コルサの毎日がヒルクライム

2012年09月

前回の工具記事は「KTCツールキャビネットの中身」だったのですが。
今回の工具記事は「KTCツールキャビネットの上?」としました(笑)

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乱雑なのは、ご勘弁いただくとして(笑)
KTCのツールキャビネットの上にはベニヤ板を使って自作した
作業台兼ドライバーホルダー?があります。

ドライバー類は左の8本がKTCネプロスの8本セット(旧型)。
自転車整備だけだったらプラス(先端サイズ3番)一本と適当なマイナス一本で、
ほとんど作業できるでしょう。

中央の赤と緑の柄のドライバーは高校生の頃から使っているRUBICON(日本製)

その右手の緑で変な形の柄のモデルは以前もご紹介したと思うドイツのWERA。
大柄ゆえ重そうに見えるものの実際はとても軽く、そのうえ使いやすく力も入るので一番のお気に入り。
その隣の普通の柄の緑色のものはPB(スイス製)。
イギリス車に多いポジドライブ(プラスに見える)ネジ用ドライバー。
ポジドライブネジは初期のLOOKのビンディングペダルのクリートネジに使われていた事が有ります。
その隣のオレンジ色はPBの+とマイナス。

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壁面 左。
BB、ヘッド関係の大型の工具類(シマノ、スギノ、タンゲなど)とスプロケットはずしなどが多い。
上は一般工具類が主。

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壁面 右。
上段はレイアウト変更で現在はキャリア、ボトルケージなどが、ぶら下げられています。
その下は一般スパナ類。
下の方の青い柄はパークツールのハブスパナ。
13~17ミリまで用意。

左手の青い柄は同じくパークツールのBBスパナ類。

その他、モンキーレンチなど。
モンキーレンチはサイズなどで各社あり。LOBSTER(ロブスター 日本)、TOP(日本)などの
他にBAHCO(スウェーデン)のエルゴワイドモンキーなどを使用。
エルゴワイドモンキーは従来の柄のサイズよりワイドに開きヘッド小物ロックナットなどを
回せるのでお気に入り。
バーコに限らず最近は同じように使える製品がホームセンターにも出回っているので
興味のある方はのぞいてみては。

※次回はKTCではない方のツールキャビネットをいつか・・・

23日は地元の万場クリテロードレースの4時間耐久レースに参加しました。
参加したのは「車種混成クラス」。ロードレーサー+ミニベロなどロードレーサー以外の
車種が混ざっているクラスです。
例年は、あえて4台とも(4人で参加)ミニベロで参加したりしていましたが今回は
ミニベロが揃わない事もあり3人がロードで私がミニベロで参加することにしました。


昨年の成績は2位で、今年の目標は、もちろん、優勝です。
ところが当日の朝は雨、それも結構な降りです・・・
とたんにテンションが下がり、チーム全体のやる気モードも低くなる一方(笑)
このレースはコース際で選手交替が出来るのでタイムロスが少なく例年はトップスピード重視で
30分毎に交替すると言う作戦を取っていました。
しかし、今回は一度走るとびしょ濡れになり、そのまま待っている訳には行きませんし
着替える必要があります。
そうすると洗濯物も増えることになります。
そこで、今回の作戦は速度重視より洗濯物を増やさない作戦(笑)
で一人、1時間ずつ一回走って終わりと言うもの。

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4時間耐久レース、スタートの様子。
あまりの雨に多くの選手が出走前にリタイアした為、例年の半数以下?のスタート人数。

自分は3人目の走行。
自身のスタート前に途中経過を確認してもらうとトップと同一周回数ではあるものの
クラス4位とのこと。
先頭走者のO氏のがんばりで、もしかしたらトップかも?と思っていたのでショック。

やがて、2時間が経過、F氏から私に選手交替。
雨の為、アップもしていないので
(スタートオイルとマッサージは入念にしておいた)
最初は遅すぎると思うくらいの集団で体を温めます。
意外に体感的には寒くなく2周ほどで温まってきたので集団の前を引く。
そろそろ交替してと思って後ろを見ると誰も付いてきていない(笑)
意に反して小集団をちぎってしまい単独になってしまった(笑)
そこへ、ちょうど良いスピードの二人が走ってきたので後ろに付く。
この二人、追い風区間はとても速いのに向かい風区間では、ガクッと速度が落ちる。
もうちょっと早いグループに鞍替えしたいところだが1時間走らなければならないという
気持ちがブレーキを掛ける。
結局、そのまま3人で40分経過ぐらいまで走っていました。

40分経過頃、ピットを見ると兄弟チームが選手交替している。
次の選手はAさんのようだ。
Aさんは、いきなり速いペースで抜いていった。
しかし、適当な速度の集団に入れず独走状態になっているようだ。
もともと独走力もスピードもあるAさんだが悪条件の中、気持ち先行で無理してしまっているようだ。
いったん先行したものの、その差は開いていかない・・・

ここで気がつくと自分の走行時間も50分+を過ぎている。
ピットに次の周回の交替のサインを送る。
サインを送ってライン(小集団)に戻ろうとすると別の兄弟チーム、M君が合流。
M君は最近あまり乗る時間がないようだが、かつての実力者だし若い。
ピット前からシケインまでM君が引く。
ところが完全な向かい風区間に来ると意外にM君のペースがのびない。
そこで、ラスト一周の自分が先行し小集団を引っ張る。
ここで、先ほど先行していたAさんに追いつき吸収。
追い風区間になると重いギヤを踏めるM君のスピードが急激にアップ、
それまで引いていた自分はついていくのが精一杯。
何とかちぎれずにピットまで戻り、アンカーのN氏に最後を託す。
N氏の激走で締めくくり4時間耐久ゴール。


そして、結果は・・・・昨年と同じクラス2位だったのでした。
昨年と同じとは言え途中経過の4位から最終的に2位になったのは嬉しかったし、
まあ、よしとしましょう(笑)
(4位から2位に上昇したのは自分の前半押さえ後半、激走したのが良かったのかなぁ?笑)

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今回、使ったルイガノ MV C。
それほど汚れているようには見えませんが、雨のレースから後半、少し日がさしてきた為、
飛んだ泥が雨で流れ落ちず、実は泥だらけです。
チェーン、スプロケットなど駆動系もジャリジャリ、清掃にずいぶん、時間がかかりました。
ミニベロはRDなどが車輪径が小さい分、僅かとは言え700Cのロードより
低いところにあるので、その分、泥の影響も大きいのかもしれません。

22日は岡崎のショップさんのサイクリングに同行させていただきました。
今回のコースは奥三河矢作ダム近くから岐阜県に入り木の実峠を越えて
帰ってくるという、山のコース。
山とは言え、それほど険しいところはありません。
ただ険しいところは有りませんがコース全体アップダウンの繰り返し?と
言ったコースです。

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旧旭町役場(現在は豊田市市役所支所)に車を停め矢作川沿いに上流へ。
少し登ると矢作第一ダム。

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ダム湖沿いに上流へ登っていくと、やがて国道257号線にぶつかります。
ここは、ちょうど押川大滝で休憩所があります。

ここからは国道257号線を北上して行きます。(岐阜県恵那市に入ります)
この辺りの国道257号線は交通量もそれほど多くなく、長閑な景色が続きますので
サイクリング、ドライブには適当なコースかと思います。

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いくつかの短いトンネルを過ぎると、やがて木の実トンネル。

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木の実峠には現在の国道のトンネル、旧のトンネル、古道?の峠越えの三つのルートがあります。
古道の峠越えはルートもはっきりしておらず車では無理で自転車でも熱心な
サイクリスト以外にはお勧めできません。

これは旧のトンネルのルートですが・・・残念ながら通行止めとのこと。
それでも数人がこのルートに向かいました。
私は明日、耐久レースがあるので、もちろん、現在のトンネルを選択しましたが。
結局、通行止めのはずのこのルート、ロードでも問題なく越える事が出来たそうです。

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木の実峠の北側は古くからの町並みが残る「岩村」。
岩村は峠近くの岩村城跡(「女城主の城」として有名な)も見所ですが今回は
城址が急坂の上ということで中止(笑)
岩村で楽しく食事をとります。


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それでは岩村で見つけた、今回の旧車。
この車、なんだかお分かりになりますか?
ホンダ プレリュードではありませんよ。
これは80年代後半(85~89)に販売されたホンダ アコード エアロデッキ。
(ほぼオリジナルのまま?。欲しい。笑)
アコードシリーズ、3代目の中でも前衛的デザインのエアロデッキです。
そのデザイン的、特徴の後半部分が残念ながらよく見えませんが・・・
斬新な超?ロングルーフの3ドアハッチバック(切り立ったリアデッキ)
+リトラクタブルライトの流麗な車でした。
メカニズム的には前輪駆動車としては世界初となる4輪ダブルウィッシュボーンサスの
採用がホンダらしいと言えるでしょう。
このシリーズはメインの4ドアセダンもリトラクタブルライトでしたが多くの人の
記憶に残っているかもしれない車種としては2ドアクーペがありました。
アメリカで生産販売していたクーペを逆輸入し「USクーペ」として販売したものを
覚えている方も見えるかもしれません。

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岩村のはずれの道標。

この後は明智町を抜けスタート地点に戻ります。

TOM(トーエイオーナーズミーティング)に参加しながら信州、十ヶ所の峠を
登ってきました。
(TOMは岐阜県高山市の開催なのに、なぜか信州の峠ばかり・・・)

今回は、いよいよ最後のレポートです。


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刈谷原峠方面(北から見たところ)
さて、稲倉峠を越えて北に下り国道143号線に出る直前、西に向かい刈谷原の
集落(刈谷原宿)から刈谷原峠への山道を探します。
今度は南に峠を越える道を探します。

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古い地形図によれば昔は、刈谷原の集落(刈谷原宿)の南のはずれからこの道を峠に
登っていたようです。
現在は砂防ダムが出来ており通行は不可能でした。
しかし、すぐ東に舗装道路(しばらくは舗装)が整備されており刈谷原峠に
登っていく事が出来ます。

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峠への道は古道とは関連があるのかないのか判りませんが
(もちろん、それほど大きく離れてはいないはずですが)
車が通れるほどの道幅が確保された道が続いています。

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ところどころに馬頭観世音などが立っています。
これも昔からの位置なのか道路整備の際に位置が変わっているのか?

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刈谷原峠(920m)に到着。
峠は広場になっていました。そのわけは・・・

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なるほど、現在、広場になっているのは信仰と物流の道として多いに賑わい茶店が
3軒もあった為なのですね。
この峠の賑わいも明治時代に現在の国道143号線が、この地の西に開通したことによって
寂れてしまったようです。

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案内板にあった井戸を探してみました。
こんな峠で水が沸いたのでしょうか?それとも雨水を貯めていたのでしょうか?

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広場で拾い集めた陶器片。
かつて茶店で使われていたものでしょう。

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刈谷原峠から南の松本市街地方面。
この画像を撮った直後、オフロードバイクが登ってきました。
情報を交換したいと思ったのですが彼は峠には思い入れはないようで、
そのまま下っていってしまいました。
彼がふもとから登って来たとすれば南側の道も問題ないと思われます。

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刈谷原峠から南に下って行く途中にあった馬頭観世音など。
南側の道の方が更に新しく手が入っているように感じられましたが、画像のように
馬頭観世音などが集められていることからも間違いないようです。
道は急傾斜の浮石(砂利)で走りにくかった場所がある程度で、しっかりとしていました。

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ふもとに近づくと分岐。
おりてきたのは画像右の細道(刈谷原峠)。
画像を撮っている背中側が松本市外になります。
ここから西(左)に第三の峠、馬飼峠とあります。
GPSナビで見ると峠までの距離は、1キロ程度。
もちろん、登りたいのですが・・・すでに14時近く。
これから豊橋市まで連休で渋滞している可能性もある道を250キロ程度走らなければなりません。
峠遊びも三日目ですし昨夜はTOMで夜更かしし・・・
馬飼峠は、再訪することとしました。

TOM参加に、からめた信州十峠はこれで終わりにすることにしました。
今回、三日間で登った峠
①坂中峠(817m)  ②白坂峠(581m)  ③三本松峠(612m)  ④古海峠(727m)
⑤野尻坂峠(666m)  ⑥灯篭木峠(1014m)   ⑦富倉峠(681m)  ⑧涌井峠(650m) 
⑨稲倉峠(1048m)  ⑩刈谷原峠(920m)
もともとスタート地点の標高がそれなりに高いので獲得標高(計測していませんが)も、
それほどではないでしょうし自転車での走行距離もたいしたことはありませんが・・・
三日間で自動車で移動した距離は1174㌔にもなっていました。
今は燃料代や有料道路代の請求が怖い(爆)

TOM(トーエイオーナーズミーティング)に参加しながら信州、十ヶ所の峠を
登ってきました。
(TOMは岐阜県高山市の開催なのに、なぜか信州の峠ばかり・・・)


TOMの楽しい一夜も過ぎ最後のスケジュール、集合しての記念撮影も終わりました。
(TOMの様子は他の参加者のブログなどで。笑)
多くの人たちは高山市内散策ポタなど楽しそうな相談をしていますが・・・
私は皆さんの誘惑に負けず初志貫徹?、今日も信州の歴史ある峠を、一人目指します。

今日は松本市市街地の北側にある峠が目的地です。
自転車でのスタート地点までの距離はいきなり70キロ以上、車で移動となります(やれやれ)

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松本城下(松本市街)を抜け国道254号線を北に進んでいくと、こんな山が見えてきます。
この山には古くからの峠が、僅か2キロほどの間に三つ並んで通っています。
三つとも越えられれば最高なんですが、一番の目標である重要な古道の峠道は
未舗装のはずですので、簡単には行かないでしょう。

峠遊びも三日目、疲労も蓄積、そのうえで、今日は250キロほど離れた豊橋市に
帰らなければなりませんから行動時間も限られます。
なんとか二つの峠はクリアしたい・・・

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松本市街から上田市街に抜ける国道254号線を外れ旧道、稲倉地区(しなぐら)に入ると、
こんな場所。
江戸時代の道標だそうです。

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江戸時代の道標には「左江戸道」「右みさやま」とあります。
左に向かうと稲倉峠(しなぐらとうげ)を越え保福寺町(保福寺峠)を通って上田市に至り、
右は三才山峠を通って上田に至る???。
(保福寺峠は三才山峠より250mぐらい低い。ただ、その前に稲倉峠も越えなければならない)
経由地は違えど、どちらも行先は上田市???
私は江戸道を辿り稲倉峠を目指します。

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稲倉峠(1048m)、到着。
南、松本市街側から北を見たところ。
峠手前では木々の間から松本市街地がチラチラ見えるのですが写真では、
うまくとれず、どこか見通しの良い場所はないかなぁ、と思っているうちに峠についてしましました。(簡単そうに書いたけど体調、体力的にはけっこう辛かった。笑)

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小さな峠ながら峠名を刻んだ石柱と簡潔ながら判りやすい案内板が立っています。
画像ではわかりにくいので、ごく簡単に内容を
①奈良、平安時代に官道の東山道として使われた。
②松本城主代々の江戸参勤の道で江戸道と呼ばれた。
③昭和30年代まで地元の大事な生活道路だった。
④刈谷原峠まで遊歩道がある。

④の刈谷原峠まで遊歩道があるという記述は・・・
いずれ近接する三つとも峠に登るつもりですが一番重視していたのは刈谷原峠なのです。
ここから尾根伝いに行けるとすると、いったん下って登り返す必要がなくなります。
これは魅力的で今日だけで三つとの峠に立つ事が出来るかもしれません(笑)
しかし、偵察に行くと、いきなり凄い標高差があり押していくのは無理で
担ぎ(急な階段状)が必要です。
最初だけかもしれませんが・・・やはり峠は反対側に下って登り返す、
のが本来だろうと言うことで遊歩道は断念しました。
(昨日、一昨日と多くの峠をピストンだったくせに。笑)

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稲倉峠から北側に下っていくと現在の道路脇に古道であろう痕跡を見つけました。
車の道の現在の道、以前に使われていた道に間違いないと思われます。

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稲倉峠から北側に下っていくと小さな集落が見えてきました。
このあたりを、かつては大名行列も通っていたのでしょうか?
ここを下りきれば保福寺峠への道も間もなくです。
(今回は保福寺峠方面には行きませんが)

そうそう、この直前に木漏れ日の中、こちらを見ているカモシカに出会いました。
まわりが日陰で、そこだけ日が当っており、そんな所にたたずむカモシカは
荘厳な感じにさえ見えました。
少し離れて自転車を停め、撮影を試みましたがカメラを取り出すまでに
林に消えていってしまいました。



さあ、次の峠道の入口が順調に見つかればよいのですが・・・。

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