コルサの毎日がヒルクライム

2010年09月

夢のような?一夜が明け(笑)
早朝6時過ぎから、ひとっ走りに出かけた人たちもみえたようで・・・
そのプラン、かなり、そそられたのですが私は朝、ホテルに訪ねてくる知人の件もあり断念。


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二日目も地元の友人達と軽く走ります。

まずはホテルから車で移動。
音羽蒲郡インターの北方向の山の中、岡崎市樫山町の岡崎市役所支所に車を置かせてもらいます。
同じ場所に車を置いてスタートしていった尾張勢(+関東勢)は、かなりの距離を走られたようで・・・
みなさん、素晴らしいトーエイを、お持ちなだけでなく
素晴らしい健脚も、お持ちのようで、うらやましい(笑)


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岡崎市役所支所から北東に県道333号線を進んで木下峠(きくだし・とうげ)を越えます。
※注(きくだし峠は私が勝手に付けた名前)
   樫山から、そこそこの距離と登りがありますし、また古くからあった道のようですから
   名前がない方がおかしいと私が地元の古い地名を勝手に付けました(笑)
画像は西側から東側を見たところ。


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峠のすぐ西側にあったお地蔵さん。
年代は不明です。
この道には登り初めから、いくつかの、お地蔵さんなどが見られ山中の村々を
結ぶ古い道だったと思われます。


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本日の目的地は、ここ。
千万町町の「茅葺屋敷」です。
千万町町は誤記ではなく(ぜまんじょう・ちょう)と読みます。

茅葺の家の雰囲気に合わせて白黒画像にして見ました(笑)


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2、30年位前の自転車雑誌の旅日記風画像?に見えませんか?(笑)


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ここ千万町町の「茅葺屋敷」では、地元の、おばちゃんたちが作ってくれる
食事などがいただけます。
(山菜そば、山菜うどん、五平餅ほか)


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食事をいただいた後は帰るだけです?(笑)
来た道とは違うルートを選びました。(とは言っても、けったさんの道案内)
県道334号線、37号線と辿って帰ります。

県道334号線には「千万町坂」という地元のサイクリストに恐れられている急坂があります。
画像のように、その斜度なんと16%!!
今回は下り方向で、ほんと、良かった(笑)


これで楽しかったTOM2010は終わりです。
楽しい時間は、ほんと、あっという間に過ぎてしまします(笑)

今回の1964年製トーエイは、その古さゆえ、皆さんの注目をあび、
そして古いとは言えサイクリングレベルなら、特にそん色なく走ってくれました。
ただ、近年のスケルトンで、もう少し新しい部品で組まれたトーエイにも乗ってみたい・・・・(笑)

TOM(トーエイオーナーズミーティング2010)に参加してきたのですが・・・・
その会場の、あちこちで?言われたのは

「あれ、コルサさんってトーエイ持っていたっけ?」(笑)

前編を読んでいただいた方の中にも、そう思われた方が、けっこう、
たくさんお見えになったのかもしれません。
(一応?・・・今回の車輌以外にも以前、ランドナーなど何台か所有した事もある)

そこで、「後編」の前に「特別編」と言う事で私の今回の参加車輌をご紹介します。


たしかに私のブログでも私のトーエイ車が出てきた事は、あまりありません。
新旧ロードやシクロクロス、ミニベロばかり出てきますから
「トーエイ持っていたっけ?」の質問も仕方ないのかもしれません(笑)


でも過去に一度詳細に?ご紹介しているんですよ!
その時の記事



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私が今回乗って行ったトーエイ車
ハイテンションパイプ製の普及モデルで1964年製フレームです。
(今年で46年物、もうじき半世紀!)
(いくら、のんびり用でもステム上げ過ぎ! 笑)

2オーナー車になりますが私は前オーナーとは面識はありません。
では、どうしてこのトーエイが私の手元に来たのか。

上記のアドレスの記事にも書いていますが改めて記します。
(その後、再取材の自転車屋さんの話などから若干、以前の記事とニュアンスが違うところもあります)


この自転車、1965年頃、初代オーナーの勤務先近くにあった名古屋の有名
なKサイクルさんで組まれたものだそうです。

その後、ずっとオーナーはサイクリング、実用として乗り続けていたようです。
しかし、「良い自転車として」トーエイを購入したものの(マニアではなかったらしく)特に
自転車自体には拘りはなかったようで私が入手した際は
プロダイ6(TA型)の52Tアウター、MTB用FD、26インチ1/4リムに26インチ3/8の
少年用自転車タイヤ(サイズが違うタイヤを無理やり)などが組み込まれていました。

結局、初代オーナーは、上記以外ほとんどの部品を交換せず、そのまま特に手入れもせず
乗り続けていたようです。

そして95年頃だったでしょうか、今度は自宅近くの豊川市の自転車屋さんで新しい
トーエイを購入(その際もマニア的な拘りはなかったらしい)、乗り換えたようです。
(上記の話は初代オーナーから豊川の自転車屋さんが聞いたものを私が編集)

その際、30年も乗り続けたトーエイを「もういらないから処分して」と、
あっさり捨てて行ったそうです!

それを、運良く、また、ありがたく頂く事が出来たのが私で、2代目オーナーと言うわけなのです。


それにしても・・・
歴史と権威ある「トーエイオーナーズミーティング」に

「拾ったトーエイ車で参加した」

オーナーは多分、私だけではないでしょうか(笑)

「毎週がヒルクライム」第7週目は
TOM(トーエイオーナーズミーティング2010)に参加してきました。

例によって9月4~6日の信州サイクリングの様子の、ご報告もまだ途中ですが
9月19日、20日のTOMの様子を先に、ご報告いたします。


今年のTOMの開催場所は、なんと自宅から1時間程度の愛知県蒲郡市の形原温泉です。
これでは今までのように距離を理由に断ることは出来ず、これは行かねばなるまい?(笑)

19日は午前中から地元の仲間と集合しサイクリングに出かけます。


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小さな峠を越えた後は
広くて立派なのに交通量が少ない農道をのんびり走ります。

でも、のんびりなのは、ここまで?(笑)


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無名小峠を越えて旧東海道に出た後は「山中地区」から桑谷山荘まで登ります。
(山中地区は旧東海道、赤坂宿と藤川宿の間にある町。藤川宿に近い)
山中周辺から峠(桑谷山荘近く)を越え蒲郡に至る道は「西郡道」と呼ばれる旧道です。
ちなみに西郡は現在の蒲郡市の古い呼び名だそうです。

画像の裏あたりには古道が残っているらしいのですが、いつも草だらけで・・・
今では入口すらよくわかりません。


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桑谷山荘までの道は、なかなかの登りです。


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こんなカーブもあります。
まさにヘアピンコーナー?


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登りきったところにある桑谷山荘から見た、三河湾、蒲郡市街


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桑谷山荘で昼食をいただいた後は西郡道を蒲郡側に下ります。
ダウンヒルの途中、みんな止まって眺める目線の先は・・・


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三河湾、蒲郡市街


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完成したばかりのトーエイとポーズもばっちりのkokoさん。


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そして宿に着き、入浴、宴会の後のお楽しみは・・・・

トーエイの名車が座敷にずらり!!!

年代、パーツアッセンブル、用途、コンセプトなどなど、様々なトーエイが並びます。

※後編に続く。

4日夜は松本市安曇村の国道158号線沿いの道の駅「風穴の里」で車中泊しました。

翌5日は早朝から起き出して車で移動します。

松本市街を横断し上田市に入ります。
上田市からは国道144号線で長野県と群馬県の県境の峠、鳥居峠を越えて、ついに群馬県入りです。
なぜ、ここまで車で移動したか?(かなりの距離があった)
それは(私にとって)未踏の有名峠が、まとまっている場所だからなのです。

鳥居峠を越えて嬬恋村の「田代湖」の近くに車を置きます。
けっこう大きな湖なので公園化され駐車スペースやトイレなどがあると期待してきたのですが、
まったく何もないところでした。
それどころか周りから湖自体が見えるところがほとんどありません。
どうやら電力会社の発電に使う水が貯められているところで一般の出入りを固く禁じているようです。
(全周に渡ってフェンスが有った)


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田代湖。湖がまともに見えるのは、ほんの1、2ヶ所だけ。
まずは登りの前に田代湖を一周してアップします。

さて、なぜ、車移動の距離が長くなるのに長野県と群馬県の県境の峠を攻めるのに更に
田代湖まで移動したのか?
なぜ、長野県側から登らなかったのか?
それは田代湖をスタート地点にすると効率よく、4ないし5の峠をゲット出来るからなのです(笑)
同じ峠を長野県側から登るとすると距離も標高差も、ずっと大きくなりそうだったのです。


ヤフーの地図には明記されていませんが田代湖の南に「車坂峠」と言う有名な古い峠があります。
(拡大しないと田代から車坂峠に登る道も表示されません)

今回は、まず車坂峠に登る予定です。


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田代湖から南に登っていきます。
振り返ると、この景色。
この山は日本百名山のひとつ、四阿山(あずまやさん)(2354m)のようです。
この山の西側が菅平高原になります。
登ってきた道も結構な斜度だという事が画像からお判りいただけるでしょうか?


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しばらく登ると浅間山の西にあたる車坂峠周辺が見えてきました。
車坂峠は群馬県嬬恋村から画像の黒斑山と高峰山の鞍部を越えて長野県小諸に至るルートにある峠です。
ここからは、もう、ちょっと登れば峠に着きそうに見えましたが
実際は、ここから峠まで、まだ10キロ程度ありました。

このあたりは高原キャベツの日本一の産地だそうです。


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嬉しいような悲しいような標識が出てきました。
ここから「6.6キロは落石の恐れのあるダートのようです」
まあ、シクロクロス用のタイヤを履いてきた甲斐があるというものですが・・・


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ダートと言ってもよく締まった綺麗な道が続いています。
(最初のうちは?)
後半、若干、轍が深い所もあり、コーナーではそこに(締まった路面の上に)砂利が浮いていて
すごく滑ります。
それで・・・登りなのに一回、こけました(笑)
後半の舗装道路の為に空気圧を下げずにマックスのまま乗り切ろうとしたのが原因ですね。


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ダートの6,6キロを登れば峠かと思いましたが、ダートが終わり舗装に出て2,3キロ走って峠到着でした。
あまり絵にならない風景ですが・・・群馬県側から長野県側を見ています。
群馬県側は一部ダートの細道ですが長野県側からはチェリーパークライン
(長野県側道路沿いに桜の木が植えられているらしい)と言う道路が通っており峠には
国民宿舎、レストラン(冬はスキー場)などがあり思っていた以上に賑やかな峠でした。


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車坂峠(標高1973m)


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賑やかな峠を避け、休憩する場所を求めてチェリーパークラインを少し下ってみました。


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チェリーパークラインの途中から小諸市側を眺めながら休憩、簡単な食事。
休憩後は峠まで戻ります。

チェリーパークラインを小諸側に下りたいところですが・・・
下ってしまうと(距離、標高差が、ぐっと増え)後半の予定に支障をきたすのです(笑)


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車坂峠に戻り、湯の丸高峰林道に入ります。
ダート区間もありますが普通の車でも気をつければ問題なく通れます。
ただ、ロードレーサーではちょっと無理ですね。

向こうの山肌に、これから向かう山道が見えています・・・ヤレヤレ、また登りだ(笑)


※その2に続く。

前回、「さて、どちらに下ったのかは次回にて」と締めくくりましたが・・・

結局、エコーラインを乗鞍高原側に下ることにしました。
(タイトルから折り返しではなく一周したんだろうな、と推察されていた方も多いでしょうが)

こちらのコースなら、安房峠を平湯から登らなくても良いので楽そうだし距離も若干短そうです。
ただ、豪快な乗鞍スカイラインのダウンヒルを味わえないのは心残りではありますが(笑)


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畳平からエコーライン側に向かうと若干の登りがあります。


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振り返ると畳平、乗鞍スカイラインが、あんなに低く見えます。
ということは・・・
「日本の道路最高所 2715m」(マックスマップル地図による)って、こっち?(笑)
乗鞍スカイラインのゴール地点標高2702mとする資料を信じるならより、こちらの方が標高高いし?


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なんて言っているうちに、また霧が出てきました。
鶴ヶ池も見えなくなりそう。


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登山道(遊歩道)も時間が時間だけに誰もいない・・・
そろそろ下りますか(笑)


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その前に乗鞍高原側の画像。


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さぁ、エコーラインを下ります。


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下り始めて早速なんですが(笑)
今年の雪渓は小さいですね。以前、私がヒルクライムレースに参加していた頃は同じ時期でも、
もっと雪渓が広く夏スキーを楽しんでいる人がたくさんいたと記憶しています。
やはり、今年の猛暑のせいなんでしょうか?


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エコーラインのワインディングロード。
かつて血反吐を吐きながら一分一秒を縮める戦いをしていたレースの舞台です。
(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)

初期の大会の頃は実業団選手に続き総合20位前後でゴールした事も有りましたし
クラス4位でメダルをいただいた時もありました。

ヒルクライムレースで何度か、ここを登りましたが、あの頃は登りの景色を楽しむ余裕なんて、
まったくありませんでした。
でも、ほんと、懐かしいです。
あの頃の脚があったら、
いや、せめて当時の7割ぐらいでいいから・・・そうしたら今日の行程なんか・・・(笑)


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しばらく下って振り返ると乗鞍の姿が。
(時間は既に17時近い)


順調に乗鞍高原に下り、国道158号線に出ます。
夕方なのに観光バスも多く、路肩も狭いトンネルをビビリながら登ります。
(念の為、点滅式テールライト2基装備してきた)
登りより車におびえて疲れ果て、やっと車に戻る事が出来ました。


本日の行程
沢渡上部~安房峠~平湯峠~乗鞍スカイライン~乗鞍 畳平~乗鞍エコーライン~沢渡上部
走行距離 82キロ
(結局、折り返し「84キロ位と予想」と走行距離は大して変わりませんでした)


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さて、あまり良いところが見つからず迷った末に今日は国道158号線沿いの
道の駅「風穴の里」で一泊することにします。
私は車中泊の時、あまり道の駅は使いません。
便利と言えば便利ですが夜間でも車の出入りが多く、けっこう一晩中騒がしい事が多いからです。
しかし、ここは、それほど車の出入りも多そうではありませんし駐車スペースの
レイアウトの問題なさそうなので、ここで一泊です。
(レイアウトによって安眠しにくいし場所もあるし、ガスコンロも使いにくい所も多い)



明日(9/6)は・・・早朝、車で移動して未踏の峠を、まとめて越えるつもりです。

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