コルサの毎日がヒルクライム

2010年03月

27日は、名古屋の自宅から袋井市の工場に転勤になった、タキちゃんが自宅まで来てくれた。
少し前から単身赴任しており、少し落ち着いたということで寄ってくれたのです。

私といえば、この土日、少々忙しかったのですが、タキちゃんが訪ねてくれたと言うことで、
後のことは考えず(笑)二人でサイクリングに出かけることにした。



今回は時間に余裕がなかったので、いろいろ寄り道する余裕がありません。
それで渥美半島 伊良湖岬を素直?に回ってくるルートとしました。


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で、いきなり伊良湖岬(笑)

左手は太平洋、右手は伊勢湾、三河湾になります。


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一枚目から少し左(南)を見ると、私のブログに良く出てくる「神島」
遠くにかすむのは三重県ですね。
伊良湖岬(愛知県)の方が、ずっと近いのですが、この島は三重県になります。

今回は「サス付き自転車つながり」ということで、タキちゃんはジャイアントのMR-4、
私は最近、こればっかり?のBSモールトンで。

タキちゃんのジャイアントはメインコンポがシマニョーロ(シマノ+カンパ)で
構成されています。
タキちゃんいわくチェーンとスプロケット以外は、みんな変っているんだって(笑)
普通、チェーンとかスプロケットは消耗品ということで変わるんですけど・・・・


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これが伊良湖岬の灯台です。
現在は既に役目を終え観光スポットとして活躍しています。

だいたい、灯台にしては波打ち際に立っており、
これで遠くまで明かりが届いたのでしょうか?
(現役時代から、ここに経っていたとは思うのですが・・・)


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灯台の代りは高台にそびえる、この施設。
「伊良湖岬伊勢湾海上交通センター」

灯台に変わって伊勢湾口を通る船を管制している施設です。


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伊良湖岬の港に回ります。

すると今、話題の・・・これって何かわかりますか?


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少し角度を変えると・・・そう、フェリーボートなんです。

「このフェリーが何で今、話題かって?」
愛知県、中京圏以外の方は、あまりピンとこないかもしれませんが
50年近く営業を続けてきた、この伊勢湾フェリー(伊良湖と鳥羽を結ぶ)が
今年9月いっぱいで廃止になると3月24日、発表されたからなんです。

廃止の理由は自動車道の整備や例の高速割引の影響で大幅に利用者が
減ったからなのだそうです・・・残念!


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記念に、たくさん画像を載せておくことにしましょう。
下2枚は、ちょうど港を出て鳥羽に向かう伊勢湾フェリー「鳥羽丸」

そういえば、この伊勢湾口、何年か前には橋を架けると言う話が盛り上がっていた事があります。
その為か愛知県側の県道2号線が国道42号線に格上げまでされていたのです。
(42号線は三重県側に以前から存在。いずれ橋でつながる予定だったのでしょう)

ただ、流れの速い伊勢湾口、距離にして25キロ?も有るのですから技術的にも
財源的にも簡単な物ではありません。
本州、四国を結ぶ橋が作られた頃から、この伊勢湾口の橋の計画は
聞かれなくなってしまったような気がします。


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特に意味はありませんが伊良湖港東側の「伊良湖ガーデンホテル」

毎年、9月?に行われる伊良湖トライアスロンの水泳競技は、
このホテルの前、画像左手の方で行われます。
ちなみに自転車競技は、この画像の奥のほうを走り自転車からランに移った選手達は、
このホテルの前を通り、画像右手の方に走っていって先ほどの灯台、
海上交通センターの方に走っていくのです。


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ガーデンホテルの東側の信号を左に折れて北に向かいます。
しばらく進んで振り返ると・・・
先ほどの伊良湖岬と神島が見えます。

そして、この直線道路。
ここは、わずかな曲がりがあるものの、ほぼ10キロになろうかという直線があります。


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冬場、強い北西の風が吹き付ける渥美半島です。

ここには大型の風力発電用風車が5基並んでいます。
赤白に見える構造物は伊良湖岬の北のはずれ「立馬岬」手前にある火力発電所の煙突ですね。
この空の青さはストラトス(成層圏)を意識してしまいますねぇ?(笑)


さあ、帰るとしますか・・・
強風が追い風になるといいけど(笑)

先日、KTCの自転車工具について書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/corsa2003sp/34556104.html

http://blogs.yahoo.co.jp/corsa2003sp/34540167.html


今回は上記の記事の中でも触れたペダルレンチについて、
更に書いて見たいと思います。


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今回の記事に出てくる3種類のペダルレンチです。

一番下が以前記事に書いたKTCの薄口コンビネーションスパナ。
ただし、メーカーでは「自転車の車輪の脱着に便利」などと書いていますが
ペダルレンチとは書かれていません。念の為(笑)
でも、これはどう見てもペダルレンチ、そうでなくても
ペダルレンチとして非常に便利に出来ています(笑)


まん中が、私が長いことペダルレンチとして使用してきたシマノの3点工具の中の一点。
この長さが便利でしたが長いこと使っているとスパナ部分がヘタって来るのも事実です。
ちなみに私のは2本目で更に予備として1本用意しています。
(ヘタリについては後で補足します)

一番上の、ごついのがパークツールのPW-4です。
私は、これを現在、最強、最高のペダルレンチだと思っています。
(大きく重いと言う欠点もありますが頑丈なこと、便利なことを優先、総合して)


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パークツール、PW-4。
これを初めてカタログで見た時は、ごつさよりも、そのアイディアに「やられた」と思いました。
というのは、この考え方は自分がず、っと暖めてきたものと同じだったからなのです。

「そのアイディア・・・」と聞いてピンと来る方は自転車ペダルの脱着について
(特に固くしまったペダルを外す際)深く考えた事がある方でしょう。
そのポイントは後で書くとして、この代表的な3点を比較して見ましょう。

まずは全長。
ここで書くのはあくまでも全長で力点、作用点の長さではありません。
パークPW-4  400ミリ
シマノ      305ミリ
KTC       240ミリ
全長は以上のようになります。
パークの400ミリの全長は長すぎる?ともいえますが固くしまって外れない
中古車などのペダルを、どうしても外したいプロショップやレストアが多い人には
力強い味方となるでしょう。

重量は、どうでしょうか?
パークPW-4  624g
シマノ      256g
KTC       108g
全長も長いのですが、やはりプロショップの最強ペダルレンチとして頑丈な作りのパークは、
かなり重たくなってしまっています。
シマノは長さの割に軽く仕上がっています。
シンプルな板状の形状が、この軽さの最大原因でしょう。
KTCは一般工業用のスパナと比較して薄く仕上げてありますから、軽量です。

スパナ部分の厚さを比較して見ます。
パークPW-4  4.74ミリほど。
シマノ      3.95ミリほど。
KTC       4.38ミリほど。
パークとKTCは4ミリを越える厚さがありますがシマノは4ミリを下回っています。
この薄さが先ほども書いたとおり軽量に仕上がっている要因でしょう。
ただ、先にも書いたとおり私も経験がありますがシマノは長いこと使っていると
スパナ部分がヘタってくる原因でもあるのでしょう。
ただ、すぐにヘタってしまってくるわけではありません。
反対面でBB右ワンを回すという構造上(設計)もありますし、むやみに厚くして重くなるのも
使いづらくなってしまうでしょう。
ですから、これはこれで寿命と使いやすさの(コスト?)バランスが
取れていたのではないかと思います。

シマノが手本としたと思われる同型のカンパは長く使った場合、
シマノと同様にヘタリが出るのか興味深いところではあります。


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最初に書いた、このアイディアについて。
ヘッドに切ってあるレンチ部分は左右とも同じ15ミリ用です。
そして、アイディアの大事な部分は、これが同じ角度ではなく「30度と45度と違いを設けてある」
ことなのです。
この角度が、どのようなメリットなのか次の4枚の画像によって見てみましょう。


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ペダルシャフトは一般的な2面の物を固定して撮影しています。
ペダルレンチはシャフトの左側(→)から差し込んでいます。


レンチ部分に30度と45度と違いを設けてあることにより
下記の画像のように左右、裏表と入替えることによって、このようにレンチ先端を
左から差し込むと限定しても(右側からの画像は今回なし)これだけ違う
4方向(ハンドル部分の各方向に注目)から力を入れる事が出来ます。


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KTCのサイクルツールシリーズにはショップ用と思われるペダルレンチが用意されています。
(奥の2本。手前はトルクレンチと合わせて使用するもの)

なぜ、2本用意されているのか?・・・・
それは、もちろん「レンチ先端部分の角度に違いがある」からなのです。

後発ながら工具メーカーとしてのプライドがパークのPW-4の「ものマネ」は出来なかったのでしょう。
でも、「角度の違う2種類の組合せのメリットが無視できない」ことが、
この2本を用意することになったと思われます。
したがって、このKTCのペダルレンチを買う場合、「どちらか一本を買う」のではなく
「角度の違う2本をセットで買う」のが本来の考え方でしょう。

ちなみにKTCの、この2本の先端角度は22.3度と67.3度という角度だそうです。
パークPW-4の角度は30度と45度・・・、この関連がありそうな、なさそうな違い・・・
KTCは意識にあったのでしょうか?
それとも独自に使いやすいと思われる角度を研究したのでしょうか?


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最後に、どうでも良い話・・・・
初めに、
「これを(パークPW-4)初めてカタログで見た時は、ごつさよりも、
そのアイディアに「やられた」と思いました」
と書きました。

その理由は・・・一応、私も学生の頃から角度の違うペダルレンチが有った方が
ペダルを脱着しやすいと考えていたのです。
(当時、主流の2面しかないシャフトを対象とした場合、特に)
その頃(70年代後半)考えていた物に近いのが上のスパナの画像なのです。

この画像はKTCの高級バージョン、ネプロスシリーズの「アングルヘッドスパナ」といいます。
※(この製品はサイクルシリーズではないので肉厚が有り15ミリがあったとしても
  ペダルスパナには向きません)
左右のサイズは同一になっています。
左右のサイズが同一になっていますが左右の先端角度(30度と60度)は違います。
このスパナの狙いは延々と書いてきたペダルレンチの角度の違いによるメリットとほぼ同じです。
スパナの左右、表裏を入替えることによって「4方向からネジ、ナットを回す事ができる」
のが狙いなのです。
これによって狭いところでスパナを大きく動かせない場所でメリットがあるのです。

このスパナは狭くて大きく動かせないところでいろいろな角度からネジにアプローチできると言う
狙いですが、この設計でペダルレンチを作れば、いろいろな角度からペダルにアプローチできると
言うわけなのです。
その考え方を2本一組で実現したのがKTCのペダルレンチ、一本の一端で実現したのが
パークPW-4なのです。

22日は、けったさんが企画する岡崎のショップさんのサイクリングに参加してきました。


コースは大雑把に言って東名岡崎インター近くから山間部に入り三河湖まで行って
作手の道の駅、くらがり渓谷を経由して帰ってくるというもの。
(ほんと、かなり大雑把なコース紹介 笑)

距離は私のサイコンで82キロ程度でした。


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今回は総勢8名の参加でした。

この辺りの山間部は登って下って、登って下って、また登って下っての(くどいって)
繰り返しで、結構、走るのは大変なのです。
そのうえ風も強くて。


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三河湖まで自転車で来たのは25年ぶりくらい?

これが三河湖の湖面と羽布ダム(上部)です。


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ここのところ、雨が多かったせいか放水していました。

天気は良いのですが谷を吹き上げてくる風が、まだまだ冷たい(笑)


幸い、全体的に追い風区間が多く助かりましたが、
後半、くらがり渓谷を下って岡崎に戻る道中は強力な向かい風になってしまいました。
ここはトレーニングの為にと思って一生懸命、前を引きました。

そのせいか、翌日は足がピキピキ?の筋肉痛でした(笑)
(珍しく、金曜日の夕方から毎日走ってましたからねぇ)

21日、朝起きると雨はやんでいましたが、どうも天気の様子が変です。

外に出て遠くを眺めてみると、薄暗いのですが曇天と言うわけでもないようです?・・・
とにかく、遠くが、かすんで見えにくくなっています。

どうやら天気予報どおり黄砂が押し寄せてきているようなのです。


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さいわい、雨は夜のうちに、やんで道路も乾きだしましたので少し走ることにします。

ここは田原市、いつもなら、ここから蔵王山が見えるはずなのですが・・・見えません。
ここから蔵王山頂上までは約3キロ、麓までなら、わずか2キロ程度なのですが、
まったく見えません。


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三河湾と衣笠山(蔵王山の西側の山)・・・
撮影地点は田原市の仁崎海岸


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19日に見た上の画像の撮影地点。
山裾左端の小山の向こう側が撮影地点(左端の海上に小さく見えるのは姫島)


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20日の三河湾の様子・・・
同じ三河湾でも、19、20日と21日では、こんなに表情が違います。


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黄砂だけでなく風も強くて海鳥も大変そうです。


海鳥だけでなく自転車の私も(強風の影響で)大変なので、
早々に引き返すことにしました(笑)

20日の土曜日は午後用事がありますがお昼までに帰れば良いので
午前中、3時間走ることにしました。

場所は昨日も走った田原市の三河湾沿い(笑)

本日も(昨日と同じく)豊橋市と田原市の境界近くに車を置いて走り出す。


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まずは蔵王山の北西側の白谷(しろや)集落。

ここには、かつて石灰岩の採石場があって、その採石作業や船への積出し作業で、
意外に地元が潤っていたことは聞いた事がありました。
(周辺の集落はかつて半農半漁で現金収入は少なく厳しかったらしい)

しかし、現在は採石は蔵王山の、すぐ西側のみになってしまっていたと思っていたのですが・・・
現在でも白谷で採石が行われていました。
(画像の現場は道の狭い白谷集落の中に入って行かないと見えない場所にある)
(現在のメインルートからは、採石場は、ほとんど見る事が出来ない)


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採石場の見える白谷の公民館(かつては他の施設だったらしい)の前に置かれた石ですが・・・
よく見ると鍾乳石のようです。
白谷の石灰岩採石場にも鍾乳洞(多分、規模は小さかったのでしょうが)があったのでしょう。


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昼には家に帰らなければなりませんから今日は伊川津海岸までで、あきらめることにします。
画像は伊川津海岸から渥美湾をはさんで見た小中山の火力発電所。

昨日と同じくのどかな海です。これが21日になると・・・


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例によって最後は遺跡シリーズ(笑)
北屋敷貝塚(縄文時代中期中頃)のあったところ。
(田原市石神町北屋敷  国道259号線 石神交差点の西側)

考古学に詳しい方なら東海地方の縄文時代中期中頃の土器の基準のひとつともなっている
「北屋敷式土器」を思い出されるかもしれません。
その割には一般的に資料がなく、その北屋敷式貝塚の場所がここだったとは
つい最近になって知りました。

貝塚があったところは国道沿いの住宅になっていますが、かつては波打ち際だったと思われます。
手前は近年埋め立てられて分譲住宅地になっていますが以前は低地で田んぼなどでした。


さて走行時間が1時間30分近くなってきたので(今日の走行時間は3時間しかない)
引き返すとしましょう。

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