前回の東京国立博物館の記事の最後に「一日中、大行列(約60分待ち)で
見るのをあきらめかけていましたが閉館時間間際の最後のチャンスに
賭けてみます」と書いたのは・・・

この日、東京国立博物館では「即位礼正殿の儀に使われた高御座と御帳台」
が展示されていたのです。(展示は1月19日まで)

朝から長い行列で、あきらめていたのですが閉館間近には行列はほとんど
なくなっていました。
「もう並んでもダメですと言われてしまうのだろうか」と迷いましたが
ダメもとで見学通路に行ってみることに。
すると閉館時間まで残り時間わずかで片付けも始まっているのに係りの方は
「今なら待ち時間0分です」と誘導してくれるではありませんか!

と言うことで滑り込みで高御座と御帳台を見学することが出来ました。

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↑即位礼正殿の儀に使われた高御座と御帳台(たかみくらとみちょうだい)

高御座は天皇の即位の儀式に御座として用いられるもの。

現在の高御座と御帳台は大正天皇即位に際して製作されたものとのこと。

普段は京都の紫宸殿に置かれているそうですが今回、皇居の宮殿にて
用いられました。

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↑高御座と御帳台の背面。

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↑即位礼正殿の儀における衣装の展示もありました。

画像左が「束帯(文官)」、右が「五衣・唐衣・裳(女官)」

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↑画像左が「束帯(武官)威儀の者」、右が「束帯(文官)威儀物捧持者」

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↑「束帯(武官)威儀の者」

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↑「特別公開 高御座と御帳台」を見学し終わると閉館時間の17時を
過ぎていました。

「特別展 人、神、自然」 「ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が
語る古代世界」はとても素晴らしかったし滑り込みで
「特別公開 高御座と御帳台」も見学出来たし、もちろん、通常展示も
素晴らしく興味深い物ばかりでした。

手術や治療での体力低下もあり迷っていましたが思い切って東京見学?
に来て、とても良かったと思いました。

こんな機会を作ってくれた弟子に本当に感謝です。