1985年製のアレックスモールトンAM-7のピラーの改造について
考えていきます。
考えていきます。
自分の自転車趣味は基本的にオリジナル志向、元に戻せる以外の改造は、
ほとんどしません。
部品に加工を施すとしたら
「傷、欠品などがある部品をベース」
あるいは、
「ノーマル部品と改造用の部品と複数手に入れてから」(笑)
がほとんどになります。
ほとんどしません。
部品に加工を施すとしたら
「傷、欠品などがある部品をベース」
あるいは、
「ノーマル部品と改造用の部品と複数手に入れてから」(笑)
がほとんどになります。
そんな自分が改造してみたくなったのがアレックスモールトンの
純正ピラー。
さすがに、この部品は簡単に手に入りません。
ただ、見たところ「モールトンオリジナルのパイプに栄のピラー部(P-5)を
リベット止めしてあるだけ」なので、
「いざ?という時には元に戻せるはず」。
ということで悩んだ末に改造に踏み切ることに。
純正ピラー。
さすがに、この部品は簡単に手に入りません。
ただ、見たところ「モールトンオリジナルのパイプに栄のピラー部(P-5)を
リベット止めしてあるだけ」なので、
「いざ?という時には元に戻せるはず」。
ということで悩んだ末に改造に踏み切ることに。
まあ、そんなことで今回からは「モールトンAM-7のピラーを考える」から
「モールトンAM-7のピラーの改造」になります。
「モールトンAM-7のピラーの改造」になります。
前回も書いたようにモールトンのピラーのヤグラ部分はサカエ製の
ラプラードタイプ、P-5。
(ピンボケ画像ですみません)
これは、もともとフランスのラプラード社が販売し、そのパテントをサカエが
取得し製造販売するようになったものだと思います。
(万一間違いでしたらご指摘ください)
話が少しそれましたが、このサカエのラプラードタイプのピラー、
下部から一本のボルトで着脱調整が出来るので便利で気に入っています。
(現在では一般的なこの形式も元は70年代フランスのLAPRADE社[ラプラード]
から始まったと思います)
ただしサドル角度、1度以下での微調整になると、この構造では、けっこう難しい。そういった微調整になると、やはり、いわゆるカンパタイプの
2本止め式シートピラーがやりやすい。
ということで交換の候補は2本止めタイプの中古品。
アレックスモールトンピラーに使われているサカエピラー部分の上部に出ている
部分を測定してみるとピラーパイプ部分の直径は27.0ミリのようです。
そこで手持ちの中古ピラーを探してみると杉野マイティピラーの手持ちがありました。
ちょうど良いことに?ヤグラ部分は程度が良いのですがポスト部分に傷があり
今回のようにポスト部分は隠れてしまう改造用にはぴったりです。
部分を測定してみるとピラーパイプ部分の直径は27.0ミリのようです。
そこで手持ちの中古ピラーを探してみると杉野マイティピラーの手持ちがありました。
ちょうど良いことに?ヤグラ部分は程度が良いのですがポスト部分に傷があり
今回のようにポスト部分は隠れてしまう改造用にはぴったりです。
準備は出来ましたのでいよいよ改造に取り掛かりましょう。
リベット部分をドリルで削っていきます。
リベット4本を削り落とせば簡単に分離するはず・・・・
ところがリベット4本を削ってもびくともしません。
また、どうみても圧入してあるようにも見えませんしピラー挿入後プレスなどで
絞っているようにも見えません。
「どうなってんの???」
なんか気が付かない技が使われているのか・・・
こんなものも使ってみました。
これは通常、さび付いたボルトなどを緩めるという冷却材。
「ロックタイト フリーズ&リリース」
スプレーするとマイナス43度ぐらいに冷却しさび付いた部分に隙間を生じさせ
緩めやすくするというもの。(ショックフリーズ効果)
一度で緩まなくとも収縮することで生じるごくわずかな隙間に冷却材に
含まれている潤滑剤が少しづつ浸透していって最終的に緩めるというもの。
車やオートバイの世界ではマフラー回りなどの頑固な固着ネジなどによく
使われているらしい。
今回作業したのは8月初めのガレージ。
室温は40度近い。
これで部材が一気に冷えれば温度差が激しく効果は絶大のはず?
しかし、室温で暑くなっていたピラーがマイナス43度?に冷えたとは
思えず。
あまりに暑くてさすがのショックフリーズ効果も不発?
室温は40度近い。
これで部材が一気に冷えれば温度差が激しく効果は絶大のはず?
しかし、室温で暑くなっていたピラーがマイナス43度?に冷えたとは
思えず。
あまりに暑くてさすがのショックフリーズ効果も不発?
冷やしてダメなら暖める?という作戦も考えあられますが・・・
暖める(炙る)ことによって部材の色が変わることが嫌なので炙ることは
トライしませんでした。
暖める(炙る)ことによって部材の色が変わることが嫌なので炙ることは
トライしませんでした。
木材の丸棒を突っ込んで丸棒が割れてしまうほど叩いてみても微動だにせず。
いよいよ困って力技に頼ることにしました。
モールトンピラーのパイプ、テーパー部を万力に固定。
パイプ内部に寸切りボルトを入れてハンマーで叩きます。
これでも動きません。
画像ではプラスチックハンマーが写っていますが最後には金属製ハンマーに
変えて思いきり叩きます。
それでも動きません。
しかし、もう考えられる方法はないので力いっぱい叩くしかありません。
「やっぱり、やらなければよかった・・・」(笑)
さて、リベットは外してしまったものの
アレックスモールトンピラーの改造、どうなるのでしょうか?
アレックスモールトンピラーの改造、どうなるのでしょうか?