コルサの毎日がヒルクライム

2016年09月

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グラインダーで慎重に削っていきます。
画像では撮影しながらなので、たいして火花は飛んでいませんが実際は、
ばんばん、火花が飛んでいます。
火事にならないかと心配なぐらいです。

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まあまあ、順調に片面、終了。
反対側をもう一面作業します。

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ここまでやれば固着していたステムも取りだすことが出来ます。

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フォークチューブの内側。

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そして腐食したステム、これでは、まず抜けませんね。

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ステムの下部を誤って5ミリほど切ってしまったので、
その部分を手直しします。
少し上にドリルで穴をあけ、溝をつなげます。
またステムの下部内側はヤスリで削ってウスが入るよう
テーパーをつけます。

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ステム上部に残った引き上げ棒の残骸も抜き取ります。
ここも固着していて以外に手間取りました。
結構、ぎりぎりまでうまく削っていたことがわかります。

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ステムの下部の「割」も修正し(少し下手でしたが)
腐食も磨きすぎ(削り過ぎない)ないようにスチールウールで
こすり汚れを落としました。

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腐食部分が見えないところまでフレームに突っ込むように
セッティングすれば使用上は問題なく使えるように仕上がりました。
意外に上部は綺麗なので、そこそこ綺麗なフレームでも
使用可能?でしょうか。
まあ、自分には突き出し寸法が長すぎるのでピストで何とか
使えるかどうかでしょう。


そうそう、一つ問題が残っていました。
引き上げ棒を入手しないといけません。
チネリ レコードのアルミ引き上げ棒は・・・
残念ながら手持ちがありませんでした。

手持ちの中から探しててみますが
日東クリスタルステムオプションののアルミ製は径が違って
使用出来ませんでした。
またメーカー不明のものは長さが短かったり・・・
まあ、アルミにこだわらなければチネリ1Aステムの鉄製でも
サイズが合うのかなぁ?

※おわり

25日は第13回豊橋万場クリテリウムロードレースがありました。

自宅からは片道、4キロほどのところで行われるのでリハビリがてら
モールトンで出かけました。
8月2日に転倒したのも、このレースに出るためのトレーニング
だったのです。
(秋の信州峠越えサイクリングの体力づくりも理由の一つでしたが)

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乗って行ったのはアレックスモールトンAM-7。
お気に入りという以外に、この自転車を選んだのは切実な
理由があります。
実は骨折したせいで未だに自転車のサドルを跨ぐために右足を
上げるのが辛いのです。
モールトンなら足を上げずに自転車に跨ることができるのです。

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選手のコース試走に紛れ込んでレ-スコースを走行。
一か所シケインがあるだけで、それ以外はほぼオーバル?な
単純なコースですし自転車レースやバッテリーカーレースで何回も
走っているので良くわかっているのですが(笑)

アップ中の選手たちと25~30キロくらいのペースで走ることが
できるのを確認。
少しうれしい。
ただ、ドロップハンドルの下を握るのはやはり少し苦しい・・・

(モールトン特有のトラスフレームの影が美しい?)

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個人ロードレース、チャンピオンクラス。
前二人は自分と同じチームの若手、さらに後方にも・・・
30人以下になった先頭集団に我がチームの若手は6人残っていて
上位独占を期待させたのだが・・・
結局、上位三人には誰も残れず。
うちの若手は連携しようという気はほとんどなく?
お互いライバルのようで、それが裏目に(笑)

まあ、実力のある若い子たちは、こういった小さなレースで(失礼ながら)
うまく立ち回って勝ちに行くより、前を引いて、あるいはアタックして
力をつけ、大きなレースでの好成績を目指してほしいので、良しとしよう。

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これも個人ロードレースの様子。
今年は骨折から二か月も経っていなかったので出場は
出来なかったものの来年には、必ず、この舞台に戻ってきたいと
思いながら応援していました。
ただ、個人ロードレースではなくチームでの4時間耐久レースの方へ(笑)

それにしても参加しない4時間耐久レースの応援は長かった・・・
自分も走れば30分×2回ぐらいの走行時間はあるし、走行前のアップから
準備がありますが、ただの応援の4時間はホント長かった。
耐久レースは、やっぱり走るもので応援するものではない?(笑

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いろいろ方法を考えましたが荒業(あらわざ)を駆使しすることにします。

まずはフォークチューブをカナノコで切断。
(事前にオーナーにはフレームは残すけどフォークを壊しても良い
という了承はもらっていました)

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フォーククラウン上でいったん切断。
次に作業がしやすいように途中でフォークチューブを再度、切断します。

と、ここで、大失態・・・
慎重に位置を決めたつもりでしたが手持ちのステムより突き出しが長い分だけ
ステムも長かったのかステム下部を5ミリほど切ってしまいました(号泣)

暑い中のガレージでの作業ということもあり、この失敗で、もう、ここで
投げ出したい気分でしたが・・・

まあ、あまりフレームから出さなければ使えるようにはできるのではないかと
気を取り直して作業を進めます。

言い訳になってしまいますが実は、これには理由があります。
前回も書いた通り、ハンドルが変形しているのかスムーズに動かず画像の
状態でカナノコの位置が制限され、ついつい、この辺で大丈夫だろうと
妥協していたのでした。
その支障がなければ、用心深く、もうちょっと下で切ったと思う・・・

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傷だらけの為、再使用は断念しているヘッド小物を作業しやすくする為、
取り除きます。
ただ、アルミ製のヘッド小物ですが玉当たり部分には焼き入れされた
球受け(一番右の黒い部分)が圧入されており切断に苦労しました。

画像ではすでにコラムを短く切断してしまった後・・・
かなり長めに見たつもり、でしたがこれでもステムの下部を5ミリほど
切断してしまいました。

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ステムの周りに固着したフォークチューブをグラインダーで削っていきます。
ステムを削ってしまわないように慎重に。


うまく削ることができるでしょうか?

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今回は固着したステムの救出。

普通はピラーやステムが固着したフレームをなんとか救出というのが一般的だと
思いますが今回は逆。
(もちろん、両方救出できればそれに越したことはないけど)
なぜならフレーム(アルミ製)は腐食がひどく既に使用に耐えられる
代物ではないからです。
そんな友人のフレームに付いていたのは初期ロゴのチネリ レコードステム。
見えるところは意外にきれい、捨てるには惜しいパーツです。

友人は長年乗った記念としてフレームを残しておきたいとのこと。
その為、自分で分解を始めたもののBB、ステム、ハンドルを外すことが
出来なかったようです。

まずはBB、これは単に工具がなかっただけのようで簡単に外せました。
ただ、残念だったのはシャフトが虫食い状態で再使用には厳しい状態だったこと。
(ワンは何とか使えるかなぁ)

さてハンドル、ステムは・・・
画像は取り忘れてしまいましたがステム固定の引き上げ棒がアルミの為、
なめてしまっていたのでした。
まあ、運よくステム引き上げ棒が回ったとしてもステムとフォークチューブが
固着していて、どのみち外せなかったと思いますが。

またステムとハンドルですが、ちょっと厄介な状態でした。
これもチネリ レコードステムに時々ある症状ですが「動く」、「音がする」
などの理由で長いヘックスレンチで力任せに締めこんでいると、
やがてハンドルバーが変形してしまいステムのハンドル固定ボルトが緩んでも、
なかなか抜けなくなってしまうのです。

今回の依頼品も多少、この状態が出ていてハンドル固定ボルトは動くようになった
ものの緩めてもハンドルが少ししか動かない状態でした。
(その為、この後の作業にも多少支障があった)

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さて、ステム救出作業を開始します。
まずは六角穴をなめてしまったステム固定引き上げボルトの頭を
ドリルで削ります。
画像はブレブレ、ピントが合っていませんが一人で作業しながらなので、
ご勘弁(笑)

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先にも書いた通りレコードステムの引き上げ棒はアルミなので何とか削れますが
ステム本体にキズをつけないように注意して少しづつ径を大きくしていきます。
(もちろん、径だけではなく深さも)
削り過ぎて本体を削ってしまうのも問題ですが、あまり肉厚がある状態で無理に
叩いても本体を傷める可能性があるので少しづつ深さも決めました。

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そして、慎重に検討し・・・適当だと思われるところでやめて中心を
ポンチで叩きます。
なかなか抜けませんでしたが思い切ってハンマーを振り下ろすと・・・
「やりました!!!」
見事にステムの引き上げ棒を打ち抜くことに成功しました。
(当然、ウスも落ちた)
ただ、本体の内側に引き上げ棒の一部が、まだこびりつくように残っているのが
画像でも確認出来るかと思います。
これが、意外にも、なかなか手ごわくて。
まあこれは・・・ステムがぬけなければ仕方ないのでステムが、
うまく抜けたら考えることにして。

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ウスは落ちましたが思った通り固着していてステムは全く動きません。
ヘッド小物を外してステムとフォークチューブの隙間に直接、浸透潤滑材を
吹き付けましたが数日たってもびくともしません。

こうなったら・・・・

※入院中にパソコンを持ち込み、撮りためた画像の中からアップのタイミングを
  逃していたネタで記事を作りましたシリーズです(笑)

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以前、アレックスサンジェを分解した話を書きました。



その時にも書いたのですが、うちのサンジェは仲間内からも
「もっとも日本で冷遇されているかわいそうなサンジェでは?」
と言われているほど。

自分でも乗ってやりたい、磨いてやりたいと思うのですが古い部品で
普段のトレーニングもにも乗りにくいし、台数もあるので、
どうしてもガレージの奥の方に入ってしまいホコリもサビも、
ついつい見て見ぬふりを繰り返してきました。

今年の新春ミーティングに久しぶりに乗ったのですが・・・
あえて磨きもせずに乗って行ったら案の定
「どこかから掘り出してきたレストアベースですか?」
「えっコルサさん、サンジェなんて持っていたの?、それにしてもずいぶん風格が」
と言われる始末。

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ということで前回ご報告した通り出来る限り分解して磨き上げる作業を
実施完了しました。
(画像は磨く前に分解したチェンホイール)

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TAランドナーリングとストロングライトのクランクも
新品時のように
磨きあがりました。

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ハブ、リム、スポークは組んだままでは限界もありますし効率も
悪いのでばらして磨くことに。
重症と思われたカンパのハブは意外にきれいな姿に戻りホッとしました。

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自分としては意外に効きも不満が少なかった(不満がないとは言えないが)
マファックTOP63も綺麗になりました。

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もともとメッキが良くないと思っていたステムは予想通り腐食がひどく、
ちょっと寂しい状態のまま。
ピラーはステムよりはましといった程度。
再メッキしたいとも思いますが・・・
この2点だけピカピカになっても全体のバランスが・・・

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サドルのヤグラのメッキも大丈夫でした。
ただ、イデアル90のサドルは革に細かいひび割れが入ってしまったのが残念。
(さいわい、使用には問題なさそうではありますが)



さて、みなさんの期待は組み付けだと思われますが・・・
先にも書いた通り、台数もあってなかなか乗れないサンジェ、組み上げても
保管場所がガレージのままだとすぐにまたサビ、腐食に悩まされるでしょう。
(ガレージは温度変化などで意外と結露するので保管場所としては適していない?)


そこで、当面は部品、フレームバラバラのままで保管していくことにしようと
思っています。
その後は・・・

①ほぼ、以前の部品、仕様のまま組み上げる。
②部品を少し入れ替えて新たな気分で組み上げる。
③②より大幅に部品、仕様を変えて組み上げる。
④このまま、フレーム、部品のまま保管する。
⑤場合によっては大切にしてくれる方にお譲りする???

現在のところは③の方向で、どうしてもやってみたいことがあるので、
しばらくは⑤の選択肢になることはないと思うのですが・・・
(「サンジェのフレームでないと」という組み付けがあるのです)

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