コルサの毎日がヒルクライム

2020年09月

奥三河の廃線跡と聞くと多くの方は田口線を思い浮かべると思います。ただ、奥三河の廃線跡は田口線だけではなく設楽森林鉄道という鉄道路線もあったのだそうです。その路線は田口線の三河田口駅、田峯駅に木材を集めるのが目的で集材用森林鉄道(狭軌トロッコ)として設置されたのだそうです。

※田口線については過去に詳しく調べた記事がカテゴリー「豊橋鉄道、田口線」にありますのでご興味あればご覧ください。

その1⇒ http://corsa2003.livedoor.blog/archives/1012471.html
そんな集材用森林鉄道(狭軌トロッコ)の跡が友人の別荘近くにあるということは以前、聞いており見に行きました。ところが今度は川原にレールらしきものがあるということで探索してきました。

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↑↑、↑おお、確かにレールらしきものが見えます。本当に集材用森林鉄道(狭軌トロッコ)のレールなのか気になるので土地の所有者を含め3人で回収を試みました。

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↑友人の別荘地の石垣から飛び出るようにあったレールは意外に短いようで、じきに動くようになりました。

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↑回収を試みているところ。

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↑別荘の石垣まで持ち上げることが出来ました。

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↑歩幅で測った全長は・・・ざっと5.5mと言ったところでしょうか。これは森林鉄道のレールで間違いないと思われます。


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↑↑、↑片側には接続用の金具らしきもの、反対側には接続用の穴が開いています。このあたりの森林鉄道のレールにはアメリカから輸入したものも使われていると聞いたことがありますが回収したものはサビの塊で(泥に見えるものもサビの塊)で状態が悪く刻印(レール製造メーカー)があるかどうかは不明です。

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↑回収が意外に簡単に終わったので?()休憩、昼食の後、近くの森林鉄道の軌道跡を久しぶりに見に行ってみました。廃線になった場合は「お金」になるレールは回収されるのがほとんどだと思います。ここにはもちろんレールは残されていません。

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↑軌道跡が途切れるところ。下に国道が見えています。現在の国道が出来る以前も細い道があったようですが、この道を作る際に軌道跡も含めて失われたのでしょう。国道の左手はすぐに川原になっており今回、レールを回収した地点の上流になります。ここのあたりで昔、①山崩れなどがありレールごと谷に押し流されてしまったのか、それとも②工事中のトラブルでレールを落下させてしまったのか、あるいは③工事の効率化の為?意図的にレールごと谷に遺棄したのか・・・今となっては真相はわかりません(多分、50年ぐらい昔のことと思われる)

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↑奥三河には宮内庁管轄の御料林があり、そこの木材を運搬することを目的に作られたこともあり田口線建設などには宮内庁からも資金が出ていたのだそうです。今回、軌道跡を探索中に見つけたもの。よく見ると「宮」の文字をデザイン化したもののように見えます。もしかしたら、これも宮内庁管轄の御料林境界などを示すものなのでしょうか。ただし、戦後、御料林は国有林になり林野庁の管轄になったそうです。これがもし宮内庁時代の物だとすると戦前の物なのでしょうか。

浜松市沿岸域防潮堤を西から走ってきたところ中田島砂丘を過ぎたところで馬込川に分断されてしまいました。

そこでいったん、遠州灘大橋に迂回、馬込川左岸(川の東側)に渡ったところで浜松市沿岸域防潮堤の続きを探しました。

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↑馬込川左岸の浜松市沿岸域防潮堤に登って西側を見たところ。正面の対岸に防潮堤のようなものが見えますが、これは違います。実際の防潮堤は、わかりにくいのですが画面の右手(草に覆われています)にあります。

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↑さあ、とわずかで天竜川までたどり着くはずです!

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↑ところが・・・天竜川の直前、浜松市沿岸域防潮堤は立ち入り禁止になっていました(泣)防潮堤の上は、しっかり箱型に柵で覆われており、さすがに突破する気にはなりませんでした()しかし、画像右手の方にはサイクリングロードか道路が伸びているようですが・・・

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↑こちらも通行止めでした。期間は「令和2831日まで」って今日は921日!とっくに終わってるんじゃないの?まあ、工事が延期になっているのでしょう。あと、ほんのわずかというところで浜松市沿岸域防潮堤、完全走破サイクリングは断念と言うことになりました。また、ここまで訪ねてくる理由が出来たということで?今日はここまで。引き返すことにします。

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↑浜松市沿岸域防潮堤の内陸側には(まるでゲーム画面のような?)綺麗なサイクリングロードが伸びています。マウンテンバイクで来ましたが往路にアップした未舗装路よりも、こちらの方がラクということで、こちらからスタート地点に戻ることにしました()

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↑スタート地点は西端(浜名湖今切口)(浜名大橋)からではなかったので最後に浜松市沿岸域防潮堤の西の端まで往復しました。走行距離、トータル38キロでした。

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↑浜名湖今切口にて漁船を眺めながら・・・満足感はあるものの、あとわずかで天竜川まで行けなかったのは少し悔しい。また近いうちに来るとは思うけど()でも最後の部分の立ち入り禁止がいつ解除になるのか?また恒久的に立ち入り禁止なら海岸側のサイクリングロードはいつ走行出来るようになるのか・・・

先日、浜松市沿岸域防潮堤をサイクリングした記事をアップしました。
前回のサイクリングの様子⇒ http://corsa2003.livedoor.blog/archives/7118583.html
浜松市沿岸域防潮堤⇒ https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kiki/disaster/bouchoutei/index.html
しかし、その時は小径自転車だったこともあって未舗装路に疲れてしまい西端(浜名湖今切口)(浜名大橋)から中田島砂丘を往復して終わりました。

でも、そうなると全線走破したくなるというもの、さっそく921日に後輩とマウンテンバイクで全線、17,5キロの完全走破?に挑みました。

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↑今回のスタート地点は今切口(浜名大橋)から少し東側の駐車場(防潮堤と浜名バイパスの間にある)に車を停めてスタートしました。これは防潮堤の壁面内側の様子・・・

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↑防潮堤の上に出ました。左手に見えるのが車を停めた駐車場、そのさらに左に浜名バイパスが走っています。まだ、この辺りは快適な舗装ですが歩行者も多いので注意が必要です。

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↑間もなく未舗装路に突入。マウンテンバイクですが少しでも走りやすい路肩を走行しています。ちなみに、これは私、コルサの画像、同行の後輩、K隊員の撮影()

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↑我ながら、なんかフォームが硬いよなぁ()腰痛のせいかなぁ(泣)

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↑青い海、青い空、(青い顔ではなくて)白い道。延々と続いています。これは振り返って走ってきた西側を見たところ。

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↑中田島砂丘に到着。画像に写るはK隊員。

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↑中田島砂丘の防潮堤から浜松市の市街地方面を見たところ。

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↑駐車場からの入り口には石碑もあります。

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↑中田島砂丘の一番賑わうところを通り抜けさらに東に向かいます。走っているところは砂丘ではなく防潮堤なので路面も固くしまっていてマウンテンバイクでも走行することが出来ます。

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↑東端から振り返った中田島砂丘の様子。

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↑中田島砂丘を過ぎると防潮堤は馬込川によって分断されてしまいます。防潮堤はと探すと真正面ではなく画像右手(南側)に見えています。 クリーンセンター?(煙突のある施設など)、公園などがある為、防潮堤は西側と比べてかなり南側に作られているようです。

そこで、ここはいったん一般道に出て馬込川を渡り対岸の防潮堤に登る道を探すことにします。

※つづく

東三河の多くの古墳を見学してきましたが・・・気になりながらも実態が良くわからない古墳が地元、豊橋にあります。書籍など見ていると、その古墳からは装飾付太刀、馬具、玉類、金メッキされた耳環などの優れた出土品が出たようです。それなのに出土品の画像は目にするものの古墳自体、墳丘の画像は見たことがありませんでした。その古墳は磯辺大塚古墳というのですが調べてみると開発により、すでに滅失してしまったようです。しかし、どこにあったかぐらいは知っておきたいと思い(また作られた地理的位置関係などを知りたいと)、その場所を探しに行くことにしました。調べてみると豊橋市王ヶ崎王郷と言うところにあったそうです(いかにも王?の墓にふさわしい地名?)

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↑資料を、あさり、だいたいの目星をつけて住宅地で痕跡を探していると・・・あっ、ありました。ちゃんと石碑が建っていました。それにしても集合住宅の駐車場と私道?とのわずかな隙間に(泣)

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↑石碑には磯辺大塚古墳「址」とあります。

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↑集合住宅駐車場側には説明板もありました。先にも書いた通り優れた副葬品が有った為、多くの古墳がある豊橋市の中でも重要な古墳として認識され石碑、説明板が建てられたのでしょう。しかし、少なくとも平成3年までは横穴式石室が存在していた重要な古墳も、その後、申し訳程度の痕跡を残すだけになってしまったのですね。

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↑奥行きは・・・6mぐらいでしょうか?

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↑石碑、周辺の石材は古墳の石室に使われていたものと説明板に書かれていました。「せめても」と言う気持ちも、よく、わかりますが・・・かえって、なにか物悲しくもあります。

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↑古墳周辺の様子。中央の電柱が石碑、案内板のある場所です。手前は阿弥陀寺と言うお寺の敷地でそれ以外は見てのとおり住宅地になっています。

以上が優れた出土品があり近年まで石室が存在したものの滅失してしまった磯辺大塚古墳の現状です。

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↑15日はK氏が仕事がお休みのようでサイクリングのお誘いがありデローザの滝ちゃんと私の3人で出かけることに。今回は「浜松市沿岸域防潮堤」をサイクリングする計画。自転車の縛りは・・・モールトン以外のミニベロと言うことで私はダホンで出かけました。

※浜松市沿岸域防潮堤

 ⇒ https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kiki/disaster/bouchoutei/index.html

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↑浜名湖と太平洋がつながる今切口からスタート。見てのとおり、ここが、とりあえず西の端。

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↑今切口から東を見たところ。左上の高架道路は国道1号線、浜名バイパスです。

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↑スタート直後は舗装されていて快適だったのですが2キロ少々?で未舗装路に。

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↑未舗装路としては奇麗?ですが・・・延々と続く()

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↑右手、私。左手はブロンプトンを駆るK氏。オレ、なんか背中から腕に力、入ってるよなぁ(笑)

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↑↑、↑天竜川までで18キロ弱と聞いていたので、当初は、そこまで走る予定でしたが小径車で砂利道と言うことで疲れてしまい・・・今回は中田島砂丘までとしました。

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↑サスペンションはないけれど太めのタイヤを履いたダホンは未舗装路を何とかこなしてくれました?()
次回はマウンテンバイクで天竜川まで走りたいものです。

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