コルサの毎日がヒルクライム

2012年12月

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以前は、こんなスタイルで組み上げて乗っていたBSモールトン。
ベースモデルはBSM-R9ですが、ほとんど、オリジナルの部品は残っていません。
(スポーク、リムなども上級モデルの物に交換)

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12月後半に入って、こんなになってしまって・・・

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そして、こんなスタイルに生まれ変わりました。

「えっ、普通過ぎるって?」、でも仰るとおり、なんです。
「今回のコンセプトはシンプルに乗りやすく」なのですから(笑)

大きく変わったのはドロップハンドルからフラットハンドルへ。
ポジションが減ってしまいましたし前傾姿勢が取れないのがネックでしたが
思い切ってフラットバーに。
折衷案として?ブルホーンハンドルと言う手もありましたが「シンプルに」と
言うことでBSモールトン純正フラットハンドルバーを使用することにしました。

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ハンドル回り。
ハンドルは先ほども書いたとおりBSモールトン純正で全幅450ミリほど。
BSMのハンドルクランプ径は26.0ミリなので旧チネリのステムで固定しています。
(チネリ1/Aステムの旧型は26,4ミリぐらいあるのですが)

ブレーキレバーはシマノのフラットハンドルバー、コンポの上級モデル、BL-R780。

シフターは同じくシマノのSL-R780を使用。変速のキレも良好です。

左右ブレーキレバーワイヤー、シフターワイヤーのクロス具合が、超タイト(笑)

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サドルはブルックスのスイフトからブルックスのスワロータイプに交換して軽快感を狙っています。

このサドル、レーサースタイルで乗ると違和感はあまり感じないのに、
のんびり走ると少し違和感があります。
体があまり立ち気味だと私のお尻とサドルの相性が悪いのかもしれません。
(これは、いずれ、また他の物と変更するかもしれません)

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前後変速機も旧アルテグラ、セットから現行アルテグラ、セットに変更しました。

ペダルも観光地をポタリングすると言うことでSPDからディズナのフラットペダルに。
(1枚目の画像はディズナ、6枚目の画像は試走時の古いルック)

細かいことながらボトルケージは自転車専用ボトル用のケージからペットボトル用の物に。
自転車ボトルのように走りながらは飲めませんが、ペットボトルの方が衛生的?ですから(笑)

ちなみにステム上に付くのはナビのアタッチメント、シートポストに付いているの
はリクセンカウルのバックを取り付けるアタッチメントです。
(この画像ではリクセンカウル バギー装着)

しばらくは、このスタイルを基調に走ってみたいと考えています。

12月29日、暮れも押し迫った忙しい時に?仲間と奈良へ行ってきました(笑)

今回はBSモールトン限定と言うことで、
もちろん参加者はBSモールトンのオーナーばかり。
私も改装およびオーバーホールしたBSMで参加です。

ルートは奈良観光の、定番コース?のひとつ、斑鳩周辺。
前日の雨も上がり、時期を考えれば、うそのように穏やかな(最高気温13度前後)
一日、奈良を堪能しました。


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まずは、お約束中の、お約束?法隆寺。
(画像6枚)
国宝に指定された建物だけでも19ぐらいあるので見て回るのも大変ですし
6枚の画像では、到底足りません(笑)

ずいぶん昔に修学旅行で行ったきり、その後行ったことがないと言うあなた、
ぜひ、もう一度行ってみてください。
修学旅行の時はつまらなく思ったかもしれませんが、大人になっていくと
古いお寺の魅力がわかるようになっていますから?(笑)

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そして法隆寺から西へ約400m前後、藤ノ木古墳
未盗掘で素晴らしい副葬品の出土した稀有な古墳。

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ややマイナーでありながら興味深い龍田神社
神明鳥居形式でありながら笠木の上に変わった屋根?が付いています。

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斑鳩神社
比較的珍しい割拝殿(わりはいでん)

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法輪寺
国宝だった三重塔は昭和に入って落雷で消失。
現在の三重塔は再建された物。

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法起寺

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他のみんなは通り過ぎてしまい一人確認したところ、
個人的には大変、興味ある山背大兄皇子(聖徳太子の皇子)の陵墓参考地でした。

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楽しい仲間と暮れの、せわしなさを忘れる楽しい一日でした。

BSモールトン、O.H.とモディファイ その3


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フレームのメンテがおわったところで、今度はパーツ類を点検していきます。
まずはホイール。
それほど横ブレは出ていませんでした。
少しだけ調整しておきますが私のホイールはアルミニップルに組み替えているので気を使います。

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スプロケットはそのまま使います。
念入りに洗浄しておきますしょう。
ミニベロはフリーやチェーンの位置が低く、汚れが付きやすいようで
かなり、汚れていて洗滌には苦労しました。

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チェーンはケージで確認したところ伸びがひどくなっていましたので交換することにしました。
保守の為のグリスを綺麗に洗い流しておきます。
今回は駆動系(チェーン、スプロケット、CWなど)の潤滑に、通常のオイルではなく
「セラミックワックスルーブ」を使う為、塗られていた油脂を綺麗に洗い流しました。
ただ、そうでなくても新品(未使用品)の保存、保守の為に塗られているグリスなどを
私は使う前に一度、洗い流すことがほとんどです。
チェーンに塗られているグリスは固くなっているものも多く
見た目が悪いうえに(油脂が変色したりして)チェン離れが悪く(グリスが固くなって)
なったり汚れが付きやすいからです。

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洗い油(今回は安価な灯油)をしっかり、落とします。

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チェンホイールも交換したかったのですが・・・
使いたかったデュラエースFC-7900(56-44T)がモデルチェンジで既にメーカーにも
在庫がなく、従来の物をそのまま使うことにします。

私の場合、デュラエースFC-7800の56T×44Tのセットを使って(シマノ設定の組み合わせ)
カスタムしていますが、途中でインナーを39Tに交換しています。
(サス付きの場合、ダンシングしにくいので登り向けに低いギヤ比にしてみました)
せっかくですから、これも綺麗に洗浄してから組み上げます。
ちなみに56-39Tの組み合わせですが、ほとんど問題なく使えます。
(もちろん、39-11Tなどの常識はずれの組み合わせでは走行はしません)

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デュラエースFC-7800は表から見ればボリュームがあるデザインですが裏から見ると
5アーム部、ギヤ板が丹念に軽量化の設計、加工がされていることが判ります。

さあ、再使用する部品の掃除、メンテがほぼ終わりましたので新規に使う部品と
あわせて一気に組み立てに入ります。

どんな組みあがりになるか・・・それより週末のポタに間に合うのか・・・

BSモールトン、O.H.とモディファイ その2

モディファイだけでも、この忙しい?年末、時間がかかるのに・・・
せっかく、ばらしたのだからとサスペンションとヘッドパーツも
オーバーホールすることにしました。

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ヘッドパーツをグリスアップする為、フロントフォークを抜きました。
サスペンション機構を内蔵する為、変わった形状になっています。

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ヘッド小物の回転はスムーズだったのでグリスアップするだけのつもりでしたが・・・
バラしてみるとベアリングの位置に点々とキズ(凹み)があるのを発見!
(まあ、この手のキズ(凹み)はBSモールトンに限らず時々あることですが)

このトラブルは初期のBSモールトンでのトラブルとして雑誌でも目にしていました。
個人的な判断では(過去の経験上)、この手の傷は、どんな車種でも
ヘッド小物をきつく調整し過ぎると発生しがち、と考えています。
(メーカー新車では絶対にガタは許されないのでHPに限らず、やりすぎなくらいの固めの調整が普通と聞きます)
(また、ハンドルを介して操作するので、てこの原理で、とても固くセットされていても気が付きにくい)
その為、このBSモールトンも購入後、ガタが出ない、ぎりぎりまで、ゆるめに
調整しておいたのですが。
(Hハブやペダルのように、ぐるぐる回転しないのでヘッドパーツには、この手のキズが発生する)

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ヘッド小物各部も点検してみます。
下ワンにも、わずかにヘコミが発生していました。
(黒い部分に点々と白いのがベアリングによる凹み)

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上ワンは凹みにはなっていませんでしたが玉当たり部分のメッキがはがれ
下地処理の銅の色が見えていました。
この部品は・・・安っぽい作りですねぇ。

BSモールトンのヘッド小物は見たところ、それほど良い物ではありません。
この際、上級クラスの物に交換してしまいたいところですが
BSモールトンのヘッド小物は上下サイズが違う(径が違う)と言う
特殊な物ですから簡単に交換と言うわけにはいきません。
そこで、しかたなく、グリスアップした上で、しばらく、このまま使うことにしました。

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今度はフロントサスを抜き取ります。

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フロントサスは、このようになっています。
白いブッシュの間にエラストマー(衝撃緩衝材・高弾性ウレタンゴム)が6個連なっています。

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エラストマー(衝撃緩衝材)のアップ。
回りのアメ色?の部分がノーマルで装着されている物。
その内部にある黒い物がオプションの「フロントサス ハードキット」
(これは黒いとは限りません。黒以外の色の物もあり)

私のBSモールトンは走行過多?の為、すでにノーマルサスは、へたっており内部に
ハードキットを入れることによってセッティングしています。
今回は、このまま樹脂に優しいグリスを塗り組み付けます。
(来年、早々にはメーカーよりノーマル新品を取り寄せ初期化するつもり)

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今度はリヤ。
リヤクッションを貫通するボルトを抜いてスイングアームの左右ガタを確認中。
画像の青い帯のリヤクッションはオプションのハードタイプ、
今回は赤い帯のノーマルに戻してショック吸収性をあげ街乗り用にセッティングする予定。

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左右のガタは気にするほどでもないと思いましたが動きのスムーズさに欠けるように
感じましたので結局、分解してメンテします。
画像では既にはずしてありますが銀色に光る所にはワッシャーが入っています。
また、この部分のガタが大きい場合、調整する為の「シムセット」(3枚組み)も
オプションリストに載っています。
私のは以前、薄いシムを一枚追加して調整しています。


これで、フレームまわりは終了。
次はパーツ類を点検していきます。

現在、コルサが乗っているBSモールトンは2010年5月に購入した
BSM-R9をカスタムした物です。
(このBSモールトンは3台目)

購入した直後は、よく乗っていましたが最近は、あまり乗っておらず通算走行距離は、
ざっと記録を見たところ約2年半で走行5000キロ程度でした。

もちろん乗りぱなっしにしてきたわけではなく適時?手入れはしてきたつもりですが・・・
(タイヤは純正を、しつこく乗りつぶして2代目に)
今回、オーバーホールと若干のモディファイをしようと思い立ちました。

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今回、分解する直前の最終形。


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そして、分解した図。
この後、ヘッドパーツ、および前後サスペンションも分解してオーバーホール。

実は今週末の29日にサイクリングの予定があり、このBSモールトンで出動の予定ですが・・・
それまでに、ちゃんと組み上がるかどうかが心配です。
季節が良ければ夜中に作業と言う手もありますが、この季節、ガレージでの作業は
寒く辛いものがありますからねぇ。

おっと、そろそろ作業に戻らなければ(笑)
今日中に、ある程度形にしておかないと・・・

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