先日の、MOM(マスプロ車オーナーズミーティング)でSamさんとお話していて
噛合わない話題が有りました。
噛合わない話題が有りました。
Samさんの、お話によると「フレームに固着していた藤田のピラーを抜こうとしたところ、
ヤグラ部とパイプ部のリベットが千切れバラバラになってしまった」との事でした。
ヤグラ部とパイプ部のリベットが千切れバラバラになってしまった」との事でした。
藤田のピラーで「ヤグラ部とパイプ部がリベット接合」と聞けば思い出すのはベルトピラーです。
ところがSamさんのお話では「ヤグラ部は2本ボルト止め」とのことです。
ベルトピラーは、いわゆるサンプレックスタイプですから2本ボルト止めではありません。
藤田で2本ボルト止めとなるとヒューペルライダーですが記憶ではリベット止めではなく
一体鍛造?(一体鋳造?)のはずです。
ところがSamさんのお話では「ヤグラ部は2本ボルト止め」とのことです。
ベルトピラーは、いわゆるサンプレックスタイプですから2本ボルト止めではありません。
藤田で2本ボルト止めとなるとヒューペルライダーですが記憶ではリベット止めではなく
一体鍛造?(一体鋳造?)のはずです。
改めて手持ちのベルトとヒューペルライダーを見てみます。
左がベルトピラーです。ヤグラ部分とパイプ部分は別部品で作られリベット止めで固定されています。
固定ナットの下側に丸く見えているのがリベットですね。
右はヒューペルライダーです。
見てのとおり、ヤグラ、パイプ部分が一体で作られています。
(その他、うちにある数本も確認しましたが全て一体で作られていました)
見てのとおり、ヤグラ、パイプ部分が一体で作られています。
(その他、うちにある数本も確認しましたが全て一体で作られていました)
今回、Samさんが名古屋遠征の際、わざわざお持ちくださった冒頭の話題になったピラーの残骸です。
(サンプルとして提供を受け、いただいてきました)
ヤグラ部分は間違いなくパイプ部分とは別に作った後、組み合わされるようになっています。
ヤグラ部分とパイプ部分の後ろ側を見てみます。
右のヤグラ部分にリベットの跡(リベット中心部分の丸穴と、その回り)が見えます。
左のパイプ部分ですがリベットの頭は腐食してしまい
(腐食して盛り上がっている部分がリベットの頭)
画像では判りにくいかもしれませんが実物では、はっきりと確認できました。
さて、Samさんが持参してくださったピラーがヤグラ部分とパイプ部分と別々に作られ
リベットで接合されていることは確認できました。
では、これが本当に「藤田のヒューペルライダー」なのでしょうか?
リベットで接合されていることは確認できました。
では、これが本当に「藤田のヒューペルライダー」なのでしょうか?
ヒューペルライダーと断定するのに一番確実なポイントはパイプ部の刻印でしょうか?
ヒューペルライダーにはパイプ部分、前面、上部に、このような刻印が入っています。
ではSamさんのピラーの残骸には・・・・
「おっ、ありました。」固着しているピラーを抜こうとしてパイプレンチで回した時の
キズの間からヒューペルライダーに打たれている刻印が読み取れます。
製造方法は違うもののSamさんのピラーもヒューペルライダーである事が、これで確認できました!
その他の小物を確認して見ましょう。
ここに写っている小物全てが実は一般的にヒューペルライダー用として認識されている物と違います。
それは材質、表面処理、形状などです。
①左下のサドルベース受け・・サンプルはアルミ製ですが通常のヒューペルライダーはスチール製です。
②右下のベース押さえ・・サンプルはアルミ製ですが通常のヒューペルライダーは、これもスチール製です。
③左上のボルト・・サンプルはユニクロームメッキですが通常のヒューペルライダーは黒色仕上げです。
④右上のナット・・書き表しにくいのですがサンプルと通常のヒューペルライダーでは、
わずかに形状が違います。
②右下のベース押さえ・・サンプルはアルミ製ですが通常のヒューペルライダーは、これもスチール製です。
③左上のボルト・・サンプルはユニクロームメッキですが通常のヒューペルライダーは黒色仕上げです。
④右上のナット・・書き表しにくいのですがサンプルと通常のヒューペルライダーでは、
わずかに形状が違います。
このように画像に写っているSamさん持参のピラーの小物はヒューペルライダー用として
認識されている物と全て違いがあります。
この部分は組み替える事も可能ですからオリジナルではない可能性も有りますが・・・
一般的に、この部品を組み替えることは普通のサイクリストでは、あまりないでしょう。
認識されている物と全て違いがあります。
この部分は組み替える事も可能ですからオリジナルではない可能性も有りますが・・・
一般的に、この部品を組み替えることは普通のサイクリストでは、あまりないでしょう。
そのあたりから私の結論は・・・
このサンプル(すでに残骸ですが)はヒューペルライダーの新種?(笑)ではないかと考えます。
多分、時代はヒューペルライダーとして末期の物で、製造方法を変えたり仕上げ、
材質を変更しコストダウンが計られた物だったのではないでしょうか?
このサンプル(すでに残骸ですが)はヒューペルライダーの新種?(笑)ではないかと考えます。
多分、時代はヒューペルライダーとして末期の物で、製造方法を変えたり仕上げ、
材質を変更しコストダウンが計られた物だったのではないでしょうか?
※私の思い違いなど、ありましたら、ご教授いただければ幸いです。
追伸
この小物類は調べてみたところ古いヒューペルライダーにも全て互換性があります。
見た目は腐食、汚れなど、かなり酷いようですが細かく見てみると
意外に程度がいいですから少し磨けば綺麗になるでしょう。
これらはヒューペルライダーのチューニング用(鉄からアルミ部品に付け替えれば軽くなる)、
その他、予備パーツとして活用させていただくことにします。
この小物類は調べてみたところ古いヒューペルライダーにも全て互換性があります。
見た目は腐食、汚れなど、かなり酷いようですが細かく見てみると
意外に程度がいいですから少し磨けば綺麗になるでしょう。
これらはヒューペルライダーのチューニング用(鉄からアルミ部品に付け替えれば軽くなる)、
その他、予備パーツとして活用させていただくことにします。
ありがとう、Samさん!
このピラーの小物は、うちのピラーのパーツとして活かしますね~(笑)
このピラーの小物は、うちのピラーのパーツとして活かしますね~(笑)
7月6日追記
このピラーは「ヒューペルライダー2」というタイプらしい事が判りました。
それについての記事
→ http://blogs.yahoo.co.jp/corsa2003sp/37753238.html
このピラーは「ヒューペルライダー2」というタイプらしい事が判りました。
それについての記事
→ http://blogs.yahoo.co.jp/corsa2003sp/37753238.html