コルサの毎日がヒルクライム

2020年10月

トレーニングに履いているミシュランタイヤが10月末に、走行5000キロを超えました。

 毎回書いていますが念の為。現在使用中のタイヤはショップの売れ残り品を使っているので前後別銘柄になっています。一本はミシュラン パワー オールシーズン25、もう一本はミシュラン パワーエンデュランス25です。エンデュランスは長期在庫品だったようで使い始めてすぐに全体にひび割れが発生してしまいました。

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↑↑、↑現在フロントに履いているのはミシュラン パワーエンデュランス25フロントでの使用3046キロ、後輪での使用2040キロ、総走行距離は5086キロになります。
懸念劣化によるひび割れ、摩耗もかなり進んできています。

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↑タイヤのひび割れは古いので、ある程度仕方がないと思いますがタイヤサイドの劣化が著しく不安にさせます・・・これはダートでも平気で走ってしまうのでタイヤのせいと言うよりも私の走り方に問題があるのでしょう()

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↑↑、↑現在リヤに履いているのはミシュラン オールシーズン25フロントでの使用2040キロ、後輪での使用3046キロ、総走行距離は5086キロになります。摩耗はそこそこ来ていますが、溝が、まだ残っていて、もう少し使えそうな様子です。

 

5000キロを超えたところで終了するつもりでしたが・・・フロントはともかくリヤに履いているミシュラン オールシーズン25の方は、まだ良い状態なので??このまま前後入れ替えもせずに使い続けることにしました。それでも、さすがに5500キロを超えたら終わりでしょうかねぇ。

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↑パンク修理の際、パッチをチューブに密着させる時に使うのが今回、ご紹介するパンク修理ローラーと呼ばれる工具です。
アマチュアではあまり使わない工具ですが・・・自転車屋さんのパンク修理には、かかせない?道具となっています。
また余談ですがモーターサイクルや自動車でもチューブ式タイヤを使っていれば、そのパンク修理に使われています。自動車のチューブともなるとパッチも大きくなるので今回の物よりローラーの幅が、ずっと広いものも使われています。

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↑↑、↑先端の様子。

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↑このようにパンク修理の際、パッチを密着させるのにパンク修理ローラーで、しっかり圧着するのです。
単純な工具ではありますがプロのパンク修理には、欠かせない?道具です。

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↑↑、↑皆さんは、こんな道具をご存知でしょうか?見たことがある方でも「靴屋の道具で自転車屋さんには関係ないだろう」と言われる方も多いかもしれません。でも以前は自転車競技者や本格的なサイクリストは、この道具にお世話になったのです。(今回は第一カテゴリーを自転車専用工具としたのは、そういった経緯です)
その使い方を見る前に本体の文字を見てみましょう。片面には「FUJI」、「TENGU」とありますね。横文字で書かれてはいますが、いかにも日本的な、これらの文字はメーカーあるいは、そのブランドと思われます。もう片面にある「
UNBREAKABLE」の文字は「壊れない」などと言う意味だそうです。「HANDY」の文字は、この道具が(靴屋さんでは)卓上台金と呼ばれる簡易的な?ものらしく、それを「HANDY」という風に表しているようです。

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↑使い方としては、このような向きにセットして・・・靴のサイズ、使いやすい位置によっては上下が逆になります。

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↑このように靴を載せて(被せて)使います。
80年代頃まではレーサーシューズの底は革で仕上げられていて、そこに金属、プラスチック、革などで作られたシュープレート(クリート)を釘で打ち付けていたのです。

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↑これはサイクリングシューズにアルミ製シュープレート(クリート)を仮置きしたところ。これから釘で打ち付けていきます。現在のレーサーシューズのように可動式のクリートを固定できるようには最初から作られておらず大変な作業をしないと競技用シューズや本格的サイクリングシューズは使えなかったのです。ただ、やっとのことで釘打ちして固定しても位置が気に食わなかったら、また釘を抜いて付け直さなければならず、とてもとても面倒だったんですね。

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↑↑、↑それを改善したのが、このシュープレート(クリート)。70年代のコルナゴシューズにつけられたシュープレート(クリート)は可動式になっています。
ちなみにシュープレート(クリート)のメーカーはコルナゴとは直接の関係はありません。たまたま、靴の持ち主が当時、選んでして取り付けたものです。

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↑しかし、そのベースは、しっかり釘で革底に打ち付けられているのです。

 

70年代中頃からデッド ピエトロ、シディ チタニウムなど可動式シュープレート(クリート)がネジ止めされ調整できるようなレーサーシューズが販売されるようになってきて釘打ちのシュープレート(クリート)は衰退していきました。それにともない今回、ご紹介した台金(卓上台金)も自転車屋さんでは使われなくなりホコリをかぶっていったのです。

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↑今回、ご紹介するのは自転車店さんの軒先でよく見る「パンク修理水槽」です。現在、うちに集まってきているのは、この4個です。
タイトル他の名称を「パンク修理水槽」としましたが友人に聞いてみると「(パンク修理用)水入れ」、「パンク修理桶」などと正式な呼び名がわかりません。 

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↑左の3個はロゴ(IRC TIRE、ツノダの自転車、ブリジストン)に違いはありますが同じ金型から出来ています。

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↑裏面を見てみると、SANKOSANVAT、14、「SANKO LIFE SERIES」このような文字が見えました。

メーカーは、こちらで間違いはないようです。

⇒ https://www.sanko-kk.co.jp/#1

この製品のメーカーでの正式な名称は・・・と探してみます。

ところが、探し方が悪いのか、まあ、三甲株式会社さんの製品は多岐にわたるようでHPでは探し出すことが出来ませんでした。

そこで「SANKO LIFE SERIES」で検索してみると、こちらのHPに行き当たりました。
⇒ http://shop.tairaml.net/index.php/m/product_detail?gf_mph=16563
SANKOSANVAT、14」の文字が該当することがわかります。多分、この製品で間違いないのでしょう。

残念ながら(自転車業界での)正式な名称は明記されていませんが、この製品自体が汎用品で自転車業界に使われる時は「パンク修理水槽」、「(パンク修理用)水入れ」、「パンク修理桶」などと様々な名称で呼ばれているのでしょう、

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↑比較的、浅いものの内寸幅が上部で40センチほどあるので空気の入った自転車用チューブを沈めてパンク箇所を探しやすいと思われます。

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↑幅、深さとも先の物よりあり、いかにもパンク修理用の水槽と言った形。これなら自転車だけではなくモーターサイクル用の少し太いチューブでもなんとかなりそうな気がします。

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↑↑、↑廃業した自転車屋さんからいただいてきたヴィンテージ振れ取り台(自転車、オートバイの車輪の「振れ」を取る道具)

ショップさんも新しい振れ取り台を使うようになり長年、倉庫に放置されていたため、ホコリとサビですごいことになっていました。これを見ると・・・誰ももらっていって使おうと思わなかったことも納得できます?()
でもタイトルには「レストア」と書きましたが少し大袈裟過ぎたかな・・・せいぜい「クリーニング」程度でしょうか()

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↑台座の部分には文字があるようですが、ホコリが厚く積もって、とても判読できません。

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↑しかし、長年、積もったホコリをブラシで丹念に落としサビを、かき落とすと、本体部のペイントは残っていて、こんなに綺麗?になりました。
当初はサンドブラストでもかけて再塗装になるかと思いましたが、このままの方が「いい味」でしょうか?(笑)

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↑固着していた各部にも注油していくと問題なく稼動するようになりました。分解して真鍮ブラシでサビを落としネジ部にグリスを塗っておきます。

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↑日本では振れ取り台と言いますが英語ではADJUSTING STANDと言うようです。

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↑↑↑、↑↑、↑台座の部分には・・・

■■■■ MACHINE AND TOOL M.F.G.COMPANY L.T.D. NAGOYA JAPAN

の文字がありました。
■■■■の部分には、もともと文字があったようですが後につぶされているようです。
かつて大量に輸出されていた自転車と同じように、こういった工具類も外国に輸出されていたのかもしれませんね。

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