古典ロード走行会の告知などで、ずいぶん間があいてしまいました、
この「自転車アクセサリー、グッズ 」を取り上げるシリーズ。
今回は「古典ロードの流れ」?で考えて選びました。
「MCKINLEY」の文字が入った帆布製(はんぷせい)の小型バックです。
多分、70年代後半くらいに発売された物だったと思います。
材質は厚手のしっかりした帆布製(はんぷせい)の小型バックです。
これはチューブラタイヤを入れてロードレーサーのサドル下に取り付けるバック、
いわゆる「チューブラバック」と呼ばれていたものです。
続いて「MCKINLEY」を、ご説明しましょう。
「MCKINLEY」は大阪の問屋さんで日本製の部品用品から海外の完成車、部品などを
輸入卸したりしていた「みどり製作所」さんのブランドです。
同社には「ツアー メイト」というブランドもありフロントバック、サドルバックから
キャンピング用のサイドバックまでオリジナル商品を販売していました。
(その他、各種の用品、部品も卸、販売)
この「自転車アクセサリー、グッズ 」を取り上げるシリーズ。
今回は「古典ロードの流れ」?で考えて選びました。

「MCKINLEY」の文字が入った帆布製(はんぷせい)の小型バックです。
多分、70年代後半くらいに発売された物だったと思います。
これはチューブラタイヤを入れてロードレーサーのサドル下に取り付けるバック、
いわゆる「チューブラバック」と呼ばれていたものです。
「MCKINLEY」は大阪の問屋さんで日本製の部品用品から海外の完成車、部品などを
輸入卸したりしていた「みどり製作所」さんのブランドです。
同社には「ツアー メイト」というブランドもありフロントバック、サドルバックから
キャンピング用のサイドバックまでオリジナル商品を販売していました。
(その他、各種の用品、部品も卸、販売)
それなのに、今回取り上げたバックがツアーメイトではなくマッキンレーになっている
理由はなぜでしょう。
理由はなぜでしょう。
※10月28日 追記
(下記、マッキンレーブランドについての文章に間違いがありました)
コメント欄にsan*ou4*1*さんから、ご指摘をいただき慌てて埋もれていた
資料を探し出してみました。
(記事を書いていたときは資料を見失っていた)
すると、ご指摘どおりキャンピング用のサイドバックまでマッキンレーブランドが有り
マッキンレーブランドがロード系という使い分けではないことが判明しました。
これはツアーメイトからマッキンレーに移行したものがあったのか?
それともブランド使い分けに何らかの理由があったのか・・・
いずれにしても、下記のマッキンレーとツアーメイトの使い分けは正しくないことが
判明しました。
あえて原文は残しますが、ここに、お詫びします。
また、ご指摘いただいた
ツアーメイトというブランドとマッキンレーブランドですが私が考えるに・・・
マッキンレーブランドのロード完成車、フレーム、
(下請けで製作、自社のブランド名を入れたものでしょう)
ロード用の用品などが販売されていた記憶がありますから
ロード系の物にはマッキンレー、サイクリング系の物にはツアーメイトのブランドを
使い分けていたのではないかと私は考えています。
※この部分は間違いのようです。上の追記をご覧ください。

側面はこんな感じ、かなりの厚みがあります。
中央部には、間仕切りが入っており2室に別れています。
そう、これは2本のチューブラタイヤを入れることが出来るようになっているのです。
(他社にはチューブラタイヤ1本用もあった)
もちろん、チューブラだけではなく工具などちょっとした物を入れておくのにも便利でしょう。

裏面は、こんな感じに作られています。
上部には革とリベットを使って補強されており、とても丁寧に、しっかり丈夫に
作られていることがわかります。
この辺りはツーリング用の上質なバックの流れを汲むものでしょう。
(この製品に限らず当時はミリタリールック調の影響も強かったのかなぁ)
まあ、もうちょっと後の時代以降ならロード用品と言うことで帆布など使わず
ナイロン系の薄手の生地で軽量、シンプルに作るのでしょうけど。
(しかし時代はチューブラからクリンチャーに変わってしまった)

フラップをあけると、こんな感じになっています。フラップはゴムひもで簡単に
開閉が出来るようになっていますが、内部はしっかりしたベルトで固定していることを
考えると、ゴムひもでふたを開けても、このベルトを緩めないと内部の物を
取り出すことは出来ません。
もちろん、スペアタイヤという性格上、頻繁な出し入れは考慮しなくても
良いのですから気にしなくても良いことかもしれませんが。
ただ、このベルトが使いにくく、これはトウストラップ(ペダル用の)で固定する形式の
方が簡単確実で良かったのではないかなぁ、と思います。
(デザインの統一性、コストの面はわかりませんが)
同時代に販売されていた犬印のものは、ふたの押さえもトウストラップを通しサドルへの
固定も同じ一本のストラップで取り付けられるようになっていました。