コルサの毎日がヒルクライム

2020年07月

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↑23日に弟子と猪鼻湖にサイクリングに行ったことを先日報告しましたが・・・我々のことですから?もちろん、古墳探索にも行きました。

今回、行ったのは奥浜名湖(浜名湖の北東側)浜松市北区細江町、都田川を北に望む台地上に築造された陣座ケ谷古墳(じんざがやこふん)です。
画像は墳丘上から細江町気賀方面を眺めたところ。この古墳は眼下に広がる都田川流域を治めた豪族の墓なのでしょう。

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↑県道261号線に案内板があり細い道を登っていくと陣座ケ谷古墳がありました。わかりにくいのですが手前に小さな円墳があり奥に前方部をこちらに向けた前方後円墳があります。奥の木が生えているところが後円部の墳頂部になります。かつては東側にも円墳があったようですが現在は滅失しているようです。

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↑県指定遺跡で説明板もありますが・・・古くて柱から落下してしまったようです。文字も読みにくいうえに何らかの訂正もあったようで、そろそろ新しくしてもらいたい・・・

帰ってから資料を調べてみると都田川流域では最大の古墳で全長55mほどある前方後円墳だそうです。1915年に地元住民によって発掘調査が行われ青銅鏡、鉄刀、埴輪片が見つかっているようです。それらから5世紀後葉の築造と考えられているようです。

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↑説明板のすぐ裏にある円墳。墳丘の高まりも、わずかで見落としてしまうところでした。

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↑後円部を南側から眺めたところ。木が生えているところには古墳とは関係のない石碑がありました。墳丘は草に覆われていますが今年の春に生えたワラビのようで他には大した草木はなく毎年、ちゃんと草刈りが行われているようでした。

昨年、閉店した名古屋のフクイサイクルさん。フクイサイクルさんは一時、自社工房を持ってオリジナルフレームを製作していたのを覚えて見える方も多いでしょう。

そのフクイサイクルさんがアドニスブランドの最高を目指して1983年に作られた完成車をご紹介します。

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↑フォーククラウン上部には「ADONIS」の文字とカンパ50周年記念部品のマークが彫られています。これは1983年に発売されたカンパ50周年記念部品を見てフクイサイクルさんの当時の社長が「この最高の部品をアッセンブルした最高の展示用車両を作ろう」と思ったことが始まりだからなのだそうです。
それにしてもカンパ50周年記念部品のマークを、そのままコピーして刻印するのは今だったら問題になったかも?(笑)

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↑ホーククラウンの内側には穴の開いた補強板。

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↑ヘッドラグ上下はメッキ仕上げ。

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↑上部のひげは細く長く削られています。

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↑↑、↑BBラグはチネリ。ワイヤーリードはカンパで当時のオーソドックスな作りですね。チェンステーブリッジには補強が入っているのがわかります。

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↑シートラグまわり。シートステーの上部に「ADONIS」の刻印が入ります。

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↑↑、↑エンドはカンパのショートエンドでした。

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↑ボトル台座にも補強板がロウ付けされています。

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↑シートステイブリッジはチネリのA型と思われ補強板を介してロウ付けされています。上部にはアドニスマークの刻印があります。

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↑↑、↑縦パイプ上部に貼られたアドニスマーク、下部にはコロンバスステッカー。

さてフレームの各部を見てきました。当時の最高級素材、コロンバスパイプにカンパ エンド、チネリのフレーム小物・・・工作は80年代前半、当時の「全部乗せ」と言って良いと思います。

ただ、たしかに丁寧には作られていると思いますが細かな作り(ロウの回り具合、仕上げなど)は少々荒いところが散見されるといったところでしょうか?

※つづく

23日は弟子と浜名湖に行きました。ただ、いつ雨が降ってきても、おかしくなさそうなのと私の体力が心配で浜名湖につながる小さな湖、猪鼻湖を一周することにしました。

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↑今回のスタートは猪鼻湖の東岸から。浜名湖は大学生の頃からトレーニングで何十周も走っているのに実は・・・猪鼻湖の東から北側にあるサイクリングロードは走ったことがありませんでした。
余談ながら昔カヌーでもよく楽しんだ・・・

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↑東岸から西岸を見たところ。対岸の白い建物は浜名湖レイクサイドプラザでしょう。

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↑天竜浜名湖鉄道、三ケ日駅近くの、あまり知られていないマリーナで。

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↑天竜浜名湖鉄道、三ケ日駅。木造平屋建ての駅舎は国の登録有形文化財なのだそうです。

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↑たまたま、電車が入ってきました。これはTH2110とある通りTH2100形ですねって、本当は私、鉄分、ほとんどありません()

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↑浜名湖と猪鼻湖がつながる唯一の場所、猪鼻瀬戸にて。画像右手に瀬戸橋、新瀬戸橋があります。

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↑浜名湖レークサイドウェイ沿いのサイクリングロード。いまだにシフトに戸惑うこともあるようですが、ずいぶん慣れて楽しめるようになった様子。

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↑↑、↑弟子撮影。カッコ悪いけど自分の走っている画像は最近あまりないので()

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↑同じく浜名湖レークサイドウェイ沿いのサイクリングロード。もう少し今度は浜名湖側を走るつもりでしたが雨がぱらついてきたので車に戻ることに。
後で考えると結局、それほど降らずにやんだのでもったいなかったかも()
今回の猪鼻湖一周は約15キロほど。浜名湖一周は、まだ、ちょっと・・・といった初心者がのんびりポタリングするなら景色も良いのでお勧めかも。

昨年、閉店した名古屋のフクイサイクルさん。フクイサイクルさんは一時、自社工房を持ってオリジナルフレームを製作していたのを覚えて見える方も多いでしょう。

そのフクイサイクルさんがアドニスブランドの最高を目指して1983年に作られた完成車を、これから2、3回にわたってご紹介します。

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よく見ていただくとお分かりになるようにメインの部品は1983年に販売されたカンパニョロ 50周年記念部品が組み込まれています。
これは販売用のモデルではなく先代の社長(閉店時の店長のお父様)がカンパの50周年記念部品を見て展示用のスペシャル完成車を作ろうと思ったのが、そもそもの始まりだったようです。

※つづく

チネリ45周年記念モデル、今回はカンパニョロ以外の部品を見ていく最終回。

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↑目立つのはサンマルコ ロールスの、このサドル。金色の刺繍で45周年の文字が入っています。(チネリの記念バイクならユニカではないのか?、とは大人ですから言いませんが)(笑)

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↑よく見ると側面のマークもcinelli印。

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↑当然、後ろもcinelli印が入っていました。

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↑ステムはチネリ 101。正直あまりなじみがないタイプ。もちろん、45周年の刻印入り。ハンドルはチネリの人気製品、ジロデイタリアが付いていました。

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↑もう一つ忘れていた?カンパ部品がリムにありました。

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SIGMAと言う製品でstrada  hardoxの文字があります。

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↑タイヤは、トレッド模様が深く一見、クリンチャータイプのように見えますがチューブーラタイプです。(94年当時はレース用タイヤもチューブラからクリンチャーに切り替わる過渡期だった)

ビットリアのTECNO TOTAL KEVLARと言う製品で当時の広告を見ると重量260g、価格11,000円という最高級品でした。

驚くのは・・・一度も使っていないばかりか、外して保管されていること。(現在ついているのは走行用?)

※チネリ45周年おわり。

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