルナゴが入替えるとも考えにくいのですが。



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私のコルナゴのカンパ スーパーレコードのギヤ板には残念ながら刻印は
ありませんでしたがスーパーレコードのギヤ板でも刻印の入った物がありました。
これらは、いずれも単体で販売されていたものです。

画像のコルナゴは53Tに加工していますが、文字がリングの幅、ギリギリですね。
(52Tには同じ文字サイズでは無理かもしれません)
「スーレコの52Tギヤ板は幅が狭いので刻印したものはない」という話を時々聞きますが
画像のデローザのリングは52Tに刻印加工されています。
(53Tと52Tはわずかに幅が違います。もちろん52Tのほうが狭い)
(ちなみにOLMOのギヤ板はスーレコではなくてレコードの枠をカットした物ですね)
この画像のギヤ板も現在は残念ながら手もとに一枚も残っていません。
(残しておけばよかった・・・)


「その3」に続く

先日の古典ロードにコルサが乗って行ったコルナゴ、意外に好評だった(笑)のと
dolphine214takeさんから「特集やってね」とリクエストをいただいてしまいました。
と言う事で、この数奇?な運命のコルナゴを特集させていただきましょう。



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この「コルナゴ スーパー」
諸状況から考えて製造は1979~1980年頃と思われます。
(画像は現在のもの)



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コルサの手元に来てから私の好みでオリジナルとは若干部品を入替えています。
(画像は現在のもの)


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実は、このコルナゴ、デッドストック品で
2004年に、とある倉庫から出てきたものです。
ですからコルサは幸運にも2004年に25年ほど前のコルナゴを
新車で手に入れたということになります。
(高校生の頃から憧れていた)


箱は保管中に、潰れてしまったらしく国産車の箱に入替えられていました。
箱の中には画像のほかに前後ホイールセット、ハンドル回り、サドル回りが入っていました。
ペダルセットは、なぜか失われていました。

そうそう、箱の中にはブレーキ本体が転がっていました。
チェンホイールからチェーン、変速機3点、ボトルケージなどまで組み込まれていたのに、
なぜブレーキ本体は組みつけられていなかったのでしょうか?

それにはコルナゴらしい(イタリアらしい)理由がありました。
この頃、ブレーキ本体の取り付けはナット式から隠し止めに移行していた時期に当たります。
このフレームは既に隠し止めになっていたのに箱に同封されていた
カンパのブレーキはナット止め式のシャフトの長い物だったのです。
コルナゴの職人はシャフトを加工したり、交換するのが面倒だったのでしょう、
組付けせずに、とりあえず箱に放り込んでおいたというのが真相のようです。

余談ですが、この梱包の紙のような物ですが一枚物で、ほどくのが非常に面倒でした。
途中で、ちぎってしまえばと思われるでしょうが非常に丈夫な材質で
手でちぎることは出来ないものでした。



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実は、この時、更に古いコルナゴのデッドストックも同時に発見し入手しました。
そちらはマーク類もデカール式、チェンリングなども刻印入りの
良い物でしたがサイズが大きく私には乗る事が出来ませんでした。
製造は1975~1976年くらいのものでしょうか?
これは、現在、関西のコレクターの手元にあります。
この車は、ちゃんとブレーキも取り付けられていました(笑)
(まだ隠し止めになる前の時代の物)



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先ほど書いた梱包材を取り除くとトップチューブには別の紙が巻かれていました。

その紙には、ご覧のとおり、「26  TOSHOKU  54」の文字がありました。
「26」「54」の数字は何を意味するのかわかりませんが自転車業界の知人によると
「TOSHOKU」(トウショク)は日本の貿易会社の名前だということでした。
ただし、それが事実なのか、日本語で、どのような字を書くのかは不明です。

また、数字の話ですが、フレームナンバーなのか?と思い、
フレーム各部を探してみましたがフレームナンバーのようなものは見当たりませんでした。



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箱に入っていたままのオリジナルの部品で仮組みした状態。
(画像は2004年のもの)

すでにFDは穴明き(4穴)、RDはヌーボ スーパーレコードになっています。

その他、現在の仕様と違うところを、ざっと書いておきます。
・ヘッド小物がブラックのコルナゴオリジナル
・ボトルケージも黒い物。
・サドルはコルナゴネーム入り
・ピラーもコルナゴネーム入りのミゾ加工の長い物
・ハンドル、ステム(後述)
・バーエンド
・ホイール
・フリーホイール



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部品の件は、後で書くことにしてフレーム回りを見てみましょう(画像は改造後)。

ダウンチューブのラグにクローバー、フォーククラウンの肩にも
クローバーとCOLNAGOの文字が彫られています。



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クラウンの後ろ側は肉抜きされペイントが入れられています。

フォーク裏側の補強版にも小さなクローバーマークが抜かれています。



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BB下側も大きなクローバーマークが抜かれていました。
このあたりに普通、他社では製造ナンバーなどが入っているものですが、
まったく見当たりませんでした。



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シートステイブリッジの補強。
下側に小さな穴が明けられています。
ブレーキは、このように隠し止めになっていました。
(恥ずかしい、ナットが錆びていますね、磨かなきゃ)
画像はブレーキシャフトにネジを切り増ししてカットした後、
組付けたもの(コルサの加工)



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ハンガーラグ回り
いわゆるカンパタイプ ワイヤーリード。
現在のようにBB下にワイヤーが取り回されるようになる前は、
このカンパタイプ ワイヤーリードが標準だったのです。

チェンステイブリッジにも補強版が取り付けられています(穴明けなし)

この時代のカンパを良く知る人なら、このカットだけでもワイヤーが
当時の純正のカンパ製品である事が判ってしまうでしょうね(笑)



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チェンステイ両側に「COLNAGO SUPER」の貼りマークがあります。



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このステッカー類が後に問題を起こすのです(笑)
コロンバスのステッカーは現在、ほとんど剥げ落ちてしまいました(画像は2004年のもの)。

この時代の「COLNAGO」の文字は困った代物でデカールではありません。
非常に厚みのある物で、入手後しばらくすると、白く、めくれ上がってきたのです。
どうやら経年変化でマーク類は駄目になってしまったのだろうと、このフレームに対する
思いも一気にさめていきました。(売却も考えていました)
マークがボロボロの状態で乗り続けるかレストアして塗装をやり直すしかないと考える、
悲惨な状況になってしまったのです。

ところが最近、マーク類が、はがれるなら、どこまではがれるか思い切って
試してみようと思い力を入れて磨くと、ごく薄いビニールが剥がれ落ちたのです。
どうやら切り文字の上にビニールが張ってありその上からクリアーが吹いてあったようです。
(ビニールがクリアと一緒に浮き上がり、ひどい状態になっていた)
切り文字のビニールは思い切ってはがしてしまうと、あら不思議、まあ見れるレベルに
また戻ったのでした(笑)
この状態がいつまで続くのか判りませんが、今の状態なら人前に出してもとりあえず、
それほど恥ずかしくない状態になりました。
(厚い切り文字、ロゴの耐久性が不安です)

ただし、フレームの塗装の下地は良くないようでBB回り、ヘッド回りなどに塗装の
浮き上がりが見られますので、いずれ塗装をやり直さなければならなくなるのかもしれません。


「その2」に続く。

第4回古典ロード走行会参加者の皆さんの愛車をご紹介します。
(その1より続く)



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長野県から駆けつけてくださった4713さんのマノン。
マノンは東京のスポーツサイクル タニオカさんのオリジナル車です。
正直あまり見たことのないマノンでしたが素晴らしい自転車でした。
聞けば梶原氏の工房で作られていたフレームだそうです。
(梶原氏自ら手がけられたのはマノンでも数台しかないらしいが)
サカエの超軽量パーツ、ESLのチェンホイール、ステム、ピラーの3点が揃って使われています。
数が少なく高価な(特にCW)ESLシリーズ3点を揃えているのは珍しいでしょう。
その他はサンツアー系を中心にまとめられています。



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HさんのBSグランヴェロ
BSのスペシャルモデルとして始まったグランヴェロの第2世代のモデル。
当時、フルオーダーシステムの「GV-FRR」シリーズとサイズと
一部の工作を指定できる「GV-SRR」シリーズがあった中の「GV-SRR」と思われます。
(GV-FRRはFフォークが塗装ではなくメッキになる)
大変、発色の良い赤(スカーレット)が素敵な自転車でした。
シュパーブを中心としたアッセンブルでCWだけは登りを意識して
マイティツアーがセットされています。



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シルク コレクター?のくさやんさんが持ち込んだ75年頃のR2-R。
ラグレス、丸フォーク+2段肩、白に赤の銅抜きなど、最もシルクらしいシルク?
部品もカラータイヤを除けば、ほぼオリジナルのようで好ましい。
ただ、オーナーが困っているのはインナーに48Tが付いている事。
(75年頃までロードはインナーが、どのメーカーも、みな大きかった)
どなたかマイティコンペの42Tを、くさやんに・・・・



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まはろみつるさん の78年前後 BSユーラシア ロード 
このユーラシアも、ほぼオリジナルの素晴らしい状態でした。
クランクにもブリヂストンの文字が入っています。
まはろみつるさん、タキちゃんの荷物まで運んでくださって、ありがとうございました(笑)



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やま23さん の83年 ミヤタ ルマン
意外に見かけないミヤタ ルマンが登場しました。
近年、偶然、手に入れた初めてのロードが、これだったという、やま23さん。
古いフレームながら今、走るのに快適なように拘りなく改造されています。
古典ロード走行会の趣旨からは、やや外れていますが古い自転車を改造して走りを
楽しんでいる姿は否定しませんよ。
今回も集合地点まで自走ですから、トータル140キロ近く走られているのでは!



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kid2008kidさんの76~77年前後 プジョーPY10P
日本仕様ではなく海外から輸入されたモデルのようです。
シルバーのフレームは見慣れた白いフレームに比べて精悍な感じがします。
(画像撮影 やま23さん)



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大阪から参加してくださった、すーさんの79年式 ズノウ
今回に備えて?バーテープを巻き変えたとのこと。
ダウンチューブの黄色のマークとテープの色があってますよ。
RDがサイクロンになっている以外は初代デュラエースを中心としたアッセンブル。



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コルサが今回乗ったのは79年頃のコルナゴ スーパー。
もともとスーパーレコード仕様でしたがRDを旧型に変えるなど
少々、古く見せるよう改造しています。
ピラーにコルナゴ刻印がないのはコルサの身長では綺麗に刻印が出ないので
ノーマルに交換している為(泣)



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番外編(笑)
今回、わざわざ、t-bikesさんが持ってきてくださったシルク スペシャル。
1967年製のフレームを改造、塗り変えした物とのこと。
クラウンにブレーキ穴をあけ、リヤはブリッジ交換して前後ブレーキを取り付け可能に
改造してあります。
またセンスの良い色合いに塗り替えられています(ダウンチューブのマークはリプロとのこと)。
サドル以外は、ほぼ国産パーツのようで、その中でも三光舎の2号ハブを使うなど
心憎いアッセンブルです。

この素晴らしい自転車の登場に次回は、「街乗り古典ピスト走行会」も開催?とか、
はたまた、今後は「一人2台持参」の規則も追加?(笑)
との話題で盛り上がりました。
(一台は走行用、もう一台は話のネタ用として)
t-bikesさん素晴らしい自転車を見せていただきありがとうございました。


古典ロード走行会は今後も開催予定です。
(開催予定は年2回、春と秋ころ)
興味のある方は次回、ご参加の、ご準備を(笑)
過去の様子は「古典ロード走行会」の書庫にあります。
原則として車輌規定が厳しく決められていますが、それ以外の車輌の参加も
今のところ認めていますので、まずは、お気軽にどうぞ。

8日は第4回古典ロード走行会を行いました。

集合、コースはいつもと同じで「昭和の森」集合、コースは矢作川沿いを
往復するコースです。

今回は、いつもの、うなぎやさんが忙しく入れなかったこともあり(お店が空くまで時間つぶしの為)
二度と古典ロード走行会では走らないのではないか、と思われていた
矢作ダムへの往復(古典ロードのギヤでは少しキツイ登りがある)が復活しました(笑)



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受付風景(画像 やま23さん撮影)
みなさん、集合時間より、ずいぶん早めに集まっていただいて・・・
(コルサも主催として一時間ほど前に着くようにしたのですが既に到着の方が何人も)

すでに画像の左の方では「狭~く、深~いマニア話」が炸裂しているようで(笑)
車に腰掛けて受付整理をするコルサも、そちらに気を取られています・・・



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参加者は14名。
当然ながら、おじさん、ばっかりですわ(笑)

今回は、なんと埼玉県(t-bikesさん)、長野県(sannow4713さん)、大阪(すーさん)など
遠方からも、ご参加いただきました。
(遠路はるばる、お疲れ様でした)

私、コルサ(向かって右隅)は初お披露目?のコルナゴに合わせて
コルナゴつながりと言う事で「デルトンゴ コルナゴ」ジャージ
(パールイズミ製ですけど)着用。



イメージ 3

皆さんが早めに集まってくださったおかげで、のんびり自己紹介をしてから
予定通り10時頃スタート。(画像 やま23さん撮影)



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矢作川には右岸左岸ともに道がありますが我々は交通量の少ない狭い道を選んで走ります。
(画像 やま23さん撮影)



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いつもの、うなぎ屋さんについたところ、混んでいましたので
希望者は時間つぶしに、更に走りに行くことにしました。

場所は第一回で走り、今後コースには取り入れないのではないかと思われた矢作ダム(笑)

こちらの画像は「ダム推進派のみなさん」?いやいや、ダムまで登った好き者メンバー8人
(コルサは撮影の為、画像から抜けてますよ~)
ダム反対派(ダムに登るのは反対の方ですよ)の人達には申し訳ありませんが
うなぎやさん近くの川原などで時間を潰していただきました(ごめんなさいね)



イメージ 6

いよいよお待ちかねの「うな丼」です。
お頭、肝付が珍しいですね(愛知県三河地方でも珍しい)
画像には有りませんが他にお吸い物、お漬物が付きます。


それでは、そろそろ参加者の愛車の紹介を(2回にわたって)
画像があまり綺麗でなくてすみません。



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埼玉県から参加していただいたt-bikesさんの78年シクロウネ。
以前、ニューサイクリング誌の表紙も飾っています。
新車から、ずっと乗られているそうです。
綺麗に乗られていますね~。
駆動系をデュラEXでまとめられています。



イメージ 8

Oさんの75年ビゴーレ。
ビゴーレらしい、かっちりしたフレームですが変速機、チェンリングなどを
フランス部品で構成している為、優雅な感じも出ていますね。



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Sさんの84年ガンウェル
昔乗られていた物を今回の為に磨きに磨いたものだとのこと。
カンパの中級コンポでまとめています。
(レコードなどのフルセットより今となっては珍しい?)


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タキちゃんの80年アドニス。
アドニスは名古屋にあるサイクルショップ フクイさんのオリジナルモデル。
フクイさんは一時、自らの工房を持っていたこともあります。
タキちゃんは、この自転車に合わせて当時のフクイサイクルレーシングチームの
ジャージを着用(集合写真参照)

アッセンブルはデュラEXでDDペダル、クランクが特に懐かしい。
(タキちゃんは歴代のデュラ コレクター?AXはのぞく)



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田爺さんの78年エベレスト エスプリ
やっぱりエベレストはいいですねぇ~。

以前、拝見した時はアップハンドル?などの街乗り車になっていたようですが。
画像では見にくいのですがタイヤセーバー(パンク防止の小道具)が付けられています。



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Tdot(toru)さんの 2009年トーエイ クラシックロード風
もちろん、古典ロードの範疇には入らない新しいフレームですから特別参加です。
(古典ロードとして厳しい規則は設けていますが、それ以外の自転車も一緒に
 走っていただくのは今のところ、認めています)

海外の部品をアッセンブルした素晴らしい自転車を何台かお持ちですが、
この自転車はサドルなどをのぞいて国産部品に拘ってまとめられているようです。


まだまだ素晴らしい自転車がたくさん参加していただいていますが続きは次回に(笑)

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